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21:
目と鼻の先にある洗面所が、これほど遠く感じるなんて……。
それに脚が……いや、全身が重い……。まるで鉛をつけているようだ……。汗も止まらない…。
俺と管理人さんは一歩、また一歩洗面所へむかった。2008-03-05 08:09:00 -
22:
名無しさん
頑張ってください
応援してます?2008-03-06 00:10:00 -
23:
名無しさん
気になる?
2008-03-06 01:10:00 -
24:
洗面所の扉から少しだけ光が出ている……。電気は付けっ放しにしていなかったはずだ…。(ゴ…ゴクンン)唾すらもまともに飲み込めない…。扉まで後、3歩の所まで来た。(管理人さん、ドアを塞ぎますから俺の事は無視して外に逃げて下さい!そしてすぐに警察を呼んでください!)
管理人さんは軽く頷くと、俺は覚悟した………1…2…3…『走れえぇぇっ!!』
俺は洗面所のドアノブをしっかり握り渾身の力を込めて、引いた!中からは何の応答もなかったが、力を抜く事はない。管理人さんは転ぶように走り、玄関を出て行った。(よし!)心の中で吠えた。後は俺が外に出るだ……け…………その時ピタッとした感触を手の甲に感じた………。2008-03-06 02:27:00 -
25:
額から頬をつたって汗が流れ落ちた。その瞬間はまるでスーパースローモーションの様だった。最近テレビでよく見かけるが、人間も極限まで集中するとそれ以上にゆっくりと時間を感じるらしい……汗が落ちたせいで冷静になり、違和感を感じとれた……あれぇ?何かがおかしいのはわかっているんだが………さっきまであって今は無いもの………さっきまではあって今…は………!!やっぱり!水の音がない!犯人のどういう意図かはわからないが、多分ビビらせているんだろうか。それとも壁一枚腰にナイフでも持って扉が開くのを待っているのだろうか……………。
俺は無償に扉を開けたくなった。犯人の顔も見てみたい。一瞬…………一瞬だけ開けて閉めるだけなら……。 男として、いや一匹の雄として欲望に駆り立てられる2008-03-06 03:22:00 -
26:
ドアノブから少しずつ力を抜いた。そしてゆっくりと右に回す………………バンッ!バン!!扉を一瞬だけ開けて閉めた。洗面所には………だれもいない…。じゃあ風呂場にいるのか?洗面所に入ったら、風呂場の明かりもついていた。誰かが入っていたらシルエットでわかるはずなんだが、何もうつってはいない。まさか、浴槽に隠れている??風呂場をあけてみても……誰の姿も無かった…。ただ、浴槽に水が飛び散った後があるだけだった。
立ち尽くしていると、何台ものパトカーのサイレンが聞こえた。2008-03-06 03:39:00 -
27:
パル◆ykK1Oe9LjQ
外に出て五階から下を見るとパトカーが五台、救急車二台が駆け付けていた。住民や、野次馬、小学生が騒いでいた。マンションの入り口付近で、警備隊が突入の確認をとっている。
『す、すいませーん。』誰も見向きもしない。声を張って『すいませーん!!犯人はいませんでしたぁ!』パトカーから警官が降りスピーカーで『本当かぁ!!あなたは無事なんですね!!?』『はい!大丈夫です!!』その声を聞いて警官が上がって来た。
一応鑑識や、現場検証などで今日は家に入れないそうだ。俺も今から事情聴取をうける。とんだ一日なったなぁと思い、空を見上げると月と太陽が並んでいた。2008-03-06 03:54:00 -
28:
パル◆ykK1Oe9LjQ
【第二章】波紋
2008-03-06 03:58:00 -
29:
『ママ!この川って本当キレイだよね!』
『そうね、上流にはマスとかアユとかキレイな水でしか生きれないお魚さんもたくさんいるのよ。都会じゃもうほとんどいないわね』『何でいないの?』 『川が汚くてお魚さんが住めなくなってるのよ。』 『なんで汚れたの?』 『人間だけが住みやすくする為に川や、山を汚してしまったのよ…』
『それはお魚さん達を殺してまでしなきゃいけないことなの?』 『そうね…人間は欲深いから…』『ふーん。じゃあ罰を受けなきゃだね☆』 『罰?』
『そう、罰だよ☆今度は私達の番なんだよ。いっぱい殺しちゃったから、いっぱい殺されなきゃだね☆』
『そうね……いつか人間にしっぺ返しがくるわね』
『あっ!向こうにお花畑がある!アキが1番乗りっ!』
『フフ、ママだって負けないぞー!』2008-03-06 12:48:00 -
30:
『大変でしたね。もう帰っていいですよ。と言っても自宅の方はまだ立ち入り禁止なんですけどね』『チッ』俺はたまらず舌打ちをしてしまった。途端に警官の顔が強張る。『いや、あなたに向かってじゃないです。仕事も辞めて来てこんな目にあって……』自分が惨めで情けない。
『すいません。気分を害してしまったようで…あまり自暴自棄にならないで下さいね』警察官は罰が悪そうに席を立った。
『はい……。』警察署を出ると、もう7時になっていた今日はホテルにでも泊まるかな…。こんな時に気軽に友人に頼れたらなぁ…。自分の事は自分でやる。いかにもカッコつけな性格を今は呪った。2008-03-07 02:54:00