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・・・SwItch
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1:
イツキ
平凡な平凡なあたしの人生
どこで何を間違った?
それとも今がイチバン正しい道?2008-01-17 21:08:00 -
11:
イツキ
「緊張してんの?さっきまであんな喋ってたやん?ほんまおこちゃまに興味ないから安心してな★」――――憎たらしい笑顔がやけにムカツイタ。
『ガキですいませんね〜次の信号左です。』
このときあたしはまだ、みぃの年なんて知らなくて、やたらとコバカにしてくるみぃにイライラした。
「んな怒らんでも!イツキちゃんこんな時間に帰ったら彼氏怒ってんちゃう?」2008-01-17 22:20:00 -
12:
イツキ
彼氏・・・・
ケイトは何してんだか。連絡がないってことは帰らずそのまま仕事かどっかで寝てるか・・・・
隣に誰がいるかは知らないけど。2008-01-17 22:22:00 -
13:
イツキ
『さぁ?どーでもいいです。』
「そんなこと言ってホンマは怒られるか心配なんちゃう?イツキちゃんていかにも彼氏一筋!みたいな依存並にベッタリな感じやもん!笑」
ケラケラ笑いながら話す目の前の男を心底ウザイと思った。なんでこいつにバカにされてんだか・・・
確かにあたしはケイトに依存していた。そして悲しい結末は迎えたくなくて現状から目を背けていた。2008-01-17 22:27:00 -
14:
イツキ
何が?
どうなることが?
言葉の真意も理解できないまま、あたしの唇は勝手に動く
「何も怖くない」2008-01-17 22:38:00 -
15:
イツキ
言葉を発したあたしの唇はまたもや勝手に動きだす。
数十分前会ったばかりの男の唇の元へと。
もう、そこからは盛りのついたメス猫のように思われていたと思う。
簡単についてくるバカで手軽な扱い易いペットができたとあなたは思いましたか?2008-01-17 22:43:00 -
16:
イツキ
今来た道を戻り着いたのは男のマンション。
無言で手を引かれベットに辿り着く。
後ろから抱き抱えられる形で男に寄りかかりながら頭の中だけは妙に冴えてて・・・・・ケイトとも半年以上してないのに・・・何てことを思った。2008-01-17 22:48:00 -
17:
イツキ
「この体勢めっちゃすき」―――――そう言って男はあたしをさらに引き寄せた。・・・・あたしも後ろからされんの好きやけど。と、返せるはずのない返事を頭の中でつぶやく。
「彼氏は?いいん?いまならギリ止めれんで?」
『・・・・・ドーデモイイ』2008-01-17 22:53:00 -
18:
イツキ
ブレーキをひかず
堕ちていったのは
あたしの意識
2008-01-17 22:55:00 -
19:
イツキ
「どーでもいいのは俺?彼氏?」
『・・・・・・・・・』
リクの先輩?ケイト?・・・・・・どーでもいいのはくだらないあたし自身2008-01-17 22:58:00 -
20:
イツキ
無言になったあたし。
沈黙が漂う初対面の男の部屋。
2008-01-17 23:03:00