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†アヤカシ†
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1:
削除削除されますた
あぼ~ん -
21:
◆8NBuQ4l6uQ
目の前に家がたっていた。(あたしの―…そうか…夢なんだ―…) あたしは夢なら良いだろうと家の門を開いた。 とても懐かしい。 でもどうしてこの家が? この家は確か―… ガチャッ― いきなりドアが開いたせいであたしは驚いた。 『気をつけてよ?』 (母さんッ―…!) 目の前に母さんが立っていた。 『わかってるよー』 (瞬ちゃん―…) 瞬ちゃんはあたしのお兄ちゃん。 『行ってくるね』 (父さん―…ッ) サラリーマンの格好をした父さん。 最後に出てきたのは―… あたし。 『瞬ちゃん待ってー』 小さい身体で赤いランドセルを背負っている。 小学生1年生―かな。 瞬ちゃんは2歳上だから…3年生だ。 (でもどうしてあたしがいるんだろう―…) あたしはココにいる。 でも誰にも見えてはいない 『春?いくよ』 瞬ちゃんが小さいあたしの手を握って走りだす。 『走らないでーッ』 母さんがエプロンをつけたまんま外に出て走っていくあたし達を見ている。 『じゃーね』 父さんが愛しそうな顔で母さんに手を振った。 いつからこの光景を見なくなったんだろう―… 何故だか涙は出ない。 どうしてだろう―。
2008-03-15 13:50:00 -
22:
◆8NBuQ4l6uQ
そう―… 皆もういないんだ―… もう戻れない―… 助けてよ―誰か…
2008-03-15 13:52:00 -
23:
◆8NBuQ4l6uQ
『―…くがいるよ―』 誰かがあたしに声をかけてくれる―誰…? 『大丈夫かい』 目を開けると背中があった。 そうだ―あたしソロの背中で寝てしまって…。 『大丈夫…』 少し汗かいちゃった。 『おろして?もう歩けるから…。ありがと』 ソロはあたしをゆっくりとおろしてくれた。 『あついの?』 ソロがあたしの顔を覗きこむ。 『ううん。夢―みたの』 『…そう』 ソロはそれだけ言って歩きだした。 『ちょっとごめんね―』 あたしはソロの袖を掴んだ
2008-03-15 13:59:00 -
24:
◆8NBuQ4l6uQ
独りは怖い―…
2008-03-15 14:00:00 -
25:
◆8NBuQ4l6uQ
ソロはあたしを振り返ってあたしの腕を持った。 『…何?』 あたしの手の平に ソロの冷たい手の平が重なる。 ドキッ―… 一瞬ドキッとしたけど すぐに収まった。 『気持ち良い…』 ソロの手の平はいつでも冷たくて気持ちが良かった。あたしの熱をとってくれてるみたいに身体中の熱が冷えていった。 ソロはその状態で歩いていく。 あたしは何も言わずに後につづいた…。
2008-03-15 14:07:00 -
26:
◆8NBuQ4l6uQ
あたしはずっと気になっている事を聞いた。 『ソロは何者なの…』 ソロは振り向く事はしなかったけれど口を開いた。 『僕は罪人だよ…』 『罪人?』 (罪人って…何か罪を犯したって事かな…) ソロは真直ぐ前をみている 『何をしたの…?』 『いずれわかるよ』 今はそれ以上教えてはくれないみたいだった。 『この世界は何なの?』 『さあね…』 ソロの答えは答えにならないものばかりだ。 『どうして空を飛べるの』『空は飛べないよ』 『さっき飛んだじゃん』 『落ちたんだよ』 会話にならないな… 諦める事にした。 辺りはもやもやと霧がたっていたけれど、霧の向こうに何か大きな物が見えた。大きな扉のようだ。 扉というよりも門のようなとてもとても大きな物。
2008-03-15 14:26:00 -
27:
◆8NBuQ4l6uQ
゚
2008-03-15 14:50:00 -
28:
◆8NBuQ4l6uQ
近付けば近付く程扉はでかくなる。 『でかいね…』 良く見れば門番のような人が2人見える。 いや…人じゃないな…。 犬? 二本足で立ってはいるのだけれど顔はどうみても…。 『ここにいてくれるかい』あたしはソロの言うとおり門から少し離れた所でとまった。 ソロは独りで歩いていく。 『何者だぁー?!』 2匹の犬のような人間がソロに向かって叫ぶ。 『聞いてるのかぁ!!』 ソロはそれでも何も答えずに近づいていく。 片方の犬がソロに向かって銃を向けているのが見えた 『危ないッ!』 あたしの言葉と バァンッ―…という音と ソロが走るのが同時だった ソロは背中から何かを取り出した。 キラリと光って見えるのは…短い短刀のような刃物。 『ダメッ―…ソロッ!』 『春ッッ目を閉じてッ―』 ソロが初めてあたしに叫んだ。 その声はいつもよりも感情がこもっていた。 バシャーッ―… 目を閉じているあたしの耳に聞こえた音。 それはきっと血が飛び散る音なんだろう―…。 『お前はッッソロッ―』 一瞬でその声も途絶えて、またバシャリという音が聞こえた。 『ソロー…助けて…』 あたしは身体中がカタカタ震えた。 怖い…怖い怖い怖い―… 『ごめんね…』 いつの間にかソロはあたしの前に来ていたようで、 あたしを抱える感覚があった。 『ソロ―…ッ』 あたしは怖さでソロに抱きついた。 ソロはあたしを抱っこしたまま歩きだす。 途中でピチャピチャという音が聞こえたのは… 血を踏んだせいだろう。
2008-03-15 17:40:00 -
29:
◆8NBuQ4l6uQ
ギギィーッ―… 門が開く音。 でかい方の門ではなく、小さい門を開けた音。 『服を着替えないとね』 ソロはあたしに一言言った そういえばあたし学校の帰りだったから制服のまんまだったんだ。 『目…開けて大丈夫かな』ソロに聞くとソロは 『大丈夫だよ』 といった。 あたしは目を開ける。 最初に見えた物は… 血で真っ赤に染まったソロの服だった。 『嫌だッ―…!』 あたしは抱っこされた態勢のままソロを突き飛ばした ソロはフラッと後ろに下がって、あたしは落ちた。 『痛ッ…』 自分の服が湿っている。 (まさか―…) そのまさかで、あたしの制服にも大量に血がついていた。 ソロの服から移ったようだ 『怖いょ―…』 ソロはあたしの手を引っ張って先に進む。 『…………』 何も喋らないソロ。
2008-03-15 17:50:00 -
30:
名無しさん
………偽主がインパクト強くて続きの話し頭に入らない?
というか内容はどうあれ短編好きやし、偽主の切り替えにはいい意味でやられた。(゚-゚)2008-03-15 18:01:00