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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 21:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛「なんでバス停?どこ行くん?」バス停には学生がすでにバスを待つために並んでいる。  6月の天気は、梅雨なので曇り空ぽたぽた雨も降っていて空はまだ夕方前なのにどんよりと薄暗い。         
    アツシ「今日、俺の家行かへん?」アツシは、愛の顔をじっと見てそう言ったんだ。愛はその言葉を聞き少し驚いた。 でも、断る理由も見つからなくてうなずいたんだ。

    2007-12-20 04:16:00
  • 22:

    愛◆hsF3gEfPG6

    バスがやってきて、二人で一番後ろの席に座りアツシと手を握ったまま妙な空気が二人を包むのが分かる。 なんとなく、もうそろそろかなぁとは感じていたけど、それが今日だとは…どうしよう…やっぱり…断るべきかな…心の準備もできてないよ…                    
    いつもなら、話し掛けてくれるアツシも、静かで会話もなんだかぎこちなくて、バスに揺られながらどんどんアツシの家へと近づく中、愛は逃げ出したい気持ちが体全部を包んでいく感覚になったんだ。

    2007-12-20 04:22:00
  • 23:

    愛◆hsF3gEfPG6

    頭の中は初体験という言葉で埋め尽くされ、雑誌の特集を思い出していた。 初体験は16才が一番グラフで多かったよね…愛は16才だ…  痛いんだよね…確か…血とか出るって書いてあった…  考えれば考える程どんどん怖くなり緊張する。。          
    そう考えていた時、バスがアツシの家の近くのバス停に停まりアツシと二人でバスから降りて、アツシは愛の手を握ったまま歩いたんだ。

    2007-12-20 04:27:00
  • 24:

    愛◆hsF3gEfPG6

    さっき降っていたはずの雨は止んでいて、けれどまだどんよりと曇っている空。今の心境とリンクするなぁ。  愛は、ドキドキと不安が交ざったままアツシに手を引かれ歩いてアツシの家に到着した。                     
    アツシがポケットから鍵を取出し、ドアを開け家の中に入りドアを締め鍵をガチャンとかけた。 愛「誰もおらんの?」アツシ「今日、誰もおらんねん」 そう言って靴を脱ぐと愛の手をぐいっと引っ張り、愛はアツシの力の勢いで靴を脱ぎ、靴を揃える暇なく階段を駆け上った。

    2007-12-20 04:32:00
  • 25:

    愛◆hsF3gEfPG6

    階段を一段上がる度に心臓がはち切れそうになり、アツシの手を力ずくで振りほどき、ここから逃げ出したくなる。。  どうしよう…どうしよう!!!                 
    そう思いながらも、アツシの部屋に二人で入り、アツシがドアを閉めると同時に愛を勢いよく抱きしめ、愛のカバンが腕からずり落ち、その音と同時に愛はアツシの体をぐいっと引き離していた。

    2007-12-20 04:36:00
  • 26:

    愛◆hsF3gEfPG6

                            
    びっくりした顔で愛を見るアツシ。                                  
    びっくりした顔でアツシを見る愛。                      
    しんとした部屋。嫌な沈黙。愛は手を胸に当てたままうつむいたままその場に立っていた。心臓がドキドキしていて、鼓動の音が静まり返った部屋に聞こえてしまうんじゃないかってくらい…

    2007-12-20 04:40:00
  • 27:

    愛◆hsF3gEfPG6

    アツシは、ゆっくりその場に座りテーブルに置いてある灰皿を取り足元に置くとポケットからタバコを取出し火をつけて、煙をふーっと吐き出し煙が愛のスカートにかかり、もわもわと泳いでいる。                     
    アツシ「タバコ吸えば?」アツシは、それだけ言うと愛はうなずきアツシの隣にちょこんと座り胸ポケからタバコを取り出すと、さっき抱き締められた時の力によってすこし崩れた形のタバコから一本タバコを取出し、ライターで火をつけ 煙を吸い込み吐き出した。セブンスターの煙がゆらゆらとアツシの吐き出した煙と交じりゆっくりと宙を泳いでる。

    2007-12-20 04:46:00
  • 28:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛「…何?」                                           
    アツシ「俺の事好き?」                                       
    そう言って、ゆっくり愛に視線を向けてじっと愛の目を見るアツシ。 愛はとっさに、視線をそらしてしまった…   だって…アツシからそんな質問されたのは初めてで…しかも、愛はアツシを好きなわけではない。好きなんかじゃ………ないんだ…………                                
    愛「…うん…好きやで?」愛はうつむいたまま、ぽつりとそう言って、ゆっくりとアツシを見る。

    2007-12-20 05:03:00
  • 29:

    愛◆hsF3gEfPG6

    本当の気持ちとか、付き合った理由をアツシには言えるわけなんてないよ…                            
    愛がアツシを見た時―                           
    アツシがいきなり愛を床に押し倒し、愛の上にかぶさり激しくキスをしてきた。あきらかにいつもとは違う激しいキス。 ひんやりとしたフローリングの床の感触がやけに気持ち悪い。 「んっ…」 愛の口の中に、アツシの舌が入ってきて無理やり愛の舌にアツシの舌が絡まり、アツシのタバコの味が唾液に交じり愛の喉の中を、すーっと流れていくのがわかった。

    2007-12-20 05:08:00
  • 30:

    愛◆hsF3gEfPG6

    気持ち……悪い……気持ち悪い。。。生ぬるい温度の唾液、両手はアツシの片手によってつかまれ、動かすことができず、愛は見開いていた目をぎゅっとつむっていた。 男の人の力の強さにかなわない事を愛はよく知ってる。                    
    愛の父さんは愛をよく殴るから、愛は男の人の力の強さを嫌でも知っているんだ。だから抵抗はしない。。けど……嫌だ………怖いよ……やだ………                             
    アツシは、自由な片手で愛のブラウスのボタンを慣れた手付きで器用にはずしていき、唇を愛の唇からずらし、首へと移動させ愛の腕から手をはなし愛の体にどんどん触れていくんだ。

    2007-12-20 05:13:00
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