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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 161:

    愛◆hsF3gEfPG6

    大丈夫……大丈夫だ……拳を握りしめ、強い日ざしの下でもわもわとアスファルトから伝わる温度を感じながら、愛は一歩…また一歩足を進めていく。                             
    恐がりたくなんてないよ…過ぎた事にしたい。そんなに愛は弱くなんてないよね?大丈夫だよね?                            
    歩きながら愛は自分にそんな事を言い聞かせているのに、体は原付の音に怯えている。。

    2008-01-07 04:08:00
  • 162:

    愛◆hsF3gEfPG6

    つい数年前まで歩いていた中学までの道。 懐かしいような、懐かしくないようなそんな道。 セミの声が暑さをよけい増すような気分。                      
    愛は、ただ道を歩いている男の人を見るだけで気分が悪くなっていた。息が詰まるような感覚にさえなりはじめた……

    2008-01-07 04:11:00
  • 163:

    愛◆hsF3gEfPG6

    学校まであと少し…細い坂道を上り砂利道を過ぎるとグランドが見えるんだ。。 坂道と砂利道の間にあるトンネルが見えた所で、向こうから一台の原付がこちらに向かって走ってくる。                         
    原付がトンネルに入った時、エンジン音がトンネルの中を響かせ、愛はうずくまってしまった。                 
    体がカタカタと震える……近づいてくる音が、頭ん中で夜中の光景と重なって頭からかき消す事ができない。

    2008-01-07 04:16:00
  • 164:

    愛◆hsF3gEfPG6

    それと同時に幼い時の光景が、次々と頭ん中でモノクロの映像になって流れていく……父さんがお母さんの髪を掴み引きずり回して、馬乗りになりお母さんの首を絞める映像……割れたガラスや食器が散らばる映像……お母さんが泣き叫ぶ映像……お母さんが出ていった時の映像……                             
    次々とすごい早さで流れていく……                                 
    ドクン・・・ドクン・・・ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン

    2008-01-07 04:22:00
  • 165:

    愛◆hsF3gEfPG6

                             
    「愛っぺ?!」                              
    声がして、愛は我に返った。。。熱いアスファルトの上にうずくまってしまっていたみたいで、愛はびっくりしたまま声のする方に視線を向けると、視線の先に原付にまたがり愛を見下ろすまぁくんがいた。

    2008-01-07 04:25:00
  • 166:

    愛◆hsF3gEfPG6

    まぁくんは制服姿でヘルメットもかぶってないままで、愛をびっくりした目で見ている。                    
    ポタッ……まぁくんの姿を見て涙が溢れ、次々と落ちていく。。  誠「何?!どっどないしてん?!」まぁくんは、原付を停め愛の元へ駆け寄り愛の顔を覗き込み、愛を抱き締めたんだ。

    2008-01-07 04:30:00
  • 167:

    愛◆hsF3gEfPG6

    まぁくんの、匂いと温度が愛を包み込み、愛はその場でまぁくんにしがみつきながら、泣き叫んでいた。。                         
    まぁくんにすがるように、ただ泣き叫んだんだ。。                           
    まぁくんは、現状が把握できないはずなのに、何も聞く事もなく、ただ愛を抱き締めながら背中をトントンと優しく叩いてくれていた。

    2008-01-07 04:33:00
  • 168:

    愛◆hsF3gEfPG6

                                        
    誠「これ飲み」まぁくんから手渡されたジュースを受け取り、愛は泣きすぎて真っ赤になった目でまぁくんを見ると、まぁくんは何も言わず愛の隣に座った。                          
    まぁくんは愛を原付の後ろに乗せ、自分の家に連れてきて、部屋へとたどり着いていた。                                
    原付に乗ってる時に、気分が悪くなったけど、まぁくんの背中に頭をくっつけて、流れる風と共に漂うまぁくんの匂いに少し安心したんだ。

    2008-01-07 13:12:00
  • 169:

    愛◆hsF3gEfPG6

    何も知らないのに、まぁくんは愛に何があったのか聞こうともせず、ただ隣でタバコを吸っている。                            
    まぁくんには、夜中の出来事を言ってはいけない……傷つけてはいけない……                                     
    誠「落ち着いた??」愛の顔を覗き込み、心配そうに微笑むまぁくん。愛は、その顔を見てうなずくと、頭をポンッと叩きまぁくんは、部屋の壁に立て掛けているギターを持ち上げ、愛の隣でギターを弾きながら歌いはじめた。

    2008-01-07 13:18:00
  • 170:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ――ねぇまぁくん?――                          
    今でもね……愛はこの時の歌大好きだよ……                            
    どんな言葉をもらうよりも、あったかくて愛しくて                          
    まだ15歳のまぁくんの精一杯の優しさだったなんてあの頃気付きもしなかったよ……

    2008-01-07 13:25:00
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