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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
693:
愛◆hsF3gEfPG6
ガチャ。 ドアを開けてリビングに出るとユキの部屋のドアが開いていて、そこにはユキの姿もサユリの姿もなかった。
きっと、もう行ってしまったんだ……
今日愛帰るのに……きっとユキは愛なんかどうでもよくなっちゃったんだね……仕方ないね…2008-02-05 14:21:00 -
694:
愛◆hsF3gEfPG6
ピンポーン チャイムが鳴り、ドアを開けるとサトシがいた。 「ユキは?」「いないで?」「さっきベルにメッセージ送ったんだけど……サユリは?いる?」頭を左右にふるとサトシは、そうかとだけ話した。
愛はサトシに荷物を渡すとサトシがそれを持って車へと急いだ。愛は来た時もっていたカバンだけ持ち、部屋を見渡す。
たった1ヶ月だったけど、もっと居た気がする…リビングでユキとご飯食べたりトランプしたり、朝まで話ししたりしたっけ……そういえば、ユキの髪を染めた事もあったなぁ……2008-02-05 14:26:00 -
695:
愛◆hsF3gEfPG6
もう…きっとここには戻って来ない――靴を履いてドアを閉め、鍵をかけてドアを眺めた。
このドアの向こうは、愛にとってたまらなく楽しい時間を過ごせたそんな居場所があったよ………ありがとう……
愛は頭を少しだけ下げて心の中でお礼を言ってから歩き始めたんだ。2008-02-05 14:30:00 -
696:
愛◆hsF3gEfPG6
一歩歩くたびに後ろ髪が引かれるような気分になる。やっぱりここに居たい…… でも、もう前に進まなきゃ……
寮の外にエンジンをかけたままのサトシの車が、夕日に照らされキラキラして見えた。愛は駆け寄り勢いよく車に乗り込みドアをしめる。2008-02-05 14:33:00 -
697:
愛◆hsF3gEfPG6
「ったく…ユキは…ちゃんとメッセージ送ったのにな!愛が今日地元に帰るから五時に迎えに行くからって ……もっかいメッセージ送る…」 愛「いいよいいよ(笑)大丈夫。これユキに渡しといて?」サトシに寮の鍵を手渡す。「じゃあ、行こうか…」少しずつ進む車。愛は、小さくなっていく寮を、ただ眺めていた。
ユキとの思い出がいっぱいつまったこの場所……たくさんの思い出………2008-02-05 14:42:00 -
698:
愛◆hsF3gEfPG6
車は寮がある場所から離れて、細い道をぬけて大きな通りへと出た。ユキとバイクに乗って通ったっけ…ユキがふかしてくれて愛が大声で歌って……暖かな風を浴びながら走ったんだよね……
あの道で、ジュース飲みながら、ユキと休憩もしたりした………
ユキ………ユキ…………2008-02-05 14:48:00 -
699:
愛◆hsF3gEfPG6
この田舎町で一番大きな通り。四車線の道路には夕方で車が結構いて少し混雑している。両側の道には、学生や人が歩いていてみんな自分の行くべき場所へと足を進めるんだ。
みんなそれぞれの場所へ向かって……
信号が赤に変わり、車が止まる。サトシはタバコに火をつけ窓を開けたとき2008-02-05 14:55:00 -
700:
愛◆hsF3gEfPG6
ヴァンヴォォォォン!!爆音が後ろから響き渡る。愛はびっくりして後ろを見たけど後ろには何も見えない。けど、ものすごい爆音がどんどん近づいてくるのが聞こえてくる音で分かる。
「……ったく!こんな時間にぃ!」サトシが呆れ返ったような声。 「何?何の音なん?!めっちゃうるさい!」信号が代わりサトシが車を走らせ道に車を寄せてとめた。 爆音はどんどん大きくなってくるんだ。2008-02-05 15:00:00 -
701:
愛◆hsF3gEfPG6
「ユキだよ!ったく!」サトシがそう言って車から降りたから愛も急いで車から降りた。道端にいる人みんなが後ろを見ている。
ユキが――?!なんで?!――――愛は後ろをみた時――
車なんて気にせず爆音をたてながらすごい数のバイクが走ってくるんだ。みんな色んな色の特効服を来て派手なバイクでどんどん近づいてくる。2008-02-05 15:04:00 -
702:
愛◆hsF3gEfPG6
ねぇユキ……いつか………愛ここに戻ってくるよ………その時は愛も親友をみつけて、ここに連れてくる。それまでは、何があっても
逃げへん!
絶対逃げへん。いつか、この町にやってくるよ……自分の弱ささえも受け入れるようになったら。必ず必ず来るから!………
ありがとう2008-02-05 15:23:00