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涙の跡
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1:
主
今日、いつもの帰り道。思いもしない事が起きた。
2008-01-10 01:58:00 -
5:
主
タクシーに乗ってる間【大丈夫、大丈夫】と自分に言い聞かせた。
病院に着き走ってナースステーションまで行った。奈々『あの…救急車で運ばれた小林冬耶は?』ナース『今、手術中なので手術室の前でお待ち下さい。』
あたしはまた走って手術室に向かった。2008-01-10 02:23:00 -
6:
主
手術室の前に着くと冬耶の家族がみんないた。みんな泣いている。【え?そんなに大変な手術なん?】春香さんに聞いた。奈々『冬耶どうなんですか?』春香『トラックが対向車線から出てたみたいで、冬耶の車に接触してそのまま電柱に衝突したらしいねん。危ない状態らしい…』春香さんはそう言うとまた泣きだした。
2008-01-10 02:31:00 -
7:
主
頭が真っ白になった…。涙は出ない。信じられなくて、あたしは妙に冷静だった。
奈々『冬耶の友達にも連絡取ってきます。』あたしは、そう言いその場から離れた。受付の所であたしが電話番号を知っている唯一、冬耶の友達の尚樹に電話をした。寒くもないのに手が震えていた。
-プルルルルー
尚樹『どうした?』奈々『実は、さっき冬耶が事故に遭って今第一病院に運ばれて手術してる。』尚樹『はっ?』奈々『だから早く来て。』尚樹『嘘やろ?』奈々『ほんまやから。早く来て!』尚樹『わかった。すぐ行く。』2008-01-10 02:39:00 -
8:
主
しばらくして尚樹と冬耶が仲の良い涼太と優斗が走ってきた。深刻な空気を察知したのか3人共、ただうろうろしていた。
あたしはずっと心の中で【大丈夫。】と呟いていた。2008-01-10 02:45:00 -
9:
主
病院に着いて1時間半が経った。手術室のランプが消えお医者さんが出てきた。みんなお医者さんに歩み寄った。
春香『冬耶は?』お医者さんは本当に残念な顔をして『最善は尽くしたのですが…』とだけ言い俯いた。
家族はみんな泣き崩れていた。あたしは呆然として、何がなんだかわからなかった。2008-01-10 02:51:00 -
10:
主
冬耶が部屋に運ばれて、冬耶の顔を見た。いつもの綺麗な冬耶の寝顔だった。ただいつもとちがうのは冬耶が暖かくない。だんだん冷たくなっていた。
みんな冬耶にしがみついて泣いている。あたしはただ冬耶の手を握っていた。2008-01-10 02:54:00 -
11:
主
みんなが泣いているのと冬耶の顔をしばらく見ていると、あたしは何かの線が切れたかの様に泣き叫んだ。奈々『冬耶!起きて!はよ家帰ろ?眠いんやったら家で寝よ?とうやぁ!』あたしは狂ったかの様に泣きながら冬耶にしがみついた。奈々『嫌や…嘘や…奈々の事、ほってどこ行くん?嫌や…冬耶…』
2008-01-10 03:02:00 -
12:
主
尚樹があたしの横にきて、体を引き寄せられた。あたしは子供の様に声をあげて泣いた。尚樹にしばみつくように。尚樹も泣いていた。
2008-01-10 03:07:00 -
13:
名無しさん
?
2008-01-12 13:39:00 -
14:
主
それから何時間が経っても、あたしは冬耶のそばから離れなかった。尚樹『奈々ちゃん。ちょっと休み?』奈々『嫌や。冬耶、起きて奈々おらんかったら不機嫌なるもん。』尚樹『…。』
奈々『冬耶?早く起きて…。』
冬耶がいなくなったなんて思いたくないあたしは、ひたすら冬耶に話しかけていた。2008-01-13 04:56:00