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【200万円の顔】

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  • 1:

    ゆうか^д^

    ゆうか‐16歳。
    私は不細工だった。

    2008-01-18 07:31:00
  • 82:

    ゆうか^д^

    悠くんとは週に2回ぐらいのペースで会っていた。
    ただドライブしたり、飲みに行ったり、お互いの家を行き来するようにもなっていた。密室に二人でいても、悠くんは何もしてこなかった。
    ゆうかの今までの恋愛は、男はヤリたいだけで、ゆうかに近寄ってきていた。恋愛と呼ぶには程遠い。そんな事頭では分かっていたんだと思う。でも寂しかった。一人になりたくなかった。
    でもそんな考えが間違ってるって、悠くんに出会って気付く事ができたんだと思う。

    2008-01-22 07:36:00
  • 83:

    ゆうか^д^

    ある日、いつもは悠くんから おはようのメールが来ていたのに、昼になっても、夕方になってもメールは来なかった。
    《忙しいんかな‥》そう思いながらも、電話したい。悠くんにメールしたい。そう思っていた。でも、うっとおしいとかしつこいと思われたくなくて、素直に連絡できなかった。ゆうかが夜ご飯を食べようとしていた時だった。
    〜♪〜〜♪♪
    悠くんからメールだった。

    2008-01-22 07:38:00
  • 84:

    ゆうか^д^

     受信メール
    今から会える?

    本当に嬉しかった。《連絡せんと待ってて良かった!会われへん訳ないがな♪うひょー♪嬉しすぎる!》テンションは急上昇。さっそく返事を送る。

    2008-01-22 07:40:00
  • 85:

    ゆうか^д^

     送信メール
    いいけど何時ぐらい? 
    《そっけなくしすぎかな‥でもいかにもメール待ってましたぁって感じに思われたくないしな。。》そう思いながら送信ボタンを押す。
    大好きなエビフライもそっちのけで、化粧を直す。髪の毛はストレート。服を着替えて、悠くんからの連絡を待つ。何回も何回も、携帯の待ち受け画面を見る。

    2008-01-22 07:42:00
  • 86:

    ゆうか^д^

    〜♪〜♪♪〜〜♪
    着信中 悠くん?
    ドキドキしながら通話ボタンを押す。「はい〜?」 『ゆうか?いきなりごめんなぁ?もう出れる?』 「うん、いけんでぇー」 『ほんじゃ家の前まで行くわ!』 「分かった♪」
    悠くんは10分もしないうちに、家の前に来た。

    2008-01-22 07:44:00
  • 87:

    ゆうか^д^

    「おっす♪いきなりどしたん?」 『うん、まぁええやん、座りぃ〜』 そう言われて助手席に座る。
    『てかさぁ、何で朝とか昼メールしてこんかったん?』 《それはこっちのセリフじゃ!》 「えっ?何で?」 『俺、ゆうかからのメール待っててんけど。』
    どうしてこの人は、こんなにゆうかを喜ばせる言葉ばかり言うのだろう。何でゆうかの言ってほしい言葉が分かるのだろう。
    「てゆーか!待ってたのはこっちですから!(笑)」 『えっホンマに待ってた?』 「当たり前やろー!」 『まぢで!めっちゃ嬉しい♪てゆーかな?いきなり呼び出したんはな、』 「うん。」 二人の目が合う。

    2008-01-22 07:47:00
  • 88:

    ゆうか^д^

    『俺、ゆうかの事はじめは一緒にいて楽しいなって思っててんやんか?でも途中からな、遊んでるうちに、ゆうかってよく電話なるやん?男から電話なんかなとか、だんだんゆうかの事気になり出してな‥』 「うん。。」 『今日ゆうかから、連絡なくて、自分から連絡せんと待っとこうと思ったけど無理やって‥。それでな、俺、まぢでゆうかの事好きなんやわって思ってん。』 「・・・。」 《悠くん、ホンマにカッコイイ。ホンマに嬉しいし・・ヤバい。嬉しすぎてどうしよう!》 『絶対大事にするし、俺と付き合ってくれへん?』
    「‥私悠くんの事好きやで。初めて会った時から、面白いし優しいし、一緒にいて楽しかったしな?だから‥ほっんまにな‥嬉しくって‥」 涙が頬を伝う。悠くんがティッシュで私の涙をふいてくれた。
    『俺と付き合ってくれる?』 ゆうかは力強くうなづいた。 『泣くなやー(笑)』 「ぅ‥ん‥グスン‥」
    一生この人と一緒にいたい。本気でそう思った。もちろんその想いは叶わなかった。

    2008-01-22 07:50:00
  • 89:

    ゆうか^д^

    それから二人は彼氏と彼女になった。
    悠くんは、ゆうかの体を心配して、風邪ひくなよ、と言ってくれたり、ゆうかの事ホンマに大事やから、すぐに手出したりせぇへんからな?と言ってくれた。二人が初めて体を重ねたのは付き合ってから2か月後だった。
    幸せだった。毎日好きだと言ってくれた。いつも手を繋いでくれた。会いたいと言えばいつも会いに来てくれた。
    《悠くん、大好き》 ゆうかの気持ちはどんどん大きくなっていく。

    2008-01-22 07:52:00
  • 90:

    ゆうか^д^

    二人が付き合い始めて、5か月が経とうとしていた。
    「なぁ悠くん、土曜日何する?」 今日は二人で悠くんの家にいた。 『あ〜土曜日無理やねん。』 《はっ?意味分からん。何でなん。約束してたやん。》 「何で?」 『友達と約束してもうた!』 「てゆーか土曜日会うって約束してたやん!」 『そうやっけ?‥ごめん。怒らんとってや、な?来週はゆうかの行きたいとこ連れてくし!』 「はぁ‥もぅええわ、友達と約束あるし、気分悪いから帰る。」 『ちょっ、おい!』
    ――バタンッ 勢いよくドアを閉めた。 涙で前がよく見えない。素直に一緒にいたいってどうして言えなかったんだろう。後ろを振り返る。
    悠くんは追いかけてこなかった。

    2008-01-22 07:54:00
  • 91:

    ゆうか^д^

    その日悠くんから連絡はなかった。お互いに連絡をしないまま、気付けば土曜日になった。《ホンマに意味分からん。ゆうか悪くないやんけ!連絡ないとか何なん。》 予定もないので家でゴロゴロしていると、携帯がなる。
    〜〜♪〜♪♪〜〜♪
    着信中 ?悠くん?
    嬉しい反面、今まで連絡してこなかった事に腹を立てながら無愛想に電話に出る。 「‥はい。」 『ゆうか?何してた?』 「家おる。」 『そうなん、出ておいでや。デートしよ!この前はごめんな?』 「今さら何?約束あるんやろ?遊びに行ってきぃや。もうええって。」

    2008-01-22 07:56:00
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