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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 201:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ベルにメッセージが朝早く届いたんだ。 用事があるから、昼過ぎに家来てって……だから今日はいつもより二時間も遅くなっちゃうんだよね会うのが。。 だから早く会いたい!今日は絶対ビクビクしないでまぁくんに甘えたいよ。。                           
    通り過ぎる車や、道を歩いてる人を追い抜かしいつもよりも短い時間で、まぁくんの家へと続く道にたどり着いた。。ここを曲がればまぁくんの家へと一直線なんだ。                                 
    そして、その道を曲がったと同時に、まぁくんの家から女の子が出てくるのが見えた。。まだ距離があるけど、小さく見えた。

    2008-01-15 04:29:00
  • 202:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ………誰?あの子……どんどんこちらに向かって歩いてくる女の子。近づく度に姿がはっきり見えてくるんだ。 愛は、足をゆっくり一歩進める度に鼓動の音が大きくなる感覚に襲われた。。                                   
    肌が白くて華奢で脱色した髪は傷む事なく、風がふくとふわりとなびいていて、美人。年はまぁくんと同じ年くらいに見える。。愛は、視力がよくてまだ女の子とは距離があるけどよく見えた。                     
    女の子が、少し離れた所にいる愛に気付き目があったのが分かったその時――

    2008-01-15 05:05:00
  • 203:

    愛◆hsF3gEfPG6

    家から飛び出してきたまぁくんの姿が見え、愛はびっくりして進めていた足を止めた。 ・・・どくん・・・どくん・・・胸が痛い。。。                                  
    足音が聞こえ、女の子が足を止めてゆっくり振り返る。愛はそれを見ると同時に愛が立っているすぐ横に建つマンションの駐車場に駆け込んでいた。

    2008-01-15 05:11:00
  • 204:

    愛◆hsF3gEfPG6

    駐車場の壁に背中をぺたりと着け、両手で口を押さえ現状が把握できないで、まばたきさえするのを忘れてしまっていた。  駐車場は薄暗く、少しひんやりとしている。                                
    ・・・どくんどくん・・どくん・・・胸がしめつけられたみたいにやたら痛い。。 とっさに隠れてしまった。。。隠れる必要なんてないはずなのに、なんで隠れてるんやろ・・・                           
    息がしにくい感覚がまるで愛の感情を煽るように、襲ってきて愛はその場にぺたりと崩れ落ち、まぶたを閉じる。

    2008-01-15 05:18:00
  • 205:

    愛◆hsF3gEfPG6

    あの子と、まぁくんの元へ今すぐにでも行きたいのに……体が動かない。 立ち上がって走っていきたいのに、立ち上がることさえできない。。。                              
    見たくない。。怖い。。。もし……抱き合ってたら……愛……そんなの見たくない見たくないよ……                           
    どくん……どくん…………落ち着きたいのに、落ち着かない鼓動。立ち上がることさえできない体。。。                          
    友達なわけないもん……それくらい分かるもん………

    2008-01-15 05:24:00
  • 206:

    愛◆hsF3gEfPG6

                             
    「愛っぺ?!」いきなり声が聞こえ、愛はゆっくり視線を向けるとそこに、びっくりした顔でこちらを見る、まぁくんの姿が見えた。                        
    愛は、ゆっくり立ち上がりまぁくんを見る。 まぁくんは1人。さっきの女の子は、見当たらない。。                          
    誠「何やっとん?!こんな所で「彼女おったんやね 」 まぁくんの話しを最後まで聞かずに愛は、そう言っていた。。

    2008-01-15 05:33:00
  • 207:

    名無しさん

    おもろい

    2008-01-17 12:02:00
  • 208:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-17 19:52:00
  • 209:

    愛◆hsF3gEfPG6

    震える声。今にも心臓が口から飛び出してしまいそうなくらいドキドキする。 駐車場は少し薄暗く、まぁくんの驚く顔を座ったまま見上げながら愛は、問い掛けた。                                 
    誠「…別れた女…」少し気まずそうに答える。外のセミの声がうざったいくらい小さな声で。                              
    なんで前の女がまぁくんの家から出てくんの…?愛と会う時間ずらしてまで、会わなきゃならないの?!なんで前の女を家にあげてんの?!                      
    愛の頭ん中で、ぐるぐると回るあらゆる疑問。

    2008-01-18 02:25:00
  • 210:

    愛◆hsF3gEfPG6

    暑いのに、なぜかとても寒い。。  愛「何で別れた彼女がまぁくんの家にあがるん?!二人きりで何しとったん?!」駐車場に悲しく響く愛の怒鳴り声。  まぁくんは、その時とても悲しそうな顔をしたんだ。                        
    誠「別れ話ししとった…」 愛「は?別れた彼女になんで別れ話しする必要があるん?!」                               
    息が詰まるような感覚を必死にかき消すように、問い詰める愛。 立ち上がりたいのに動けないまま、まぁくんをにらんでいた。 愛は、まぁくんに一秒でも早く会いたくて、走ってきた事を悔やんだ。                              
    「なんなんその子?!」違う声がセミの声に交じり、まぁくんのちょうど後ろにさっきの女の子が姿を現した。

    2008-01-18 02:33:00
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