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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 313:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ピカッ!!!   視界に映る景色がフラッシュみたいにいきなり光り、愛はびっくりして肩をあげた。 空を見上げると、さっきまで離れた場所にあったどす黒い雲が頭上に広がっていたんだ。。 雷雲。。。                                     
    びっくりしすぎて、目をそらしちゃったね………                          
    足音が耳に飛び込んでくると同時に、まぁくんが勢い良く愛に抱きついてきたのでそのまま愛とまぁくんは倒れてしまった。

    2008-01-21 00:47:00
  • 314:

    愛◆hsF3gEfPG6

    まぁくんが、倒れる時愛の下になってくれたので、愛は全く痛くなくてびっくりしすぎて二人でケラケラ笑ったんだ。                   
    まぁくんが体を起こし、愛はまぁくんに抱きつくと、まぁくんが愛を抱き締めかえしてくれなくて、愛は変に思い顔をまぁくんから離して、顔を見るとなぜかまぁくんは悲しそうな顔をしていた。

    2008-01-21 00:51:00
  • 315:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ピカッ!!ゴロゴロ!!! 愛がまぁくんに何か話そうとした時、ものすごい勢いで辺りが光り、それと同時に低い音で雷が鳴り響いたんだ。 愛はびっくりして、まぁくんに抱きついていた。                                 
    ひんやりと冷たい風が吹いて、まぁくんの匂いが愛を包むけど、まぁくんは愛を抱き締めなかった。                           
    ………ポツッ。。ポツッ……手や、頬に雨の滴かこぼれ弾ける。愛は、ゆっくりまぁくんから体を離して空を見上げると雨の滴がいくつも降ってきてる。

    2008-01-21 01:49:00
  • 316:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「まぁくん…大雨ふりそうやで…」愛がそう言いながらまぁくんに視線を向けると、まぁくんは真顔で愛にこう言ったんだ。                                                    
    「しばらく距離おこう…」                                                
    ………ドーン!!………物凄い雷の音が響き、愛はそれに驚く事さえしないくらい、まぁくんの言葉に驚いたんだ。。

    2008-01-21 01:54:00
  • 317:

    愛◆hsF3gEfPG6

    DEAR                                  
    あの頃……君の優しさに気付いていたのなら…もっと違う未来が見えたのかな…                                    
    あの頃…たった15才の君の精一杯の優しさに気付いていたのなら、きっと君は今もそばにいたよね……                                      
    どんな事があっても、君を信じればよかった……………

    2008-01-21 01:59:00
  • 318:

    愛◆hsF3gEfPG6

    9話 距離

    2008-01-21 02:03:00
  • 319:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ポツポツと降っていた雨は、次第に勢いを増して降り始め、愛とまぁくんはずぶ濡れになっている。                           
    愛「…な…なんで?…なんでそんな事言うん?」まぁくんに言葉をぶつける。。まぁくんは、目をそらすことなくただ愛を見ている。 誠「距離おこう」愛「距離って?!どれくらい?!」焦って聞き返す愛。  誠「4月まで……」まぁくんから言われた言葉に戸惑う。。                                  
    …意味分かんない…なんで?愛なんにもしてへんよ……? 愛「あと5ヶ月くらいあるやん……なんで??愛なんか嫌われるような事した?!」

    2008-01-21 02:14:00
  • 320:

    愛◆hsF3gEfPG6

    頭を左右に振るまぁくん。 愛「他に好きな子でもできたん?!」 誠「おらん」 愛「妊娠してへんかったから?」 誠「そうじゃない」                                             
    じゃあ……なんで……                                      
    愛「まぁくんなんで?!なんでなん?!愛4月までなんて待てへん!いややぁぁ!」雨に濡れた手で、まぁくんの服を掴んで、ぐいぐい引っ張るけど、まぁくんは愛から目をそらさずに愛を見ていたんだ。

    2008-01-21 02:19:00
  • 321:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛は頭を左右に何度も振りながら、ただただ、駄々っ子みたいに いやだ と叫んでいたんだ。 どんなに言葉をぶつけても、まぁくんは愛を抱き締めてくれる事も、頭をぽんっと叩いてくれる事さえもなく、ただ降りしきる雨がどんどん強くなるばかり。。                                        
    愛は、ゆっくりまぁくんの目を見ると、まぁくんはまるで泣いてるように見えたんだ。 でも、まぁくんの顔は決意したようなそんな顔で、何を言っても無駄な気がした。。

    2008-01-21 02:24:00
  • 322:

    愛◆hsF3gEfPG6

    まぁくんは、愛の手を自分の服から放すと唇を噛み締めて一瞬下を見てから、体をくるっと愛とは逆に向けて、ゆっくり歩きだした。                        
    …………その光景と交わるように、鍵をかけたはずの過去が甦る。。小学生の愛。日曜日に兄弟三人でリビングでトランプをしていると、玄関の方で物音がして愛はトランプを床に置き玄関に行ったんだ。

    2008-01-21 02:28:00
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