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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
131:
愛◆hsF3gEfPG6
「えっ、まぁくんが?『今から原付で迎えに行くから、舌打ちしたら出てきてな!じゃあ!』
福島は強引にそう言って電話を切ってしまった。プーップーッという音を少し聞いてから受話器を戻して、まぁくんにメッセージを送ろうとしたけど、今から会うならいちいちメッセージ送る必要もないかな、って思ったのでそのまま、メッセージを送らず自分の部屋に行く。
もしかして、リサが福島と遊んでいて福島がまぁくんを呼び出していたとかかなぁ? 今からまぁくんに会えるんやぁ……あぁ……めっちゃ嬉しいかも!2008-01-06 04:30:00 -
132:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は、すっかりウキウキしてしまい服を着替えて髪を手でといてから、唇にリップをぬった。 夜中に家出るのがなんだか久々に感じるやぁ!
15分くらいしてから、窓の外から舌打ちが聞こえ、愛はタバコだけを持って、ベルは部屋に置いたまま玄関からサンダルをこっそり持ち、裏口から出て福島の居る場所まで行くと、車さえ通らない静かな道路に福島がいた。
愛「びっくりしたわぁ(笑)久々やん?」愛は原付の後ろにまたがると福島が愛の顔を見て、にっこり笑う。 福島「久々やなぁ!んじゃ行くで!」
原付は静かな住宅街を、ブィーンとやかましく響かせながら走っていくんだ。長い髪が風になびき、心地良い。2008-01-06 04:38:00 -
133:
愛◆hsF3gEfPG6
まさか福島の後ろに乗る事になるなんて、想像すらできなかった出来事やなぁ。福島の背中を見ながらそんな事を考えていた。
なんにも疑う事なく、ただそんな事を考えていたんだ…
原付は、地元をぐんぐん離れ愛の家からだいぶ離れた所にあるマンションの下で停まった。2008-01-06 04:41:00 -
134:
愛◆hsF3gEfPG6
愛が降りると、福島はエンジンを切り、虫の鳴き声が辺りを包む。 ってか、こんな場所にまぁくん居るん??? 愛は、一人でキョロキョロしていると、原付を停めた福島がてくてくとマンションに向かって歩いていく。 愛は、その後を小走りで追いかけた。
愛「なぁ福島?ここどこなん?」先を歩く福島の背中を見ながら問い掛けるけど、福島が立ち止まる事も振り向く事もなく、黙ったままある部屋のドアの前で、いきなり立ち止まり、ゆっくりとドアを開けて、愛を先に入れた。2008-01-06 04:47:00 -
135:
愛◆hsF3gEfPG6
小さな玄関には、男性の靴が二足と、女性のサンダルが二足視界に入り、愛は後ろに居る福島を振り返って見上げると、福島はドアを閉め鍵をかけて愛を見た。
だって…まぁくんが履くような靴じゃなかったんだ。 福島「入って」福島が愛の背中を押したから愛のサンダルは脱げてしまい勢いよく福島に背中を押されて、部屋のドアが開き大音量で流れる曲と、部屋でビールを飲みながら勢いよく部屋に入ってきた愛を見る四人が視界に飛び込んできて、愛は固まった。2008-01-06 04:52:00 -
136:
愛◆hsF3gEfPG6
だって…まぁくんなんかじゃない、知らない男が二人と 愛を睨み付けるユキとアミが六畳程の部屋にいたから…
バタン!
部屋のドアが福島によって閉められ、愛は勢いよく振り返り福島を見ると福島は冷めた目で愛を見る。2008-01-06 04:55:00 -
137:
愛◆hsF3gEfPG6
福島とアミとユキって知り合いだったの…?!頭ん中がこんがらがる。
はめられた
そう思ったと同時に、激痛が背中に走り愛はドアにぶつかり一瞬息が出来なくなりうずくまる。 背中を蹴ったのは、怒鳴りながら蹴ったのはユキだ。
ユキは愛の髪を鷲掴みにして、そのまま殴ったり蹴ったりしはじめた。愛が抵抗しようとすると、アミも愛を殴る。
愛「やめてや!!」愛がそう声をあげると、ユキが愛の仰向けになった上に馬乗りになり 「けじめつけんかいや?!」そう怒鳴りながら、愛を更に殴りつづけアミが缶にまだ入ってるビールを愛にかけてきた。
あぁ、これはアツシを裏切ったからだ。。2008-01-06 05:04:00 -
138:
愛◆hsF3gEfPG6
アミ「お前さぁ、連れにも裏切られてあほやなぁ(笑)」 アミが嘲笑いながら愛に話し、愛は抵抗する事も出来ないまま二人に殴られ続けた。
でも、父さんに日頃から殴られていたからか、痛いとかはあまり思わなかったし、早く終われって考えていた。2008-01-06 05:07:00 -
139:
名無しさん
読んでます?がんばってください?
2008-01-06 05:53:00 -
140:
愛◆hsF3gEfPG6
ユキとアミに散々殴られて、意識がふわふわしてる中で、ぼんやりとアミとユキが何かを言い残し、部屋を出ていくのだけが分かった。
部屋に鳴り響く大音量が、床を伝い振動と共に体に伝わる。。 まるで、叫んでも無駄だよと言われてるみたい… 愛はゆっくり体を起こすと、アミにかけられたビールの滴がポタリポタリと肩や体に落ちていく。
愛は、ただその場で呆然としていると福島が愛の前までゆっくりと歩いてきて立ち止まり、愛の前にしゃがむと同時に、いきなり愛を抱き締めてきた。2008-01-06 06:16:00