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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 613:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛「お粥作るわ!なんか食べなあかん!米ある?」サトシ「……流しの下にある……食べたくない…」愛「あかん!無理にでも食べや?」愛は立ち上がり、キッチンに。。。そして米を洗い、鍋に米と水を入れ火にかけ、できあがるまでの間こまめにタオルを代えた。                                     
    ダイキは明日朝から仕事みたいで、買ってきたものを愛に渡すと帰っていったんだ。愛はアイスやゼリーを冷凍庫と冷蔵庫に入れ、サトシにポカリを飲ませた。

    2008-01-31 02:04:00
  • 614:

    愛◆hsF3gEfPG6

    サトシは食欲がないみたいで、お粥を一杯だけ食べると眠ってしまい、愛はサトシが眠ってる間もタオルを代えたり、窓を開けたりおでこに手をあてたりしていた。                         
    部屋にある雑誌を読みながら、ぼーっとする。。静かだ……                                              
    壁にかけてある時計の音とサトシの寝息だけが聞こえるんだ……そういえば、まぁくんもこうやって寝てしまった時、愛はこうやってぼーっとしてたっけ……なかなか起きないから退屈で、顔に眉ペンで落書きしたりしたっけ……

    2008-01-31 02:28:00
  • 615:

    愛◆hsF3gEfPG6

    その時の記憶が甦るんだ――――                                 
    まぁくんとエッチが終わると、裸で寝転びまぁくんが愛を腕枕して、風邪を引くといけないからって、頭まで布団をかけて、愛は息がしにくいから顔だけひょこって出すと、まぁくんは愛の背中をトントンと叩きながらタバコを吸うんだ。 薄暗い部屋に、まぁくんの吐き出した煙がゆらゆらと揺れる。 愛「ワッカ作って?」愛がそう言うと、まぁくんがタバコの煙でわっかをいくつも作ってくれた。

    2008-01-31 02:34:00
  • 616:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛はいつも、そのわっかを指で触りたくて触れてみると、愛が触れたせいでワッカがもわっとつぶれてしまい、まぁくんはくすっと笑った。。                                
    静かな部屋の中で、外の外灯たけの灯りが部屋を照らしていて、CDから流れる曲が終わる頃には、まぁくんは眠ってしまっていて、愛だけ目がぱっちりしたまま。  愛は退屈で、まぁくんの顔をパチパチ軽く叩くとまぁくんが眠りながらも愛の頭をポンポンって叩いたっけ……愛は何度も何度もそれを繰り返すけど、まぁくんは眠ったままで……でも、まぁくんのあったかい温度と香りが大好きで、幸せで愛はまぁくんの首筋にキスをして、ほっぺにキスしたんだ。 まぁくんは気付いてなかったけど。

    2008-01-31 02:40:00
  • 617:

    愛◆hsF3gEfPG6

                                         
    ……ズキン………胸が痛い………愛は気付けば涙を流していた。。なんで思い出しちゃったんやろ…………                                     
    きっと、まぁくんはリサにもあぁやって同じ事してるんだね…………                               
    「まぁくん………」気付けば声に出して名前を呼んでいた。

    2008-01-31 02:44:00
  • 618:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「……愛……泣いてんのか…?」後ろから声がして、愛は振り向くと眠っていたはずのサトシが、寝転んだまま視線だけを愛に向けていた。  愛は、すぐ視線をそらし手で涙をふいてまたサトシに視線を向ける。                          
    愛「起きた?どう?しんどい?」サトシ「……んー、ちょっとな………」愛は、サトシのおでこに乗せてあるタオルを新しいタオルに代えて乗せる。                               
    サトシ「言いたくなかったら、構わねぇけどそろそろ話してみろよ……楽になんぞ?……な?」サトシは愛に切ないような微笑みを見せながら話して、愛はその顔を見ると何故か悲しくなり、涙をこらえきれなくなった。

    2008-01-31 02:53:00
  • 619:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ぽんっ………サトシが手を伸ばし、愛の頭に手を乗せたんだ……それがなんだか、まぁくんに似ていて、愛は乗せられた手を払いのけることができずに、涙をティッシュで拭く。 サトシ「よく頑張ったな……えらかったんだな………ずっと辛かっただろ?こっち来て、たった1人で……」                             
    何にも言ってないのに、サトシは優しく愛にそう言ってくれて、愛は気付けば声をあげて泣いていた。張り詰めた糸が、ぷつりと切れてしまったようだ。

    2008-01-31 02:58:00
  • 620:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛は、ゆっくり話しはじめたんだ。今までの事を全部。隠す事なく洗い浚いサトシに話した。家庭環境、今までの恋愛、まぁくんとの事、ショウタロウの事、リサの事、福島にされた事、愛がしてきた事、全部。人に話したのは生まれて初めてで、隠さずに話した。

    2008-01-31 03:02:00
  • 621:

    愛◆hsF3gEfPG6

    サトシは、しんどいはずやのに、愛の話しを真剣にただ聞いてくれたんだ…何を言う訳でもなく。。けど、何か真剣に考えてるように。                         
    愛「ごめんな……こんな話し聞いてもおもんないやんな……」話し終え愛はサトシにそう言う。 サトシ「何言ってんだよ………ってかありがとうな……話してくれて………」                    
    サトシはそれ以上何かを話すでもなく、ただ何かを考えてるようだけど、愛もそれを聞く事もなかった。

    2008-01-31 03:10:00
  • 622:

    愛◆hsF3gEfPG6

    その夜は、愛はサトシの部屋にずっといて、眠る事なくサトシの看病をしていたんだ。サトシはしんどそうにたまに起きてふらつきながらトイレに行くくらいで、後は眠っていて、たまにポカリを飲んでいた。                             
    愛は、1人起きていてこっちに来てから初めて地元が恋しくなったんだ……でも、帰りたくない………まぁくんとリサがいるあの地元に……

    2008-01-31 03:13:00
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