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〜小さい命〜

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  • 1:

    この話は本間にあった話です。書くのならあの子の話を書きたかったので書かせて下さい。

    2007-12-20 23:38:00
  • 73:

    父と母はあたしの後をゆっくりと着いてくる。本日2度目…。ドアを開けて覗いてみる。保育器に入っているハチの様子を眠たそうな顔をしながら椅子に座って見ている人…。『凌さん?』あたしが声をかけると目を丸くしてコッチを見る。凌さんじゃない…。ケドめっちゃ似てる。?『すいません。どーしました?』彼は椅子から立ち上がりあたしの後ろを気にしている。?『ペットさんは?』花『あっ!すいません!あたし患者じゃないんです!あのー凌さんはー…ってか浜崎さんに聞いた方が早いじゃん…』浜崎さんはあたし達の後ろでニコニコしている。(空気読めてない…てか話し聞いてない…)すると誰だか分からない凌さんに似た人が『兄さんなら…』少し考えて『すぐ呼びますね?』とスタスタ階段を上がっていった。

    2007-12-30 01:48:00
  • 74:

    父と母は勝手に奥の部屋に行き、ハチの入っている保育器を見ていた。あたしは浜崎さんに『さっきの誰?』と聞くと浜崎さんは『アレ?昨日俺等と一緒におったよ?3人おったやろ?』あたしは少し考える…。『女の人やぁ思った!』思い出して答える。昨日一瞬目が合った時は確かに女の人に見えた…。浜崎さんは笑い出して『ははッ!やっぱり真人は女の子に見えるよな?』あたしは『じゃー男の人なん?』聞いたと同時に機嫌の悪そうな男の人があたしの目の前に来た。『こんにちわ…本日2度目』彼はそれだけ言って、あたしの目の前の椅子に座った。花『メッチャ久しぶり!』凌さんはそういったあたしを見て『何がや!2回目やって!』とあたしに突っ込む。花『冗談の通じへん人はモテへんよ…』と言うと『うるさいわー』と少しテンションが下がったようで眠たそうに目を擦っている。

    2007-12-30 01:59:00
  • 75:

    花『1つ疑問』     凌『何?』       花『どうして2人とも似てるんですかー?』    凌『何やろなー…真人』 その真人と言うらしい“彼”はあたしに近付いて来た。あたしは少し構えて『何ですか』と彼に問うと彼は笑顔を見せて『初めまして真人です。兄さんから花さんの事は聞いていました。あなたがあの子の飼い主?』彼は顎でハチを指す。あたしは『あー、ハィ』とだけ答える。何やろ…何かがおかしいな…。

    2007-12-30 02:06:00
  • 76:

    あたしがおかしいと思っている事が凌さんにバレたみたいで『こいつ女やで?』と教えてくれた。花『…。えぇー!女の人?!見えへん!何才ですか???』真人さんはあたしに顔を近付けて『17です』とだけ言った。(17…)『嘘っそ!あたしよか下やん!見えへん!美人すぎやわ!!何かおるやん?美少年っていうの?』あたしが興奮して凌さんに言うと凌さんは『俺の自慢の弟やしな』と真人さんの背中を叩いた。真人さんはそんな凌さんを見て『そーですね』とだけ言って階段を登って2階に上がっていった。

    2007-12-30 02:19:00
  • 77:

    あたしはまだ興奮が続いていて『えッ?女の子やんな?メッチャ可愛いしッ!あたしにくれ!』凌さんはあたしを冷たい目で見ながら『てかなー?何しに来たん?』と聞いてきた。あたしはすっかりココに来た理由を忘れていて聞くのを忘れていた。花『せや!ハチのご飯買ったりしにいくんやけどどんなんがいい?』あたしが聞くと凌さんは『真人ー?この子のやつ持ってきてー?!』とだけ言うと少ししてから2階から真人が降りてきた。真人『ハィ。これですよね?』花(うん。やっぱり声とか男の子やん…。凄いな…)凌さんは真人に向かって『真人?この方に犬の飼い方とか教えて差し上げてください。僕はもうねんねの時間なんで…』と上の部屋に消えて行った。

    2007-12-30 02:27:00
  • 78:

    あたしは『何ですか?あの方は…ワラ』と少し呆れた顔をして真人を見る。真人は笑いながらさっき手に持ってきたレポートのような物を見ている。(やっぱり綺麗や…。惚れそうやなワラ)本間にそう思う位綺麗で男前やった。

    2007-12-30 02:36:00
  • 79:

    少し真人を見ていると浜崎さんが父と母のトコロへと消えて行き、少しすると父と母が浜崎さんと戻ってきた。浜崎さんは椅子に父と母を座らせて、あたしも椅子に座らされて浜崎さんは玄関へと歩いていった。そして玄関のカーテンを閉める。花『えッ?!アカンよ!まだ病院開いてるやんな?』と浜崎さんに言うと浜崎さんは真人の横に座り『今日は全然患者さん来てくれへんからな…。話終わったらまた開けるよ!』と元気に笑っている。(何か適当やんな…この人等)と思ったケドまぁ真人が何も言わんトコロ見たら別にいいんかな…?とも思えた。

    2007-12-30 22:48:00
  • 80:

    真人はあたしに微笑んで、自分が持っていたレポートのような物をあたしに渡してくれた。見てみると犬の事がかなり綺麗に書かれた紙が10枚綴られていた。花『コレって…?』あたしが見とれていると真人が『兄さんに頼まれて作っておきました。結構綺麗に書けてるくないですか?ワラ』ニコニコと笑っている。

    2007-12-30 22:55:00
  • 81:

    花『嘘ッ!凄いッ!てかありがと!本間助かるょー!』あたしは真人の肩を叩くと浜崎さんが『真人ちゃんは何でも出来る凄い子よねーo(^∇^o)(o^∇^)o』とあたしに言ってきた。
    (本間凄い…)あたしが目をキラキラさせてレポートを見ていると真人があたしに紙を差し出してきた。
    (名刺…?)あたしが受け取って真人を見上げると真人は『コレに一応アドレスと携帯の番号載ってるんで聞きたい事があれば聞いて下さい』と言ってきたのであたしは『今日絶対送るなッ!』と言うと真人は『ハィ』とだけ答えた。

    2007-12-30 23:04:00
  • 82:

    その様子を見ていた浜崎さんは自分のポケットから名刺を取り出してあたしに渡してきた。浜崎『俺にも送って?毎日電話するから!』花『いゃ…いらんし』といいながらもちゃんと受け取った。あたしは時計を見上げて『そろそろ行こっか?』と言ったトコロで母と父は真人と浜崎さんに頭を下げてドアから出ていった。

    2007-12-30 23:12:00
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