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彼を変えたい…
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1:
琴
彼と出会いもうどれくらいの年月がたつだろう。
当時私〔琴美:ことみ〕は17才だった
惚れた彼〔恭司:きょうじ〕は当時21才だった出会いの場所はキャバクラだった未成年の私は歳をごまかして働いていた。
そのキャバクラで、一人のボーイの男が友達を店に呼んだのが始まりだった。怠そうにキャバクラに一元客として入って来たのが彼だった。2005-08-05 01:13:00 -
251:
琴
寝起きにさっそくトイレに行くとあきらかに恭司君の髪の毛が散らばっていた…(何これ…)
それは一本や二本…そんな本数ではなかった…
恭司君の布団や枕にも髪の毛が抜けおちていた…2005-08-28 04:48:00 -
252:
琴
その日はあまり不思議に思わず過ごしていたがそんな日は続いたのだった「最近ずっと思っててんけどさ…髪の毛めッちゃ抜けてない?」私が聞くと
「そうやろ!気付いてた?俺まだ20代やのにはげるんやわぁ〜(笑)」
と冗談まじりに笑っていた2005-08-28 04:51:00 -
253:
琴
そしてある休日に家族で
遊びに行こうと約束をしていたので私はユキと早起きをして恭司君が起きるのを待った…昼になるころに、やっと恭司君が目を覚ましてリビングにやってきた…「どっか行くん?化粧してお洒落して…」
はぁああ?!約束忘れてるんや!?と思って腹が立ったので遊びに行く約束してた事をゆって怒った。2005-08-28 04:53:00 -
254:
琴
恭司君はとぼけてもなく、忘れてたわけでもなくて、そんな約束はしていないと言い切って恭司君の方が
キレていた…
「お前誰と間違ってんねん頭おかしいんちゃん?!」とまで言われた…。こうゆう事が頻繁に起こるようになり、私はたんにボケ過ぎやわ…程度にしか恭司君の事を思っていなかった…そして恭司君をあきらかにおかしいと思った決定的な事があった。2005-08-28 04:55:00 -
255:
琴
ある日仕事から帰ってきた恭司君は何も喋らなかった…。ユキがいつものようにパパおかえりー♪といってはしゃいでいるとゆうのにユキを見ようともしない…私はなんとなく恭司君に話しかけれなかった…
もちろん小さなユキも普段のパパとの違いに気がついてたのだろう…パパのところへ寄り付こうとせずに、ママママ…と私にべったりだった。2005-08-28 04:57:00 -
256:
琴
沈黙の中
「飯…」とだけ一言、私に要求した。私とユキは食事を済ませており恭司君の分を温めて用意をした。2005-08-28 04:57:00 -
257:
琴
ご飯を食べて食べ終わってそれでも無言でぼーっと…ただぼーっとテレビを見てる恭司君に「風呂は?」とだけ聞いてみた。「うん」と返事をした恭司君にだんだん私はイライラしてきて「風呂は?って聞いてんのに!うん。じゃわからん」と怒って言った。
2005-08-28 04:59:00 -
258:
琴
すると恭司君は
「いいよ俺の事は…俺なんかの為になんにもせんでいいから…俺はもう死ぬから俺はなんでここにおるんや俺が死んだらお前ら喜ぶんやろ…保険金か?!その為にお前らは俺を騙しておるんやな…俺がおらんほうが幸せなんやろ…俺はユキのパパなんかじゃない…」
ただひたすら被害妄想のように呟いていた…。2005-08-28 05:01:00 -
259:
琴
「はぁあ??!何ゆうてんの誰もそんなんゆうてないやん!(笑)」
突然の事だったので笑いながら否定しつつなんか絶対おかしいとも確信した。
それから三人はいつものように一緒に風呂に入った。いつの間にか恭司君は普通に戻っていた。
まるで夢から覚めたようにユキを抱っこしたり私にも普通に喋ったり…2005-08-28 05:03:00 -
260:
琴
次の朝、また恭司君の髪の毛が抜けて落ちている…
洗面所のところにいっぱいだった…。そして私は恭司君は何かの病気かもしれない…そう思った。夕方いつもより早い恭司君の帰宅…「助けて…今日一日中頭が痛いねん!俺は生きてたらアカン人間やねん…なんでお前はここにおるん?ユキは誰の子なん?正直に教えてくれや…」また意味の解らない事を言い出した。2005-08-28 05:08:00 -
261:
琴
仕事の制服の上着にも髪の毛が散らばり落ちていた…「恭司君…頭痛いんやろ?病院行ってみたら?」
それとなく言ってみたら
恭司君がキレまくった…。「うるさい!俺にそんなに死んで欲しいんか?もうほっといてくれ…俺がそんなに嫌ならお前が出て行ったらいいやん!ユキも連れて行ったらいいやん!それがお前らの望みやろっ!!」そして部屋に閉じこもりカギまでかけられた…2005-08-28 05:10:00 -
262:
琴
その日はトイレにしか出てこなかった…。
ユキも不思議そうにゆう…「ママ〜パパ怒ってるん?ユキがうるさいから?」
「違うよユキ…パパちょっとお仕事で疲れてるねん」そう言ってユキに言い聞かせながら私自身にも言い聞かせた。2005-08-28 05:12:00 -
263:
琴
それからはしばらくまた、普通の恭司君に戻っていたが、やっぱり時々変な事を言っていた。
私は携帯のサイトや本を見て恭司君の症状を調べたりコソコソしていた。
病気は病気でも精神病に違いない…直感で思っていたほとんど症状があてはまっている…2005-08-28 05:14:00 -
264:
琴
自律神経失調症…髪の毛が異様に抜け始めたり何もかもがしんどく感じる…異様な多汗…割れるような頭痛などなど…パニック障害…いきなりパニック状態に陥る…自分が何をしてるのかわからない…自分がどうすればいいのか解らない…。焦りからくる異様な恐怖感などなど… そうゆう症状全てが加わり出て来た病名それはウツ病だった…。
2005-08-28 05:17:00 -
265:
琴
これしかない…恭司君は…そう思ったが本人が病院に行きたくないとゆう…。
病院とゆう言葉だけで恐怖からか異様に怒りだす…。私はウツ病の対処方法を
なるべく実行した…話しを聞いてあげる事…。常日頃から安心感を与えてあげる事……悪いような意見を全て間に受けずに優しく否定してあげる事…そんな毎日の中…一年の月日が流れた2005-08-28 05:20:00 -
266:
琴
恭司28才琴美24才ユキ5才 それは突然の出来事だった真夜中にシャワーの音が聞こえて風呂場をのぞいた…「何してんのっ!?」
私はびっくりしたし恭司君が恐かった。
身体中真っ赤とゆうより紫っぽい色になるほどフライパンなどをこする銀のスチールタワシで全身洗っていた…ところどころ皮膚が擦りむけて血が流れている…2005-08-28 05:23:00 -
267:
琴
「恭司君もう止めてや!」私の声すら聞こえないぐらい必死に体をこすっている「やめてって!」
そう怒鳴ってタワシを取り上げてシャワーを止めた。「俺もう綺麗になったか?これで許してくれる?俺の子供産んでくれるやろ?」私はその場で泣きくずれるしかなかった…2005-08-28 05:24:00 -
268:
琴
翌朝恭司君が冷静に話しをしてきた…。
「俺病院行くわ…仕事休む事なるけどゴメンな…。
俺おかしいやろ?正直にゆうて…最近夢見るねん毎日同じ夢で俺はお前に殺されるねん…だから俺が生きてるうちにお前らを殺してしまいそうになる瞬間があるねん…現実にならんように病院行くわ…」
「うん…じゃあ着いて行くわな…」2005-08-28 05:26:00 -
269:
琴
そしてユキを母に預けて
病院へ行った…
「恭司君…そこじゃない」
恭司君は内科の受け付けに行こうとした…
「なんで?俺内科やで」
「違うよ…こっちやで…」私は精神科へと恭司君を
連れて行った。
精神科とゆう札を見た瞬間恭司君は怒りだす。2005-08-28 05:27:00 -
270:
琴
「お前俺をなめてんのか?ほんまに殺されたい?こんなとこ俺には必要ない!!お前が見て貰えや!俺は絶対内科か脳外科や!」
と怒鳴った。その様子で精神科の医者が出てきた…
「何もないなら診察受けて見ても問題ないんじゃないですか?どうぞはっきりさせる為にも入って下さい」そう言われ恭司君は
「なんもなかった時お前覚えとけよ…。」そういって冷たい目で睨むように診察室へ入って行った。2005-08-28 05:29:00 -
271:
琴
診察中の恭司君の様子をビデオで私は見せられて医者からの話しも聞かされた。恭司君は完全なウツ病で
それもはっきりとした原因は不明だった。
いつ自殺を測るかも解らない極度の状態まできていた医者に見せて貰ったビデオには私に言ってた事をボソボソと呟くように言っていた。2005-08-28 05:31:00 -
272:
琴
医者の話しによると恭司君の幸せな生活が過去の経験と入り交じり幸せな生活に対しての罪悪感みたいな物があると言われた。
その幸せをいつ失うかとゆうのと失ってしまったら、自分はどうなるのかとゆう想像から不安になりそればかりを考える…。そして、その幸せさえも何故自分が手にしてるのか、幸せな生活全てが嘘だと信じられず身近な人間から疑いだす…そんなささいな純粋な考えなくていいような悩みからが原因っぽいと言われた…2005-08-28 05:33:00 -
273:
琴
恭司君は確かに過去…いろんな人達を傷つけて好き放題してきた…そんな恭司君でも変わる事が出来てただ幸せになればいいものの…なんで今さら過去の罪悪感や自分の人生を悔やむんだろう…その頃に悔やめばいい物をやっとの幸せを手にして今になってそんな過去に幸せを奪える権利はナイのに…私は恭司君の顔を見ると泣きそうになったが私が強くいなくてはダメだと思った強い意志で家庭を幸せを信じないと…。
2005-08-28 05:35:00 -
274:
琴
ユキはそのまま母の家に泊まらせる事にして五年ぶりの二人…独身時代に戻ったようだった…。
ユキおらんから寂しいな…なんか物足りひんわ…
そういいながら恭司君は、まぁたまにはこんな日もいいなぁと…ちょっと笑顔だった…その夜は懐かしい話しをたくさんした。
出会った頃の話しや恭司君の過去の恋愛…そして今後の未来の家庭…ユキの将来…二人の老後…2005-08-28 05:43:00 -
275:
琴
心の底から楽しそうな恭司君だった…そして同時に不安もなくなったのかあれから一度もウツ症状にはなってない…。
むしろ今まで以上に明るさのある幸せな家庭になり、ユキも相変わらずパパパパと甘えている…。2005-08-28 05:46:00 -
276:
琴
そして最近…恭司君に
俺を変えてくれてありがとう…お前に出会ってなかったら俺は想像しただけで怖い…お前と俺は絶対運命やったんやで…なんて三度目の絶対と言う言葉を言われた。彼と出会って8年間…ユキと出会って5年間…今思えばあっという間に時は流れたけどまだまだ先は長いと信じたい…。そして私は…まだまだ彼を変えて行きたい…。そしてこの小説をもっと先の未来に三人で笑いながら読んでみたい…2005-08-28 05:48:00 -
277:
琴
完結です?読者の皆様長々とありがとうございました八年間をまとめて簡単に
小説にして表しただけなのですが…実際はほんとに、いろいろあり全てを乗り越えて行きました?これから結婚する人達…結婚を考えてる方々…そして現在結婚してる人…みんなが幸せな家庭を持ってくれる事を、心から祈ります。では最後になります私の自己満足の小説だったかもしれませんが本当にありがとうございました(・∀≦)жж☆★2005-08-28 05:54:00 -
278:
あや?
お疲れちんッ??
リアルタイムで完結見れると思ってなかったからラッキー??
これ実話やったんや?
スゴイなぁ??
これからもいろ?乗り越えていってもっと?幸せな家庭築いてってなぁ???
ほんまにお疲れちんッ??2005-08-28 05:58:00 -
279:
ちな
ぉつかれ様ですっ?ずっと読んでました。途中からこんな風な結末になるとは思ってなくて、琴サンすごいって思いました。私は、すごく恥ずかしぃ事ゃけど、そこまで男の人を愛する自信がなくて。。。色々、考えさせられました。ぁりがとぉ??
2005-08-28 12:11:00 -
280:
琴
あや?さんちなさん?最後まで読んで頂きありがとうございます?私も初めて長く続いた恋愛からの結婚なんで自分でもびっくりですよ?まだまだ何があるか解らないけど頑張って行こうと思います?あやさんも?ちなさん?も頑張って下さいね?
2005-08-28 15:27:00 -
281:
名無しさん
最後ちょっとよく分からないんですけど、何で急に欝になって急に治ったんですか?
2005-08-29 03:11:00 -
282:
琴
完全には治ってないですよただ今は安定してる期間が持続してるだけで♪
急にウツになったのは私にもあまり解りませんがただ自分の生きて来た過去から家庭を持って何年も働いてる自分に一気にプレッシャーみたいなものを感じてたんだと思います…この今の家庭が万が一壊れたらって考えたらとまらなくなってウツへと発展したものだと思うんですよ。2005-08-29 23:23:00 -
284:
名無しさん
よんでよかった。琴さんほんまにありがとうございました!ことばではいえないぐらい感謝です。この小説、私が今までよんだ中で一番心に響きました。涙とまらなかったです。ほんとによかったです。
2005-12-11 06:56:00 -
285:
名無しさん
よみました?感動しました?これからもずっと幸せでいて下さいね???
2005-12-17 04:37:00 -
286:
名無しさん
??
2005-12-20 01:57:00 -
287:
名無しさん
おつかれさま ?
2005-12-24 03:17:00 -
288:
名無しさん
涙ちょちょぎれた?
2005-12-31 17:52:00 -
290:
名無しさん
?
2006-01-17 14:42:00 -
292:
琴美
お久しぶりです。完結してたから久しぶりに覗いて見ました★読者の皆様感想などありがとうございます★引き続き、第?段として、同じスレに1話に書いてなかった事、そして続きとして書いて行こうと思います長い目でどうぞ見守り頂けたら幸いです★
2006-03-21 00:56:00 -
293:
琴美
あれからまた月日は流れた私達の生活は、またも大きく変わっていってしまった夫:恭司君はウツ病治療で精神科に通う中、完全にウツが治ったとは言い切れないが順調に普通の生活をしている。
嫁:琴美は順調に一人の母として主婦をしている。
娘:優輝は明るく元気に育ち今では大人並に会話も成り立つ程…2006-03-21 00:58:00 -
294:
琴美
恭司君との出会いから、
確実に人生は変わった事…過去、私の身内は私の知らない所で、泥沼な借金地獄になっていた事があった。私は中学を卒業してお水の世界へと繰り出したが、
それも貧乏から逃げたかったからで、一気に稼ぎたかったから…そして母一人で私と兄弟の三人を育てて来た母に少しでも苦労を減らせてあげればいい…そう思っていた。2006-03-21 00:59:00 -
295:
琴美
お金がないと遊べない…
お金が同じぐらいナイ子と遊びたくない…
そんな価値観から…地元に帰るたびに、周りには好きなようにオゴッていた。
オゴッて遊ぶ事で私自身が満足していた。
でもそんな生活は長くは続くわけもなく、キャバクラ中心の、夜の世界の人達と遊ぶ方が楽しくなった。
と、同時に地元の友達とは連絡を取らなくなった。2006-03-21 01:02:00 -
296:
琴美
それなりに楽しく過ごして来た中、得た物もあれば、失った物もたくさんある…私は、恭司君と知り合って初めて人を愛する事を知った…同時に愛される事も。恭司君さえいれば…………恭司君と付き合うようになってからは地元にもめったに帰らず、母への仕送りもストップして、お水友達とも付き合いは無くなって行った…。
2006-03-22 16:56:00 -
297:
琴美
そのまま時は過ぎ、恭司君と結婚、優輝を出産、マイホーム購入、色々あった中でも、幸せな家庭を持ったそんな中、母との連絡も、マメにするようになった…いつの間にか、兄弟とも、まるで友達のように連絡を取るようになった。
2006-03-22 17:00:00 -
298:
なお
今日初めから一気に読みました☆実話とは思えない凄い波瀾万丈な人生ですねw(゚o゚)w
また書き初めてくれて嬉しいです!頑張って下さいネ☆2006-03-23 02:56:00 -
299:
琴美
なおさん★私の長い小説の為時間をさき、初めから読んで頂きありがとうございました(〃>νб)
自己満足かもしれませんが頑張って二段目も完結に向かうよう頑張りますので、どうか長い目で見守り頂けたら有り難いです★2006-03-23 22:16:00 -
300:
琴美
ある日の事だった…母が、借金をしてると私に相談をしてきた。
いつから?なんの為に?!いくらぐらい?それを私にどうしろと??!
お金がナイとかお金を貸して…などは今までに何度も言われた事はあったが私も恭司君と結婚してからは、お金の価値観を戻す為にもそれほど働かなくなり、
恭司君と優輝と三人だけでの生活が大切だった為、
ずっと受け入れてやらなかった。2006-03-23 22:18:00