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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 331:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛が何したっていうの?愛なんにもしてないよ……愛を引き離すための優しさだとしたら……別れる為の嘘なら……いっそのこと、嫌いって言ってくれればいい。。愛それなら………きっと…………………                            
    そう考えて出てくる答えは、行き場をなくした愛のまぁくんへの愛情だけだった。  嫌いだと言われても愛はまぁくんの事嫌いになんてなれへん。。。                           
    だって……そうやんか……これ以上にないくらい、めちゃめちゃ好きなんやんか………無理やわ………そんなん………無理やわ

    2008-01-21 10:22:00
  • 332:

    愛◆hsF3gEfPG6

    季節はすっかりジャンバーやコートがなくてはブルブルと震えるくらい寒くなりはじめ、学校や街ではクリスマスの雰囲気がでてきはじめたんだ。  もうすぐ12月。                      
    キーンコーンカーンコーン チャイムがなりみんなが教室から出ていく。。 「愛〜」廊下から呼び出したのは、リサ。愛はカバンを持ちリサの所へ駆け寄り一緒に校舎を出て駅までの道を歩くんだ。

    2008-01-21 10:26:00
  • 333:

    愛◆hsF3gEfPG6

    リサ「なぁ、三宮行かへん?」駅まで行くとリサが急にそう言い出したんだ。三宮なんてよく考えてみたら、まぁくんと付き合いだしてから全く行かなくなっていた。。。 愛は、リサと電車に乗り三宮に行く。電車の中で化粧をして、スカートをいつもより更に短くした。                        
    まだルーズソックスが神戸では流行っていなくて、黒のストッキングをはいていたんだ。前髪の根元をスプレーで固めてすだれみたいにたらすのが流行っていた。 愛の髪は胸下まであり、前髪はあごくらいまであったっけな…脱色をくりかえしてるから少し傷んではいたけど。。。

    2008-01-21 10:32:00
  • 334:

    愛◆hsF3gEfPG6

    今みたいに[デカ目]なんて流行ってなくて、コギャルという言葉が東京でではじめた時期。神戸では肌が黒い子なんて、まだいなくて眉毛を極細くしてる子がたくさんいた。。愛もめっちゃ細い眉毛やった。                          
    リサと三宮をぐるぐると色んなショップを見て回り、ナンパされても無視して二人で楽しんだ。愛も久々に気分転換になり、結構何も考えずに時間がすぎていった。

    2008-01-21 10:37:00
  • 335:

    愛◆hsF3gEfPG6

    6時くらいになると空はすっかり暗くなり、気温も昼間と違いぐんと下がり愛とリサは行く場所もなくなったので、地元に戻る事にしたんだ。。家が斜め前なだけに、なんかこういう時嬉しいねんよなぁ。。                
    リサには、まだまぁくんとの事を話していなかったんだ…リサだけじゃなくて、まだ誰にも話してなかった。 一度お互いの家に帰り、また夜に会う事になり、愛は家で晩ご飯を食べたけど、母さんとの会話なんてなかった。  けど、久々に兄ちゃんと弟と三人で晩ご飯を食べた。

    2008-01-21 10:52:00
  • 336:

    愛◆hsF3gEfPG6

                            
    すっかり家族が寝静まった時間になり、愛は外から舌を鳴らす音が聞こえベランダに出るとリサがいたから、ジャンバーを着て外へ出た。外は、すごい寒い。

    2008-01-21 10:55:00
  • 337:

    愛◆hsF3gEfPG6

    リサと、前にまぁくんと一度別れた時に仲直りした時にまぁくんがつれてきてくれた小さな公園にやってきて、愛はリサにまぁくんとの事を話すと、リサは「は?!何それ?ひどくない?!電話したるわ!呼び出したるからちゃんと話し!」そう言ってくれた。 公園の前の細い道路をはさんだ向かいにあり公衆電話でリサにまぁくんの家の番号を教えた。                        
    この時愛が教えなければよかったのに…                              
    リサが番号を押して受話器を耳にあててる。愛は寒いけど、また違った感覚の震えが体の中から湧き出る。緊張する……

    2008-01-21 11:29:00
  • 338:

    愛◆hsF3gEfPG6

    少ししんとしてから、「もしもし、誠くんいますか…あっ、誠くん?リサやけどわかる?…そう、同じ学校やった…」まぁくんが電話に出たみたいで、リサがまぁくんをうまく呼び出したみたい。 少し話してから、受話器を置き リサが愛を見る。           
    「川原に来るって!原付とってくるからちょお待ってて!」リサにそう言われて愛はうなずくと、リサが家に向かって走っていった。

    2008-01-21 11:33:00
  • 339:

    愛◆hsF3gEfPG6

    1人ぽつんと残された愛は、さっきリサが話していた公衆電話をぼーっと見ていて、なんだか泣きそうになった…愛がもし、電話していたら…多分まぁくんは電話にでなかったよね… 理解したくなかった事実を理解するしかない。。                            
    すっかり冷えきった指先を伸ばし、さっきまでまぁくんにつながっていた電話に触れると、ひんやり冷たくて、愛は唇を噛み締めたんだ……

    2008-01-21 11:38:00
  • 340:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ブィーン。。静まり返った住宅街に不似合いな音が響く。リサは愛の前にくると原付をとめて、愛は後ろに乗るとリサはスピードをぐんぐんとあげていくんだ。                           
    まぁくんが自転車で送ってくれた道……会えなくなって、何度も1人で歩いたっけ…… リサの後ろに乗りながら愛は流れていく景色を見ていた。                               
    着いたのは、まぁくんと出会った時に花火した川原に続く小さな広場。リサは見つかるといけないからと言って、愛を広場から続く土手から川原に続く階段へとつれてきた。

    2008-01-21 11:48:00
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