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1:
◆LgKoLZRjhQ
忘れた事なんて、なかったのかも知れない。
2008-02-04 17:58:00 -
71:
◆LgKoLZRjhQ
電話を切ったたくまが、困ったような顔をして言った。
<えっ…。>
勢いでここまで追いかけて来てしまったが、先の事など考えていなかった。2008-02-04 19:58:00 -
72:
◆LgKoLZRjhQ
<か、帰るわ>
私は、何とも不発な感じで返事をし、視線をグラグラと泳がせた。
<お前、愛ちゃん責めたんなや!じゃあな!>2008-02-04 19:58:00 -
73:
◆LgKoLZRjhQ
最後にイラッとするような爆弾を落としたたくまだが、私は、りさがショップをやめたいと思うまでお水にはまっていたなんて知らなかったから、その事がショックだった。
《明日また、りさと話したい。》
そう思い、眠りについた。2008-02-04 19:59:00 -
74:
◆LgKoLZRjhQ
次の日も、りさは前日の疲れを持ち越したような、むくんだ顔で出勤して来た。
私は、カッとならないように、責め立てないようにと意識しながら、<りさいける?昨日、だいぶと呑んだん?>と、顔を覗いた。
りさも反省したのか、私の声に耳を傾けてくれて、<うん、ちょっとね…。大丈夫>と、コンビニの袋からウコンの力を取り出して飲んだ。2008-02-04 22:20:00 -
75:
◆LgKoLZRjhQ
<ちょ、りさ、オッサンじゃないんやから>
私は、当たり前のようにウコンを飲むりさがおかしくて、噴き出してしまった。
<笑わんといてよ〜!これ、めっちゃ効くねんから>と、りさも笑って、私の背中を叩いた。2008-02-04 22:20:00 -
76:
◆LgKoLZRjhQ
昨日までのとげとげとした感情がほぐれ、お互いごめんと謝った。
<りさ、あんたたくまと知り合いやってんなあ>
<えっ香織、たくま君知ってんの!?>2008-02-04 22:21:00 -
77:
◆LgKoLZRjhQ
たくまが共通の知人になっていたことで、更に二人は盛り上がった。
<あはは〜たくまにりさのこと聞いたよ。あんた、お店でめっちゃ頑張ってるらしいやん!売り上げすごいって、たくま褒めてたもん。ショップ、辞めたいて言うことも聞いてしまったわ。>
<……。>2008-02-04 22:21:00 -
78:
◆LgKoLZRjhQ
りさはしばらくうつむいた後、<今までなんにも言わんかってごめんね。あたし、ほんまにショップ辞めようと思うねん。来月で辞めますって、店長に言うつもり。遅刻ばっかしてるから、向こうもいらんて感じやろうけど…。新地の仕事に、やり甲斐感じちゃってさあ>
昨日は頭ごなしに怒ってしまった私だったけど、りさの口から、正直な気持ちが聞けたことで、安心した。
たくまに言われたように、誰が決めるでもない、りさ自身の人生。2008-02-04 22:22:00 -
79:
◆LgKoLZRjhQ
友達なら、純粋に応援してあげるべきだと思ったから、<そっか!店長と、ちゃんと話できるといいね!でも、あんま体無理しんときや!>と、笑顔で返した。
それから一ヶ月後、りさはショップを辞めた。
毎日のように、シフトをかぶせて一緒に働いていたりさが居ない。2008-02-04 22:22:00 -
80:
◆LgKoLZRjhQ
同志みたいな存在だったから、最初はものすごく淋しくて、しょっちゅう電話をしていたけど、新地一本になったりさは、派遣から正式にレギュラー勤務へと変わり、昼夜間逆の生活になっていた。
夕方前なら起きているかな?と思って連絡をしても、<今から同伴やねん>とか、<ママと用事があんねん>とか、何かと忙しそうで、徐々にすれ違っていった。
そんなやりとりが三ヶ月も続いた頃には、もう、まったくりさとは連絡を取らなくなっていた。2008-02-04 22:23:00