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1:
名無しさん
〜♪〜♪――‥
永遠と続く緑、広い道路に英語の広告。
初めて耳にする曲を聴きながら、車の窓越しに映る景色をあたしは―‥ただぼんやりと眺めた。2008-01-13 17:42:00 -
103:
そして気付くと、無意識に受話器を手に取っていた。―ピッピッピッ―慣れた手つきで家電する。すぐに繋がった電話。「あっ――もしもし?」
〈この電話番号は存在しません。もう一度番号をお確かめ――‥〉(やだっ間違えたかな‥。)今度はゆっくり押す―ガチャッ‥ピッピッピッ―「もし」
〈この電話番号は存在しま――‥〉何度電話しても同じ。繋がらない。
「‥何でぇ」
この時あたしは、番号の前に海外用からの数字足すことを知らなかった。頭を抱える。何で繋がらないのか考える。考えても、考えても分からない――「‥‥グズッ。」2008-02-01 01:13:00 -
104:
手をポケットに突っ込むと、出て来た1枚のグシャグシャになった紙(何これ‥‥?)いつかもらった、ザックの電話番号が書いてある紙だった。「―――‥。」
〈プルルルル‥‥〉
学校でも会わないし、軽い気持ちで電話する。とは言っても内心バクバク――笑
(ぇーっと、ぇーっと‥‥何て言えば‥)
出ないでって気持ちと、話したい気持ちが交差する。2008-02-01 02:57:00 -
105:
〈――誰?〉ドクン―「ぁ、ぁ、ぁ‥あの!エリです‥覚えてますか?」
(うわぁ‥絶対今のキモかった)
ほんとに出たザックにどもる。心臓もさっきより倍も速く動き――久しぶりに聞くザックの声に、なぜか体がほてる。
〈笑。あぁ、エリか!覚えてるよ。どした?〉後ろでザワザワ雑音の音「ゃ‥元気かなっ‥て?」〈違う、そこG7ね。あーそうなの?学校行ってなかったもんな。〉――G7?「‥そうだよ。」後ろで聞こえる女の笑い声‥‥スケボーの時の女の声――「てかゴメン。今忙しいでしょ!?切るね。」〈ぇっ―――。〉
―ガチャッ―これ以上耐えれなかった。スゴイ惨めな自分‥――紙を破り捨てた。2008-02-01 03:01:00 -
106:
朝起きると、リズと両親の言い合いが聞こえてきた。『学校ある日にお泊りなんて誰が許したの!?』
『いいじゃん、サムの家だし。』
『エリは何で帰って来たんだ!?これじゃ木村さんに会わす顔がないじゃないか!!』
『エリが帰りたいって言ったんだもん。』
―――ウソツキ‥。オジサンも、あたしより出世が大事‥か。まぁ、当たり前のことだけど……。2008-02-01 03:28:00 -
107:
「だって‥彼女と一緒だったじゃん。」
『――えっ、辞めろよ冗談。』ケラケラ笑うザック。『ギター教えただけだっつぅの。』「そうなの?!」嬉しくてつい出た本音「ギター引けるんだ!」ごまかして、とっさに言葉を付け足した。
ほんとはギターなんて興味ないのに。
――誤解も解けた所で、紙を無くしたといって再び番号をゲットした。
ザックと話してるだけで、体が熱くなって、溶けそうになる――‥興奮しすぎて、鼻息が荒くないかつねに注意するほど。笑2008-02-01 03:50:00 -
108:
体育の時間になり、着替えるために更衣室へ向かう。――実はメガンとかぶってて、1番やりにくい授業‥。メガンは相変わらず話し掛けてくれないけど、マリッサという黒人と友達になった。"黒人は怖い"そのイメージを一瞬で吹き消してくれた人。華奢な体にパンチパーマの彼女は、16と思えないほど色気があった。
2008-02-01 14:56:00 -
109:
――ケイムショ‥‥?『ザックまたやらかしたんだぁ。』「―――あッ、ぁぁ‥みたいだね。」マリッサの声で我に返る。
『‥ザック知ってるの!?』驚いた顔。なぜかその言葉がふに落ちない。知ってちゃダメなの?
「やっ別に‥」とっさに携わりない返しをした。
『そ。あんま関わらない方がいいよ?良い噂聞かないし。』「――‥噂?」
聞きたいような、聞かなくないような。あたしの知らないザック。2008-02-01 15:31:00 -
110:
『メガンをレイプしたんだ。
メガン学校でもしばらく泣いてて、かなり大騒ぎになったの。
他にも、ドラッグとか‥銃持ってるとか‥‥最低でしょ?』2008-02-01 15:33:00 -
111:
声をひそめて顔を近づけるマリッサ。心臓が破裂しそうになった。
レイプ、ドラッグ、銃―――
どれもこれも、あたしには無縁の世界で――彼のしてることの重みが理解出来ない。恐怖も、失望も何も感じない。2008-02-01 15:44:00