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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
631:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「だって、あいつお父さんの前ではいい母親ぶるけど、他では最低やもん!」 サトシ「愛はどうなんだよ?新しい母さんに対してどうなんだ?挨拶しないから自分もしない、冷たくされたから冷たくする。愛そう言ってたよな? 愛そうともしないのに、愛されようとしてないか? 俺が新しい母さんの立場なら、挨拶もしない、弁当作ってもありがとうとも言わず、捨てる再婚者の娘ならやっぱり、同じ態度とってしまう。 掃除も洗濯もご飯も作ってもらえるだけありがたいだろ?それに勝手に父さんがいきなり再婚したか?」
愛は、思い出した……母さんがいなくなってからの父さんを。。毎日仕事で疲れてるのに、毎朝父さんはご飯を作ってくれた事。 晩ご飯も毎日欠かさず疲れてるのに、作ってくれた事。日曜日に掃除をして、愛が手伝うと言うと、簡単な事を愛にさせたんだ。父さんはいつも笑顔で、絶対遅くなんてならなかった。2008-01-31 05:18:00 -
632:
愛◆hsF3gEfPG6
お風呂はみんなで毎晩入って、父さんは歌を歌ってくれた。学校の行事には必ず来てくれて、夏祭りには愛に浴衣を着せてくれた。 どんなにしんどくても、絶対笑顔だった………自分の事よりも子供を優先してた………愛が学校でお母さんがいなくていじめられてから、しばらくして父さんが言ってきたんだ。再婚の話し。 あの時、愛や兄ちゃんや弟に何度も母さんと姉ちゃんを会わせて、再婚に反対した兄ちゃんを愛と弟で説得したんだ。
父さんの幸せだけを考えて。
サトシ「愛の大好きなまぁくんにしろ、お父さんは分かってたんだろ……だから距離をおかせたんだろ……愛はまぁくんを美化してるけど、まぁくんだって所詮それ程度のやつだったんだって。 愛はな、まぁくんに全部を押しつけてたんだろ………自分の淋しさや愛されたい願望を全部押しつけすぎて、抱えきれなくなったんだきっとまぁくんは。友達にとられたのも、自分にも非がある。悲劇のヒロインになる前に、受け入れようとしてみろよ?全部拒む前に、飲み込んでみろよ………俺はまぁくんって奴は分からないけど、多分付き合ってたとしても、いつか愛はまぁくんに捨てられてた。」2008-01-31 05:30:00 -
633:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は何も言い返せない。サトシが言ってる事に何かを言えない。
サトシ「なぁ愛?ユキとどうして気が合うか分かるか?」愛「…似てるから」サトシ「ユキが重くなる時ないか?」愛「ないけど…」サトシ「ユキも愛と同じような環境で、あいつずっとつっぱってるけど、あいつの家は母さんが家出して離婚して今、父さんが彼女を家に住ませてんだ…あいつ一人っ子で、父さんがユキより彼女を大事にするから淋しくてな それで前の彼氏のリュウと付き合って、自分の淋しさを全部リュウにぶつけてリュウを束縛しすぎたんだ。リュウは最初はよかったけど、時間が経つにつれユキが重荷になって……決定的だったのは背中の刺青。 リュウと一緒にいたいからってユキは背中に竜の墨をいれたんだ。リュウはその時すでに冷めはじめていて……まぁ、ユキは重すぎたんだな……ユキと愛が今はよくても、コレから先多分一緒にいれなくなる……お前達は親に愛してほしい願望を違う奴に押しつけすぎてるんだよ」2008-01-31 05:42:00 -
634:
愛◆hsF3gEfPG6
……違うって言えないのは、きっとそうだから……
まぁくんは、愛が重すぎたの?………
サトシ「家出も、もういいだろ…ユキだってちゃんと父さんに連絡するようになったんだ……ここに居たいなら連絡しろ……な?……」サトシは電話を愛に手渡した。2008-01-31 05:58:00 -
635:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は、ここに居たい一心で番号を押して、発信ボタンを押した。
コール音が耳に響く……胸がやたらドキドキする……
『もしもし―』電話に出たのは、絶対電話にはいつも出ない父さん。 「もしもし?」愛が低い声で話す。 『愛?!愛なんか?!もしもし?!』「うん…」 きっとこの次に飛んでくる言葉は、怒鳴り声。
『何してるんや?!どこにおるんや?!』「京都…」2008-01-31 06:04:00 -
636:
愛◆hsF3gEfPG6
嫌いなはずの父さんの声が、何故か今は嬉しい……
『帰ってきなさい。。。もう学校も行かなくていいから……』優しく話す父さん。。
「……愛、その家じゃ、邪魔やろ!迷惑しかかけれんし…」『迷惑なわけないやろ?!邪魔なわけないやろ!大事な娘やのに!!』2008-01-31 06:08:00 -
637:
愛◆hsF3gEfPG6
ポロポロ…………
涙が頬を伝い、こぼれる。 愛は、声がつまって話せない。………愛邪魔なんかじゃないの?……………
『愛はなぁ、父さんの命より大事な大事な娘なんやぞ?!愛がおらんくなって ……どんだけ心配したと思ってるんや………』父さんの声は、震えていて愛はそれを聞き唇を噛みしめながら涙を流した。2008-01-31 06:13:00 -
638:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「…ごめんなさい………」 『戻ってきなさい…もう殴らんから……』手をあげられるより、父さんのあったかい言葉は、ずしんと愛の心の中に響き、愛は今までさんざん父さんを傷つけてきたことを初めて理解した。
愛は、きっと………誰よりも………父さんに抱き締めてもらいたかった…………
なんで今までそれに気付かなかったの………?2008-01-31 06:19:00 -
639:
愛◆hsF3gEfPG6
帰るとは言えないまま愛は電話を切り、サトシに携帯を返す。
サトシは、携帯を受け取りいきなり愛を抱き締めた。その時、ふわっとサトシの香りが愛を包んだ………あっ、この香り知ってる…………まぁくんの香りだ…………
サトシは愛を強く抱き締め、愛はサトシの腕の中で泣いた………サトシの腕の中は、温かくなぜか、まぁくんみたいだった。2008-01-31 06:23:00 -
640:
愛◆hsF3gEfPG6
サトシ「愛をな、初めて見た時出会った頃のユキに見えて……ほっとけなかった……」愛は、話したくても声が出ない……… サトシは愛の体を抱き締めたまま話す。
サトシ「自分だけが、不幸だと思うような大人になるなよ………お前もユキも…俺は自慢できる仲間だって胸を張って言える………」
サトシは、きっと愛よりもずっとずっと大人だ……どうしようもない愛を、拾ってくれた………きっと、愛よりもずっと苦労してきたんだね………
サトシ「はい上がって食い縛って、笑い飛ばせよ?絶対幸せになれるから……」ぎゅうぅぅ………サトシは愛を抱き締める腕に力をいれ、ゆっくりとはなした。2008-01-31 14:17:00