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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
403:
愛◆hsF3gEfPG6
………ドクン……ドクン………鼓動がどんどん大きな音になっていくような気がする…… 愛「電話しな!電話しなあかんねん!」あきらかに取り乱す愛。焦ってる愛。。。
ショウタロウ「どこに?!」
…………どこに…………… 愛「家!」………とっさに出た言葉を聞きショウタロウは携帯をポケットから出そうとしてきた。 愛「ここ騒がしいから、電話ボックスあそこにあるから!」愛が指差した先にある電話ボックスを見て、ショウタロウはなんだか納得したみたい。2008-01-23 07:01:00 -
404:
愛◆hsF3gEfPG6
電話ボックスの中に入り、冷たい受話器を持つと、ショウタロウがドアを開けた。愛が視線を向けると、ショウタロウは「そこの喫茶店で待っとくから」それだけ言い残し、ドアを閉めて喫茶店に入っていく。。。愛は受話器を持ちながらその後ろ姿を見ていた………
メッセージを見た時、愛は何も考えられなくなり、気付けば受話器を持っていたんだ。。。雑音が電話ボックスの外からふたたび、一気にざわっと聞こえはじめる。。。
メッセージは、確かに電話番号。。。忘れたくても忘れられない番号。。。愛を一瞬にして焦らせた番号………………………………………………………………まぁくんの家の番号だった………………………………………………………………2008-01-23 07:07:00 -
405:
愛◆hsF3gEfPG6
ドクン……ドクン………胸が痛い………好きになろうと決めたはずやのに………メッセージを見たとたん、頭ん中が真っ白になり、気付けばしっかり繋いでいたはずの手をはなしていた…………………………………………………………………はなしていたんだ。。
何故か震える指先で、番号を押していくんだ。。押すたびに、体もカタカタと震えていく……寒いからじゃないよね………寒いからなんかじゃないよ………2008-01-23 07:12:00 -
406:
愛◆hsF3gEfPG6
最後の番号を押して、冷たい受話器を耳に当てて、片手は電話ボックスの冷たいガラスにひっつける。。外は、愛の姿なんて見ることもなく楽しそうに笑い合う恋人達が行き交っていて、空からは雪が降っているんだ。
プルルー…プルルルルー……受話器から聞こえるコール音が鳴るたびに、さらに体がカタカタと震える。。。……電話してどうすんの……………………………何やってんの愛……………ショウタロウがいるのに…………ショウタロウっていう彼氏が…………彼氏がいるのに……………………………………………………2008-01-23 07:18:00 -
407:
愛◆hsF3gEfPG6
『はい』 受話器の向こうから聞こえる声を聞き、愛は確信するしかなかった…………………………………………………………………まぁくんの声がこんなに嬉しいって事………………………………………………
………ドクン……胸が痛いよ……… 愛「もしもし…」冷静な声を出すけど、完全にこの時愛は動揺していたんだ。 『愛っぺ?』 …………その呼び方………愛が大好きな呼び方……………ズキン‥ズキン‥‥‥
胸が痛い。。。声を聞いたとたん、泣きそうになった。「そうやけど、ベル送ってきたやろ?」冷静な声で話す愛。。視線の先にはショウタロウが待つ喫茶店。。2008-01-23 07:25:00 -
408:
愛◆hsF3gEfPG6
愛何してるん‥何でこんな事‥ 切らなきゃ‥電話切らなきゃ。。ショウタロウが可哀想だよ! 愛「何か用事?」 『何しとん?』 愛「……別に関係ないやん」 愛は、ショウタロウという存在をかくしてる。。隠す必要ないのにね……
まぁくんは、愛をうざいって言った事を思い出した。愛がいくら電話したって、出る事さえしなくて、メッセージを送っても返事すらしなくて、愛が家に行ったって居留守つかったんだ。。そして、あの広場で愛を不要物みたいな目で見た。2008-01-23 07:32:00 -
409:
愛◆hsF3gEfPG6
『今から会える?』まぁくんからそう言われ、愛は一瞬固まった。愛「なんで?」
『……会いたいから…』……ズキン……何でそんな事…………………何でそんな事言うの………………………………………「無理…」愛は受話器を握る手に力を入れながら話すんだ。唇を噛み締めながら。
『クリスマスやで?』「知ってる」『愛っぺに会いたい』「もう別れたやんうちら。。まぁくんがうざいって言ったんやで?愛の事。。いきなり距離おくって言い出してんで?…勝手すぎへん?!」2008-01-23 07:39:00 -
410:
愛◆hsF3gEfPG6
そうだよ。まぁくんが言い出したんだよ!愛が理由聞いたって話そうとさえしなくて、愛はわけがわからないまま辛くて、久々にやっと会えたときに、うざいって言ったんやん……別れて、忘れようとして必死になって………ショウタロウという彼氏ができて、それでも忘れようとしても、常に頭ん中にまぁくんがいて…………そうやって頭ん中にまぁくんがいたけど、やっと、やっと忘れる決意したんだ……………………………………やっとそう決めたんだ……………
『もういいねん!………やっぱり好きやねん!愛っぺの事が!戻ってこい!』「勝手な事ばっか言わんといてや!!!振り回しすぎやわ!!!最低や!!」悲しく響く愛の声。それでも、周りに聞こえる事なんてなくて、みんな楽しそうに笑ってる姿が見えた。2008-01-23 07:47:00 -
411:
愛◆hsF3gEfPG6
……もう、ほっといて………………愛は唇を噛み締めた。涙が出そうだ… 『あんな、ほんまは…』ガチャン!まぁくんの声を振り払うように受話器を無理やり戻し、電話ボックスから出てショウタロウが待つ喫茶店へと走る。
この時、最後までまぁくんの話しを聞いていたら、きっと今も愛はまぁくんのそばにいただろう………
カランカラン……喫茶店に入るとショウタロウがいて、愛は冷えきった体で、ショウタロウのもとへと行き、そのまま喫茶店を出て、手をつなぎながら歩いたんだ。2008-01-23 07:53:00 -
412:
愛◆hsF3gEfPG6
ホテルに向かう時、今ごろになってまぁくんの元へと行けばよかったと思い始めた。。
薄暗い部屋で、愛の肌に触れるショウタロウの手や唇に反応しながら、愛は、ひたすらまぁくんを思い出していたんだ。そしてショウタロウがいく時に涙を流した……
愛はその時になり、やっと気付いた。。これから先、もうまぁくんを忘れる事はないんだと…それをわかっていながらもショウタロウをこうやって受け入れるという事を…………そして、もう戻ることはないという事を
気付くしかなかったんだ。2008-01-23 08:04:00