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エール

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  • 1:

    うちのアネキは風俗嬢。オレは軽蔑もしてないし特に何とも思ってない。そんなアネキのことを書くことにします。

    2005-10-27 20:35:00
  • 2:

    オレがその事実を知ったのは、学校へ行く途中の電車の中。アネキとオレは学校が同じ方向だったので、途中まで一緒に行っていた。

    2005-10-27 20:38:00
  • 3:

    「おねぇちゃんなぁ、風俗始めてん。」
    アネキがここ最近夜中に家を抜け出していることは知っていたが、まさか風俗嬢になっているとは!ちなみにアネキは自分のことを『おねぇちゃん』と言う。

    2005-10-27 20:43:00
  • 4:

    『風俗』と言われても聞いたことがあるぐらいで、内容とかは知らなかった。アネキは淡々と話し始めた。

    2005-10-27 20:46:00
  • 5:

    「風俗ゆーてもいろんなとこあってな、おねぇちゃんが行ってるとこは、Hするとこじゃなくて口とか手ぇとかで男の人イカせるとこやねん。いわゆる『ヘルス』ってやつ。」
    んー…なんとなくわかる。しかしなぜいきなり…!?アネキは夜の仕事なんかしたことないハズだが。

    2005-10-27 20:52:00
  • 6:

    「何でその仕事しだしたん?」
    気になったことを聞いてみた。アネキはさらっとこう言い放った…
    「ん?暇やったしスカウトされたから?」

    2005-10-27 20:56:00
  • 7:

    アネキとオレは年子だ。お互いが中学生の頃は、毎日のように些細なことでどつき合いの喧嘩をした。勝敗は言うまでもないが、アネキは懲りずにオレに拳をふりあげ向かってくる。

    2005-10-27 21:11:00
  • 8:

    オレらの喧嘩のひどさに、おかんが泣きながら止めに入ってくるぐらい凄まじいものだった。そんな経緯があったこそ、今ではその辺のキョウダイより仲が良いと思う。

    2005-10-27 21:17:00
  • 9:

    喧嘩のときは熱くなるアネキだが、普段は至って冷静だ。必要以上に自分のことを語らない。そんなアネキが、自ら風俗を初めたことをカミングアウトしてくれて、ちょっと嬉しかった。

    2005-10-27 21:27:00
  • 10:

    でもアネキの場合は人の心配もよそに、そーなったらそーなったでどーにかなるさ。なんてことを考えているのだと手にとるよーにわかったから、やめときぃやとか忠告みたいなことは敢えて言わなかった。

    2005-10-27 21:37:00
  • 11:

    うちは4人キョウダイでマンションに住んでいるので、1人1部屋もない。オレとアネキが同じ部屋で、下の2人の妹たちが同じ部屋を使っている。だからアネキが準備し始めるとわかるのだ。

    2005-10-27 21:46:00
  • 12:

    まず服を着替える。化粧はして行くときもあれば、店に行ってからするときもある。それから自分のベッドに大きめの熊のぬいぐるみを忍ばして、あたかも人が寝てますみたいな雰囲気をかもし出す。

    2005-10-27 21:49:00
  • 13:

    結構慎重になってるみたい。それから店のオーナーさんに電話をして家の下まで迎えに来てもらい、ご出勤だ。

    2005-10-27 21:55:00
  • 14:

    オーナー様直々に迎えに来てもらえるアネキはビップ待遇なのか!?
    アネキは行ってきまぁすと、まるで遊びにでも行くかのように家を出て行く。しかも玄関からでなく、部屋の窓から!!

    2005-10-27 22:00:00
  • 15:

    オレの家は犬を飼っていて、玄関のドアに付いている風鈴みたいなのが鳴る度に吠える。ドアを開けたら間違いなく風鈴みたいなのが鳴って犬が吠えてオカンに気付かれるからアネキはいつも窓から出て行く。

    2005-10-27 22:06:00
  • 16:

    しかしここはマンションの4階…いくらベランダのすぐ隣に非常階段みたいなのがあるからって少しでも足を滑らせて落ちたりでもしたら、大変なことになる。アネキは弟がこんなに心配していることも露知らず、ひょいっとベランダの柵に乗り、非常階段へと移っていく。

    2005-10-27 22:11:00
  • 17:

    どうやら今日もちゃんと脱出に成功したみたいだ。ふぅ。
    ところがとうとう恐れていたことの1つが起こってしまった。

    2005-10-27 22:18:00
  • 18:

    パア??

    2005-10-27 22:18:00
  • 19:

    いつも通り、アネキが窓から出て行ってオレも眠りに付いたころ…
    「ちょっと!あんたちょっと!あの子どこ行ったん!?何で熊のぬいぐるみがベッドに寝てるわけ!?」
    アネキがいないことにかなりびっくりしてパニック気味のオカンに叩き起こされた。あーぁ。ついにバレてしまった…

    2005-10-27 22:24:00
  • 20:

    おっと!妹発見!

    2005-10-27 22:26:00
  • 21:

    マィケル

    ぉしまぃケル?

    2005-10-27 22:32:00
  • 22:

    まさかオカンに『アネキは今風俗で働いてるところやで』なんて口が裂けても言えない…

    2005-10-27 22:40:00
  • 23:

    「知らんでぇ。おらんの?」
    アネキがいないことはオレが一番知ってるけど、知らないフリをした。オカンは相変わらずパニクっていて、鬼のようにアネキの携帯に電話をかけている。

    2005-10-28 01:12:00
  • 24:

    もちろんアネキが電話に出るわけがない。とりあえず急いでアネキにメールを打った。
    『かぁさんにバレたで!』アネキがあまりにも電話に出ないので、オカンはオトンに電話を掛けようとしている。

    2005-10-28 01:19:00
  • 25:

    うちはオトンが毎日帰ってこない。別に単身赴任とかで帰ってこないのではない。夫婦仲も良い。でもなぜか毎日帰ってこない。オトンが気の向いたときに、いきなりふらっと帰ってきたり、緊急事態のときはすぐ帰ってくる。そして、やたらアネキに厳しい。アネキがピアスを左耳に1つ開けただけで、剣道で使う竹刀でばっちばちにされてたっけ…。

    2005-10-28 01:25:00
  • 26:

    そんなオトンにアネキが夜中外出してるなんてわかったら…ただでさえ、アネキの門限は、夕方の7時なのに…アネキは絶対半殺し並みにどつかれるだろう。それだけは避けたい!

    2005-10-28 01:35:00
  • 27:

    オレがどーしようかと途方に暮れているとき、アネキがオカンからの電話に出たみたいだ!オカンはアネキに怒鳴り散らしている。
    「あんた一体今どこおんの!?ベッドに熊のぬいぐるみなんか入れて!あんたおかぁさんのことおちょくってんの!?どこおるか知らんけど、今すぐ帰ってきなさい!!」

    2005-10-28 01:41:00
  • 28:

    いとこ

    面白いよ(´・ω・`人)
    頑張って書いてね??

    2005-10-28 02:12:00
  • 29:

    いとこさん、ありがとう☆頑張るわ!

    2005-10-28 02:33:00
  • 30:

    ?子 ◆xi9CqIOvBg

    バリおもしろい?頑張ってください??

    2005-10-28 02:41:00
  • 31:

    ?子さんわありがとう☆おもしろいとかゆわれたらやる気出るわ!頑張って書くわ!

    2005-10-28 02:45:00
  • 32:

    どうやらアネキの命は助かったみたいだ。ちょっとしてからアネキが玄関から帰って来た。オカンにもーバレてるから窓から帰って来る必要はない。アネキはオカンからちょっとした警告を受けて部屋に帰ってきた。

    2005-10-28 02:48:00
  • 33:

    なぁ

    ぁたしもトシゴで上に兄弟いるよ。相談事されるとちょい嬉しいって気持ちわかる!いざって時守ったろってゆう気持ちもまぢ分かるっ('∀')兄弟っていーよね。お互い仲良くいきたいな☆完結まで読むよ☆頑張って!!

    2005-10-28 02:55:00
  • 34:

    「起きてる?」とアネキが寝たフリをしていたオレにそっと話し掛ける。
    「起きてるで。」オレも小声で返す。なぜなら、うちのオカンの朝は早く、まだ6時前だとゆーのに活動しだしているからだ。オカンにオレ達がしゃべっているのがバレると、怪しまれて余計ややこしくなる。

    2005-10-28 03:04:00
  • 35:

    「店いてるときにいきなり家から電話あってびびったって!バレたこと教えてくれてありがとうね。電話出るんあとちょっと遅かったらオトンにチクられてたわ。」
    アネキは部屋着に着替えながらそれだけ言うと、自分のベッドに潜り混んだ。

    2005-10-28 05:56:00
  • 36:

    でもこちらからしたら少し複雑になる。うちの親は水商売断固反対派である。そのことを充分に知りつつ、夜の世界で生きようとするアネキ。まさか風俗で働いてるとは思いもよらないであろう両親。アネキの夜中の外出の訳を知ってしまった今、言葉には表すことのできない、なんとも複雑な心境だ。

    2005-10-28 06:07:00
  • 37:

    ここで一つ断っておきたいのは、オレは風俗や水商売を否定したり批判したりしているわけではない。ただ、否定派の親と肯定派のアネキとの間に挟まれるのがしんどいと言ってるだけなので、もしこの文章で誤解をした人がいれば、ごめんなさい。

    2005-10-28 08:41:00
  • 38:

    オカンはアネキがいてないことを1回見つけてから、だいぶ神経質になって毎晩のように部屋を覗きに来た。アネキは暫らくの間、夜中の外出を控えていた。しかしおとなしくしていたのも束の間、またちょくちょく外出するようになった。アネキはじっと一つの場所に留まっていることを最も苦手とする人種である。悪く言えば落ち着きがない。

    2005-10-28 09:08:00
  • 39:

    アネキはリスクを背負ってまで夜中に風俗へ働きに行く。なぜそこまでして働くのか。ホストにはまってる匂いもしない。ブランド品を買い漁っているわけでもない。だったらなぜ…?理由は驚くほど単純明快だった。

    2005-10-28 09:12:00
  • 40:

    「何で働いてるかって?夜中暇やし、仕事楽しいからね。」
    またしてもあっさりすぎる返答。お金が必要なわけでもなく、楽しいからしてるらしい。アネキは仕事に対してあまり抵抗がないみたいだ。

    2005-10-28 09:21:00
  • 41:

    オレは少し尊敬した。だって客の中には嫌なことをしてきたり言ってきたりするおっさんとかもいてるだろうし、それなのに彼らを別け隔てなく接することのできる人なんて数少ないと思ったから。その数少ない人の中に自分のアネキが入っているというのはすごいことだと思う。

    2005-10-28 09:22:00
  • 42:

    アネキはたまに仕事を休んではオレをカラオケや飯に連れてってくれた。そんなときはもちろん2人揃って窓から抜け出して☆

    2005-10-28 09:35:00
  • 43:

    それからというもの、アネキはよく夜中に外出してるのをオカンに見つかっていた。アネキは別に見つかったら帰ってきたらいーわという考えみたいだったので、家でおとなしくしてることもなかった。オカンはアネキがいてないことを見つける度にアネキに電話して、早く帰ってくるようにと言う。

    2005-10-28 09:40:00
  • 44:

    ある日、とうとう今度はオトンにバレてしまった!あーこれでアネキは終わったなぁと本気で思った瞬間だった。オトンがアネキに電話を掛ける…

    2005-10-28 09:58:00
  • 45:

    どーやらまたアネキは電話に出ないらしい。オトンの怒りボルテージはアネキに電話を掛ける度に上がっていく…

    2005-10-28 09:59:00
  • 46:

    アネキも運が悪いなぁ。よりによってアネキが仕事に行ってからオトンがひょっこり帰ってくるなんて。

    2005-10-28 10:02:00
  • 47:

    オトンがいくら掛けても出ないので、続いてオカンが電話を掛けてみる。すると、驚くことにアネキが電話に出たみたいだった。
    「とりあえず帰って来なさい。ゆっくりおとーさんとも話したら?」

    2005-10-28 10:06:00
  • 48:

    オカンが電話越しにアネキに言っている。オレは内心焦っていた。しかしその反面、悪知恵が働くアネキのことだからうまい言い訳を用意してるんじゃないかとも思っていた。

    2005-10-28 16:58:00
  • 49:

    オカンはアネキとの電話を切ったあと、
    「何か理由あるみたいやから、最初っから怒ったり怒鳴ったりしたらあかんよ。」
    と、怒りボルテージがマックスなオトンに釘をさしている。

    2005-10-28 17:03:00
  • 50:

    よし!アネキは良い言い訳を考えついたみたいだ!しばらくしてアネキが帰ってきた。そのままオトンとオカンが待つリビングへ直行する。そしてオトン・オカン対アネキの話し合いが行われた。

    2005-10-28 17:07:00
  • 51:

    「何であんたここ最近夜中なったら外行くの?何かあるん?」
    口を開くと怒鳴りだしそうなオトンの代わりにオカンがアネキに問う。アネキは一瞬黙ったあと、言いにくそうに話し始めた。

    2005-10-28 17:58:00
  • 52:

    「おねぇちゃんなぁ…家いてんのしんどいねん。」
    この言葉に今までずっと耐えていたオトンがついにキレた!

    2005-10-28 21:21:00
  • 53:

    「お前家がしんどいて何やねん!家族がキライんか!あ!?ほなお前もー出て行け!一切お父さんらに頼るなぁ!」
    アネキは一発目にして地雷を踏んでしまったようだ。

    2005-10-28 21:27:00
  • 54:

    8時や9時に帰ってきたアネキにオカンは殴る蹴るの体罰を与えた。もちろん、友達の家に泊まりに行くことなんか論外で、アネキが「明日友達ん家泊まりに行ってくるわぁ」なんて言おうものなら、即座に「あかん!」と一喝されていた。

    2005-10-28 21:45:00
  • 55:

    オレは男だからアネキとは正反対で、門限なんて存在しなかったし、外泊も何の問題もなく許されていた。オカンはアネキに今まで何度も言ってきた言葉を繰り返した。
    「何も夜遅くまで友達と遊ばんでも、明日学校で会えるんじゃないっての?門限延ばしてほしいってゆーけど、そんなに長く遊びたいなら学校休みの日に朝から遊んだらいーやん。」

    2005-10-29 00:36:00
  • 56:

    まぁ確かにそらそうだけど…でもオレはアネキの気持ちがわかる。リビングではまだ話し合いが続いていた。

    2005-10-29 00:42:00
  • 57:

    「ほんでお前はこんな夜中にどこほっつき歩いとんねや。」
    オトンがアネキに聞く。
    「クラブ。」
    とアネキが一言答えると、オトンが勘違いして
    「えぇっ!?お前クラブで働いてるんか!?」
    とすっとんきょうな声をあげた。

    2005-10-29 00:51:00
  • 58:

    どーやらオトンはお姉さんたちが沢山いて、お酒を飲むほうの『クラブ』だと思ったらしい。それをアネキは冷静に否定する。
    「何でよ。おねぇがそんなとこで働けるわけないやん。踊るほうのクラブやで。」

    2005-10-29 03:58:00
  • 59:

    「あーそぉか。それは悪い悪い。なんせもー夜中うろうろすんのはやめなさい。お前何か興味あることとかしたいことないんか?スポーツでも何でもいい。夜にいろいろ考えるから寝れんくなって外出するねや。夜にそーゆーこと考えたりしたらマイナス思考になる。人間はそんなもんや。だから昼間もっと体を動かせ。ほな疲れてイヤでも夜なったら寝れる。」
    オトンにこう言われ、アネキは少し考えてから
    「おねぇ車の免許取りに行きたい。」
    と答えた。

    2005-10-29 04:09:00
  • 60:

    アネキは前から車の免許が欲しいと言っていた。アネキが始めからこうなるように話を持って行ったのかは分からないが、晴れてアネキはオトンがお金を出し、車の免許を取りに行けるようになった。オレは自分で出して行けよって言われてるのに…オトンはアネキに厳しい分、キョウダイの中でアネキにだけ特別甘かった。

    2005-10-29 13:05:00
  • 61:

    でもキャバクラは2ヵ月程度で辞めてしまった。楽しくなかったのか?アネキの考えてることはいまいちよくわからない。

    2005-10-29 13:16:00
  • 62:

    アネキの車の免許は順調に進み、8月にはしっかりゲットしていた。キャバクラを辞めてからは焼肉屋で普通にバイトしていたアネキだったが、11月にまたアネキの夜の世界大好き病が出た…

    2005-10-30 02:40:00
  • 63:

    前から学校に行きたくないと言っていたアネキは、タバコを吸っているのを見つかり停学になったのをきっかけに、学校に一切行かなくなった。アネキの通っていた短大はかなり厳しくタバコは成年・未成年関係なく禁止されていた。

    2005-10-30 02:44:00
  • 64:

    家にも帰ってこなくなり、中学のときから仲のよかった女友達のところに転がり込んでいた。学校に行かなくなり、その女友達がキャバクラで働いていたこともあって、またアネキはキャバクラで働きだした。

    2005-10-30 02:48:00
  • 65:

    アネキが働いていたキャバクラは結構大きく、その中でアネキは1ヵ月でナンバー3まで登りつめた。
    年が明けてからも相変わらずナンバー3の座を保ち働き続けていたが、結局また2ヵ月ぐらいが過ぎたころ、辞めてしまった。

    2005-10-30 02:53:00
  • 66:

    そしてアネキは風俗嬢に戻った。キャバクラには飽きたのだろう。オレには「もともとお酒弱いし、あまり飲みたなかったから店飛んだった。」とあっけらかんと言っていた。おいおい、店を飛ぶとゆーのはダメだろう…

    2005-10-30 03:00:00
  • 67:

    風俗に戻ってからのアネキはみるみるうちに変わっていった。まだ家には帰ってこず友達と住んでいた。初めは家に帰ってくるように懸命に説得していたオトンもオカンも諦めたのか何も言わなくなっていた。アネキは毎日のようにホストに行っていたみたいで、朝方に実家に電話をしてきてはオカンに迷惑をかけていた。そんなアネキに腹立たしく思ったが、これがキョウダイと言うものか何故か憎めなかった。

    2005-10-30 03:07:00
  • 68:

    アネキは知り合いと会うことを恐れて、大々的に宣伝しているところや大きく有名な店では働くことを避けた。あまり有名ではないところでひっそりと働いていた。

    2005-10-30 09:43:00
  • 69:

    キャバクラはすぐ辞めるくせに、風俗は1回始めると辞めるまでキャバクラよりは長い。そこまで楽して稼げる仕事なのか?そのことを疑問に思い、ある日オレは聞いてみた。

    2005-10-30 09:46:00
  • 70:

    「なぁ風俗の仕事って楽して稼げるからしてるん?」オレの言葉に半ば怒りながらアネキは答えた。
    「楽なわけないやん!どんなけしんどい思てんねん。毎日アゴ外れそうでかなわんわ。何で風俗かゆーたらな、キャバクラはノルマやら遅刻罰金やらでうっとーしーねん。おねぇそーやって縛られんのあんま好きやないから風俗やねん。まぁキャバクラにそんなノルマやらなくても風俗してる思うけどな。」
    いかにも矛盾してる答えだったところ辺りがなかなか意味がわからない。

    2005-10-30 09:51:00
  • 71:

    「じゃぁキャバクラでノルマとかないとこ探したらよくない?」
    そんなところあるのか知らなかったが一応言ってみた。
    「いらんいらん、そんなん。そんなとこまずないと思うし、あったとしても探すんめんどい。しかもキャバクラは1回色かけたらずるずるしてまうからウザイねん。その点風俗はその場限りの関係やから、全然そっちのほうがいーわ。おねぇのこと気に入ってくれてまた来てくれる人とかいてるけどその人らはおねぇと付き合ったりするんが目的ちやうから普通に接することできるし。」

    2005-10-30 10:00:00
  • 72:

    「ほなもしお客さんに付き合っててゆわれたらどないする?」
    オレは更に湧いてきた疑問を投げ掛けた。
    「ないない。彼氏おるゆーてるし。おねぇを落とそうとしてた人は2度とこやんけどな。割り切りの関係やから、男の人も風俗に遊びに来てて楽しいんちゃうかな?なぁどない思う?」
    いやぁオレに聞かれても…と戸惑いながら「どーなんやろね?」とだけ答えておいた。

    2005-10-30 10:06:00
  • 73:

    なるほど。と思った。確かにアネキの言う通りかもしれない。とゆーことは、アネキがホストに通っているのも割り切って行っているとゆーことなのか?

    2005-10-30 10:10:00
  • 74:

    男が風俗に割り切りで遊びに行くのなら女も割り切りでホストに行くのか?もちろん風俗とホストは違うけれど、同じ夜の世界という点では共通している。

    2005-10-30 10:12:00
  • 75:

    「じゃぁお前も割り切ってホストに遊び行ってるん?」
    アネキは当然とでも言いたげな顔て、
    「当たり前やん!あーゆーとこは割り切って遊ぶから楽しいねやん。しかもおねぇ何回も同じ店行ったりしやんし。たいがい1回行ったら次はいかん。何でかってゆーたらおもしろないから。おもしろいと思ったとこは飽きるまで行くで。でも喋りがおもんなかったりしたら時間内でも帰るからなぁ。」

    2005-10-30 10:18:00
  • 76:

    と言った。どうやらアネキはホストに厳しいみたいだ…

    2005-10-30 10:20:00
  • 77:

    名無しさん

    弟くんにエール?????あげ??

    2005-10-31 03:40:00
  • 78:

    名無しさん、ありがとう。そのエール、しかと受け取ったり!

    2005-11-01 02:46:00
  • 79:

    とにかく、アネキは二十歳にして天職を見つけたみたいだ。学校のほうは留年していたし友達もいないから楽しくないみたいで、まるで行く気がないみたい。

    2005-11-01 02:51:00
  • 80:

    その後もたまに辞めたりしつつも風俗を続けていた。そしてついにアネキは一人暮らしをすることを決意した。友達と仲が悪くなったわけではないらしいが、一人暮らしをしたいみたい。アネキは知人のつてで家を見付け、ちゃくちゃくと一人暮らしの準備を始めていた。

    2005-11-01 02:55:00
  • 81:

    アネキは稼いだお金は遊びと実家に入れていたから貯金はないはずなのにどーするのかと思っていたら、なんと!お客さんに生活用品のほとんどを買ってもらっていた!!これにはさすがに驚いた。

    2005-11-01 02:59:00
  • 82:

    どちらにしても、買ってくれる人がいるということに驚いた。言ってしまえばただの風俗嬢と客なのに。世の中にはやさしい人がいるもんなんだなぁと思った。

    2005-11-01 03:04:00
  • 83:

    住むところが決まり、生活用品も順調に揃って行くなかで、ある日アネキはオレに言った。
    「あんたも一緒に住まん?なんか治安悪そうやし一人恐いねん。でも見付けてもらったとこやし、実家に近いとこはそこしかないみたいで断れんくてさぁ。」
    変なところで気を使わず、もっと違うところで気を使うべきだと正直思った。

    2005-11-01 03:09:00
  • 84:

    「家賃も光熱費も払ったるし、アンタは我の携帯代だけ払い。あとは全部面倒見たるわ。その代わり、節電はしてな。」
    前々から一人暮らしに憧れていたオレにとって魅力的な言葉だった。しかしすべて面倒見たるってゆーのには多少気を使う。

    2005-11-01 03:13:00
  • 85:

    オレのそんな心の内を読んだかのようにアネキは続けた。
    「何も心配しやんでもいーで。余裕で払える金額やし問題ない。活動時間もおねぇとアンタと真逆やし、実質一人暮らしみたいなもんやで。イヤなん?」
    「イヤちゃうけど。」
    「ほな決まりな。来週車で荷物運ぶわ。手伝えよ。」

    2005-11-01 03:18:00
  • 86:

    半ば強引に共同生活が決定した。このアネキの強引さには訳があり、その理由は後にわかることになる…

    2005-11-01 03:21:00
  • 87:

    なぁ

    いーカンジに平和やなぁ☆☆お姉ちゃんカッコいいしっ!弟くん頑張って書いてってね(*'∀'*)

    2005-11-02 11:03:00
  • 88:

    なぁさん!また読んでくれたんや!ありがとう。しかもかっこいーとか、自分のことやないけど嬉しいわ!また時間あるとき更新するから読んでなぁ!!

    2005-11-02 20:53:00
  • 89:

    アネキの周りにはいろんな男がいて、もちろんみんな職種もばらばらで、アネキと一緒に住みたい奴なんていっぱいいてるはずなのになぜオレなのか。それは…

    2005-11-04 20:34:00
  • 90:

    「家財道具買ってくれたお客さんがなぁ、家来たいゆーてんねやん。鍋とかしたりしに。やけど、おねぇ一人やったら家でお客さんと2人なったらエッチしんなあかんやろ?お客さんはおねぇに惚れてるわけやし。そんなんもーいらんからあんたが一緒に家おったらそんなんにもならんやろ?だからといって他の男と住んだ住んだでもめたりしたらめんどいからあんたやねん。」
    オレは魔除け並みの扱いなのか??

    2005-11-04 20:38:00
  • 91:

    レンタカーを借りて、実家にあった荷物を運び、オレとアネキの共同生活が始まった。アネキは毎日仕事に行く。暇やったわぁなんてぼやきながら帰ってくる。そんなんで生活できるのか?とも思ったりすることもあるが、なんとか2人とも無事に生きてる。

    2005-11-04 20:43:00
  • 92:

    最近珍しいことに、はまってるホストもあるみたく、いつも帰りは朝だ。
    世間では『風俗嬢』とか『ホストに通ってる』とかで偏見の目で見る人もいるが、オレにとって風俗嬢であろうがホストに通ってようがアネキはアネキであり、大切なことには変わりない。

    2005-11-04 20:47:00
  • 93:

    自分のしたいことをして、更に生活面でもちゃんとオレのことを考えてくれてるアネキのことをオレはかっこいーと思う。

    2005-11-04 20:49:00
  • 94:

    そんなオレも夜の世界を少しだけのぞいてみようと最近ホストクラブでバイトをし始めた。まだまだひよっこだけど、頑張ってみようと思う。そして今までアネキに世話をかけた以上に、アネキに返したいと思う。

    2005-11-04 20:52:00
  • 95:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 96:

    なぁ

    弟くんお疲れっ(>∀<)☆お姉さん好きなんやね。ぁたしもお兄ちゃんいてて、スキやねん!喧嘩とかバリするしグチや毒も吐きよるけど、いざぁたしが困ったり泣いたりしたら一番に立ち上がってくれるねんか☆弟くんホストしてんの?行って色々話してみたいわぁ(*'∀'*)ゆぅてもお姉さんは女のコなんやから守ったりぃや!仕事頑張って!んで次の小説も頑張って♪

    2005-11-04 21:57:00
  • 97:

    なぁさん、最後までほんまありがとう!オレのアネキもそんなんやで!普段はご飯作ってくれとか言ってくるけど、いざゆーときは自分でさっさか動くし。年子やけどアネキのほーが全然しっかりしてるわ!お互い仲良いキョウダイでいよな☆ホストしてる店は言いたいねんけどここじゃゆわれんから、偶然とかで会えたらいーな。そんときはキョウダイについて語ろ!笑

    2005-11-05 02:44:00
  • 98:

    名無しさん

    2005-11-05 02:46:00
  • 99:

    なぁ

    ぁたし京都人で大阪に住んでへんから、まず会えへんゎ(笑)次の作品の題名とかまた教えて下さいね☆頑張れぃ(^^)♪

    2005-11-05 20:50:00
  • 100:

    京都の人なんや!残念やなぁ。ホストし始めてまだ全然たってないからネタなくて書けんのやん。もーちょいしたら書き出すわな!題名とか考えとくわ!

    2005-11-05 21:00:00
  • 101:

    なぁ

    了解\(*'∀'*)/

    2005-11-05 21:04:00
  • 102:

    名無しさん

    おもろかった?

    2006-04-28 18:46:00
  • 103:

    名無しさん

    完結?ぉめでとぉござぃマス??

    >>1-120

    2006-04-29 01:14:00
  • 104:

    名無しさん

    6-100

    2006-05-12 06:56:00
  • 105:

    名無しさん

    2006-05-17 16:49:00
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