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本命ですか?
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1:
みなこ
実話です。初心者なので読みにくいと思いますが宜しくです。
2008-02-15 19:44:00 -
2:
名無しさん
いつもと同じ、煙草の煙と笑い声が混じった店内。
「いらっしゃいませ。ミナです。お隣よろしいですか?」
いいなれた台詞で1日が始まる。
「おぅ!ミナ、来たでー。」客のノブ君がやってきた。ノブ君は昔ホストをしていたらしく30代半ば位だが男前でノリもいい。
ミナ「おはよ〜♪」 ノブ「お前客に向かっておはよーは無いやろ〜」 ノブ君は"ミナは妹みたいだな"といつも可愛がってくれる。私の一番のお気に入りのお客でもあった。2008-02-15 19:46:00 -
3:
みなこ
いつもと同じように接客していると、ボーイが「ミナさんお願いします〜」と呼びに来た。お客が来たか、と思い席を立ち、ボーイに「何番?(席)」と訪ねると私を無視してなにやらお客とコソコソ喋っている。“何やねん、感じ悪いなぁ”と少しムッとした私を見たその客は、ボーイに「おぅ。このコ指名でつけといて。」と言い、私を席に呼んだ。
2008-02-15 19:50:00 -
4:
名無しさん
席につき、そのお客に違和感を感じながらいつも通りの接客を始めた。
「ご指名ありがとうございます。ミナです。」
名刺を渡すと、その男はトモヤと名乗り、名刺を渡してきた。
“club…代表…?ホストか。あ!そうや!この人にキャッチされた事あるわ”
ミナは人の顔は覚えている方だ。
違和感は、見覚えのある顔だったからだ。
そう思っていると、「何回か話しかけた事あるねんで」と言ってきた。
“キャッチて言えばいいやん。営業かよ”そう思いながら「そうなんですか?私は初めましてですけどねー今日はお仕事ですか?代表さんもキャッチとかされるんですね?」と嫌味も込めて返す。
ホストは嫌い。
人の気持ちを弄んで、汚い、えげつない。
いくら指名でもホストとは関わりたくなかった。
自分も大して変わらないのにホストを軽蔑していた。2008-02-16 10:28:00 -
5:
みなこ
それでもミナは普段通りのテンションで接客を続ける。
すると「同業やねんし、営業接客で気ぃつかいなや」と言ってきた。
「トモヤさん店内にいる限りはお客様ですから。指名も頂いてますし」と答える。
「トモヤでええよ。客相手に客ってダイレクトにゆうなよ〜(笑)」
トモヤはミナの嫌味なんか相手にしていない様子だった。それが余計ミナを苛立たせた。
「また来るし番号教えてや」と言いトモヤはケータイを出した。「はぁ…ありがとうございます」
番号交換をし、トモヤは1時間しないうちにチェックし、帰り際に
「今度の金曜、◯時から△ch見てな〜♪」と告げて帰っていった。
トモヤはテンポ良く喋り、さすがホストだなと思った。2008-02-16 10:32:00 -
6:
名無しさん
「もし〜?テレビ見たよー」
トモヤは「おぉー!ありがとう。初めて電話してきたなぁ(笑)俺、男前やったやろ〜!?」
ミ「謙遜とかせぇへんの(笑)」
ト「ホンマの事やからしゃあないやん♪なぁ、どうやった!?」
ミ「はいはい、てゆうか今忙しそうやね?」ト「テレビもそうやけど、今日金曜やしなぁ! あっ、ごめんまたかけるわー!」
「はいよー」
プーッ・プーッ…
次の日、トモヤが店に来た。席につくなり、「ミナちゃん♪今日もかわいいね?」ミナ「当たり前やろ」トモヤ「謙遜せぇへんのかよー」 昨日の電話と同じような会話をしながら、接客に入った。
しばらくしてトモヤは「そんな営業丸出しええってゆうたやん!楽にしぃや」ミナは「店やねんし、お客やんか。」 「ひどいなー(笑)それホストがゆうたらお客にどつかれるで?」
そう話していると
他に指名客があったミナはボーイに呼ばれ席を立つ。
その前に化粧直ししようと、ロッカールームに向かう。
その時後ろから「ミナちゃん、ミナちゃん!」「あ、ヒロちゃんおはよう」
2008-02-16 16:39:00 -
7:
名無しさん
ヒロちゃんはよくホストに飲みに行ってると店でも知られている。
ミナは“絶対トモヤの話だな”とすぐに思った。案の定トモヤの事を聞いてくる。「ねぇ、あの席に来てるの〇〇(店名)のトモヤさんやろ!?指名もらったん?なんで?店行ってんの?」
私は“どんだけ知りたいねん”と少し呆れ「そう、トモヤやで。店は行ってないよ。こないだ場内(指名)もらって今日が二回目。」ヒロはまた質問責めにきた。2008-02-16 19:11:00 -
8:
みなこ
ヒロちゃんは「営業できてたんやんなぁ〜?いいなぁ!私もつきたかった!で?今日あがったら店いくん?ミナちゃん騙されてへん?」
なんて失礼な女や、ミナは少し苛立ち「席つきたかったらボーイに言えばいいやん。私のヘルプやけど。」と言ったにも関わらず、「ほんまに!?いいの!?じゃあヒロ、ボーイにお願いしてくる♪」
…頭大丈夫なんかなこのコ。
他の席から戻ってくると、ヒロは本当にヘルプで座っていた。ボーイに呼ばれると名残惜しそうに席を立ち、「今度飲みに行きますねー?」と猫なで声を出していた。2008-02-16 19:14:00 -
9:
みなこ
トモヤの隣に座ると「ヒロちゃんてコ、おもろいなぁ。ホストなら誰でもいいって顔に書いてあったわ(笑)」私は失笑した。
別に関係ないし、ヒロちゃんを客にするならすればいいと思った。
トモヤ「なぁ、何時まで働いてるん?」 ミナ「日によって違うけど、だいたい3時くらいかな。なんで?」 トモヤ「ほんなら、今日あがったら連絡しておいでや。めーっちゃ旨い飯屋あんねん!」ミナ「…ご飯だけね。」 トモヤ「よし、んなら連絡まってるわ!」
ミナも断ればよかったのに、いつの間にかトモヤの喋るペースに乗せられていた。2008-02-16 19:18:00 -
10:
みなこ
3時すぎ。そろそろあがる時間だ。
さすがにブッチする訳にはいかないし… とりあえずご飯だけなら…お客やし!
この時断っていたら…。
“ホスト”という事に異常にこだわっている自分に言い聞かせ、約束通り、トモヤに電話した。
ミナ「終わったよ」
トモヤ「今、どこ〜?」
ミナ「青山でお茶してる」トモヤ「5分で行くわ!待っといてー」
2008-02-16 19:21:00