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〜小さい命〜
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1:
主
この話は本間にあった話です。書くのならあの子の話を書きたかったので書かせて下さい。
2007-12-20 23:38:00 -
33:
主
あたし達はとにかく今日は何も考えんととにかく寝ようという父の考えのおかげでちゃんと眠る事が出来た。実際あたしは友達に裏切られたにも関わらず、その事に対してはショックは受けてはいなかった。とにかく子犬にあんな事をした“奴ら”が許せない。それだけやった。
2007-12-23 01:58:00 -
34:
主
〜第3話 変化〜
次の日、父はいつものように仕事に出かけた。家にはあたしと母だけ。中学生になってから今まで全然話す事のなかった人と今は一緒にいる。あたしは昨日の出来事があってから少し壁を崩す事が出来たのかもしれない。母はキッチンで珈琲をつくっていたらしく珈琲の匂いが廊下までしてきた。あたしは目が覚めて、今までなら絶対に入る事のなかったリビングに入った。ドアを開けるなり、カウンターに座っていた母は驚いた顔をしてあたしを見た。そして今までの中で1番嬉しそうな顔をして『おはよう』と言った。普通の家では当たり前の事なのかもしらへんかったケド、あたしにとってはありえへん事やった。あたしは小さく『はょ…』とだけ言ってリビングのドアを閉めた。2007-12-23 02:10:00 -
35:
主
あたしがリビングのソファーに座って時計を見上げる。もうすでに昼の1時30分は過ぎていた。いつもの事やけど…。あたしが何か食べる物を買ってこようと着替えるために自分の部屋に戻ろうと立ち上がると母は『ココア入れるから座ってて?ご飯も作るから…な?』少し不安そうな顔。あたしがまたドコかへ行くと思ったのだろう。
2007-12-23 02:14:00 -
36:
主
あたしは母の言った言葉を聞いて、母の顔を見たまま頷いた。母はまた嬉しそうな顔をして『昨日は疲れたやろ?今日はゆっくり休みや…』とココアをあたしに差し出した。(いつ以来やろ…ココアとか)あたしは目を瞑って思い出す。そうこうしている間に母が隣に座った。あたしが目を開けるとテーブルに食パンとハムと目玉焼きがお皿の上にのっていた。(うまそ…)素直にそう思った。
2007-12-23 02:21:00 -
37:
主
あたしは何も言わずにご飯に手をつけた。『うまい…』口にはださんかったケドそう思った。それからあたしは食べた食器は一応流しに持っていった。母はそんなあたしを小さい子供でも見るかのように微笑んで見ていた。あたしは母の横に座り、少し考えて『あたしバイトするから…。時間かかるかもしらんけどバイトしてあの犬育てる。あたし今まで何も出来へんかったケド…頑張るから』それだけ言ってリビングから出てきた。自分の部屋に入り着替える。母に向かって『バイク借りていくから』あたしはそれだけ言って家から出ていった。
2007-12-23 02:32:00 -
38:
名無しさん
動物虐待する奴とか許されへんな
2007-12-23 02:34:00 -
39:
主
昨日の獣医には『また明後日…』と言われてはいたものの、一応こんな自分でもあの子犬が心配で1回病院に向かう事にした。やっぱり結構離れたトコにあった。家からバイクで30分位。実際昨日はあちこちの病院を探して走り回っていたから余計に長く感じたんだろう。
動物病院に着いてドアを開ける。今日は人が少ないのか椅子は開いていた。あたしが入ると昨日彼と一緒にいた男性が受付カウンターにきた。『いらっしゃいませ…。何や君か』男性は笑っている。『何やて何?』あたしは少しムッとして聞き返す。男性は『ごめん!変な意味ちゃうから!俺浜崎って言うんで!君は?』(何やねんなこいつ…)と思いながらも『ハナ』とだけ答えて『昨日の兄ちゃんは?』と聞くと浜崎さんは『ぁー凌?凌は今昼行ってるからもーちょいで帰ってくるわー。ポチ見とく?』浜崎さんはあたしを奥へと連れて行ってくれた。2007-12-23 02:43:00 -
40:
主
子犬は相変わらず保育器の中で寝ている。細い腕には点滴が刺さっている。あたしはそれをみて『こいつ死んでない…?』あたしなりには精一杯心配している時の言葉やったケド浜崎さんは『死ぬ?!死んでるわけないわ!俺らが交代で看病してんねんから』浜崎さんが少し苦笑いをしているのをみて少し落ち着いた。10分位するとカランカランとドアが開く音がして『ただいま…』彼や…。スグに分かった。あたしがドアのところに行くと凌さんは『アレ?ポチ見にきたん?』とだけ言い、あたしを手招きする。それから浜崎さんに向かって『次お前昼な』とだけ言うと浜崎さんは『あーぃ』と言ってあたしに手を振ってドコかへ消えた。
2007-12-23 02:50:00 -
41:
主
凌さんは保育器の小さく丸い扉を開けてあたしに『触ってみ?』と言った。あたしは恐る恐る手を突っ込む。それから白いふわふわの子犬に手を乗せる。すると子犬は(びくッ)と動いた。あたしは驚いて『痙攣してる!死ぬ!』あたしが凌さんに向かって言うと凌さんは大笑いで『ちゃう?!死なんょ!』あたしは少しだけ安心した。『コレは生きてる証拠。君のトコに帰ろうと頑張ってるって事』と微笑んで子犬を見ている。
2007-12-23 02:56:00 -
42:
主
39さんこんばんわッ??ありがとうございます?
動物虐待は最低どころの行為じゃないですね…。でも実際はどれだけ辞めろって言ってもコレだけ世界に人間がいたら必ずする人は1人はいます。辞めさせる事は無理なのかもしれません。動物を殺しても器物破損ですむトコロがすでにおかしいですよね…。
辞めさせる事は出来なくても頑張って気付いてあげる事はできるかもしれません。私たちは私たちで気を付けていくしかないかもですね…??2007-12-23 03:41:00