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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
293:
愛◆hsF3gEfPG6
そう言われて、その夜愛は自分の部屋の机の引き出しに入れた。アドレス帳やスケジュール帳が入ってある引き出し。 まだまぁくんしか書いてないアドレス帳。まぁくんに書いてもらったアドレス帳。 そこに、まだアルバムにはってない写真が何枚もあり、愛は妊娠検査薬を直す時に写真を取り出して、アルバムを本棚から取り出して、ペタペタと貼った。
アルバムを見るだけで、嬉しくなるね……クリスマスのページには、シールとかたくさん貼ったりしたいなぁ。。。正月は一緒に初詣に行って…卒業式の写真とかいーっぱい撮ろ!
で、いつか懐かしく二人で見る日がくるんだねぇ……2008-01-20 21:57:00 -
294:
愛◆hsF3gEfPG6
それから数日後の出来事だった。 朝いつものように目覚めると、ベルにはまぁくんのメッセージが届いてなくて、愛はまぁあんまり深く考えずに制服に着替えて、一階に降りると母さんが愛を呼び出した。
母「今日は学校休みなさい」冷静な顔して話す母さん。愛は理解できなくて、母さんの顔を見る。 愛「は?なんで?」母「産婦人科に行くから」
―――?!――――産婦人科?なんで? 愛「なんで?なんでなん?」母「妊娠してるんでしょ?」母さんのその言葉に愛は固まる。……何言ってるの?……妊娠なんて……………あっ!2008-01-20 22:03:00 -
295:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は急いで階段を駆け上り、自分の部屋の引き出しを勢いよくあける。 あったはずの検査薬が見当たらない。それどころかアドレス帳まで。。
……勝手に触ったんだ……
愛はむかついて、また階段を駆け降りて母さんの前に立つ。母さんは冷静な顔で弁当にふたをしていた。2008-01-20 22:06:00 -
296:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「勝手に触ったやろ?!返してや!」母「触られて困るような物でもあるわけ?」母さんは、笑いながら愛にむかってそんな言葉をぶつけてきた。
愛「アドレス帳は?検査薬は?」母「お父さんが持ってるわよ?妊娠なんて勘弁してよ?友子に迷惑かかるでしょ?」また姉ちゃんの名前を出す母さん。いちいちイライラする…
愛「妊娠なんかしてへんし!」母「ちゃんと堕ろすのよ?迷惑やからね?生むとか言わないでね?」2008-01-20 22:13:00 -
297:
愛◆hsF3gEfPG6
迷惑?……何が?……なんでこんな女にいちいち指図されやなあかんねん! 愛はむかついて、言い返す気にもなれなくて、リビングを出ようとした時
「今、お父さんが誠くんに会ってるから、一緒に産婦人科に行くからね?」
その言葉を聞き、愛は動けなくなったんだ。ゆっくり振り向くと、母さんは何事もないように朝ごはんの支度をしていた。2008-01-20 22:18:00 -
298:
愛◆hsF3gEfPG6
愛が逃げないように、まぁくんを連れてくるんや……とっさに浮かぶその言葉。 一時間くらいしてから、まぁくんがお父さんに連れられ、家にやってきた。
愛は部屋で、ぼーっとしてるとまぁくんが部屋に入ってきて愛を抱き締めたんだ。 愛「ばりムカつくわ!あの女!愛妊娠なんかしてへん!」 誠「愛っぺ!落ち着き!な?」 愛「もう出ていく!こんな家いらん!」 まぁくんの腕の中で怒鳴る愛。まぁくんは聞こえないように愛を抱き締めたんだ。2008-01-20 22:24:00 -
299:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「おっちゃんな、愛っぺの事ちゃんと考えてんで?な?」愛「どこがよ?!」誠「それは言えないけど、愛っぺは愛されてるから……な?産婦人科行こうや、妊娠してへんねんから、大丈夫やから…」愛「いやや!行きたくない!出てく!今すぐこっから出ていく!」 愛が怒鳴ってると、お父さんがいきなりずかずかと部屋に入ってきて、愛の髪を鷲掴みにしてぐいっと引っ張った。
誠「やめてください!」まぁくんが間に入り、お父さんが愛の髪を放した。 お父さん「どきなさい!」誠「暴力はやめてください!」愛の前に立つまぁくんは、まったく動かない。2008-01-20 22:31:00 -
300:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「愛さんは、理解できる人です!いえばちゃんと理解する子ですよ?もっと信じてあげてください!」 愛は、その言葉を聞き唇を噛み締めた。父さんなんかに涙を見せたくない。。
父さんは、まぁくんからそう言われため息をこぼし「産婦人科に行くから早く降りてきなさい」そう言ったんだ。 愛「妊娠してへんのに、なんで行かないとあかんの?」愛が小さい声でそう言っても父さんが耳を傾ける事はなかった。2008-01-20 22:35:00 -
301:
愛◆hsF3gEfPG6
まぁくんから説得され、愛はしぶしぶ車に乗り四人で産婦人科に向かった。もちろん妊娠なんてしていなくて、愛の最近の体調不慮は愛の年頃ならたまにある事らしい。
車で、家に帰るとまぁくんが父さんに愛と話したいと言い、何故か父さんは言い返す事もなくうなずいたんだ。何かがおかしい……車の中から、まぁくんはやけに暗いし。。2008-01-20 22:39:00 -
302:
愛◆hsF3gEfPG6
昼前に二人で手をつなぎながら歩く。いつもまぁくんが送ってくれる道をてくてくと歩き、まぁくんの家を通り越し、まぁくんは黙ったまま歩いていくんだ。
空はどんより曇り、灰色の重たい雲が向こうからじわじわと近づいてくるようだ。。なんだか気味悪い空。。。 「まぁくん?どこ行くん?」まぁくんの顔を覗き込むと、まぁくんは愛に目を合わすことなく「公園やで?」それだけ言って、愛の手を握ったまま歩くんだ。2008-01-20 22:44:00