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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
287:
まみ
緊張しながらも私は必死だった。
過去にけじめをつけないまま今まで生きてきた私にそろそろさよならをしなきゃいけない。それにはどうしても森岡くんと向き合う事が必要だった2008-04-02 01:48:00 -
288:
まみ
「今更なに?隼人と結婚する事なら昨日聞いたけど?」彼から返ってきた言葉は冷たかった。
「あいつは変わっちまったよ」と言った隼人の言葉を思いだした。本当に変わってしまったの…?2008-04-02 01:51:00 -
289:
まみ
私は携帯を鞄から取り出し会社に電話を掛けた。
「もしもし…ゴホッ綾瀬ですが今日朝から熱っぽくてお休みさせて下さい」
上司の返事を聞くと電話を切り森岡くんの方を見て、「今日は付き合ってもらうから!」そう吐き捨てるように言った2008-04-02 01:57:00 -
290:
まみ
さすがに彼も唖然としていた。
「じゃあ…俺も電話してくるわ」私の強引さに折れたのか少し離れた駅のホームのベンチで電話をしていた。2008-04-02 02:01:00 -
291:
まみ
しばらくすると、彼は戻ってくるなり「で、どこ行くん?」
ぶっきらぼうに言った。
「海や」とっさに出てしまった…。
「まだ泳ぐには早いんちゃう?」冗談なのか本気なのか…彼は帽子を脱いで髪をクシャクシャッとかいた。2008-04-02 02:05:00 -
292:
まみ
彼はもう私の知っている森岡くんではなかった。
髪の毛の色は茶色にフワフワなパーマ。赤いピアスをしていて、髪の毛をかいた左手の薬指にシルバーの指輪。
色んな所を見すぎだ。見なくていいものまで見えてしまった2008-04-02 02:09:00 -
293:
まみ
だけど私はそのまま気付いてないふりをした。
「ええから行くよ!!」
そう言うと降りた事のない駅からタクシーに乗り込み「とりあえず海まで」そう運転手に伝え、森岡くんと無言のまま海へと向かった。
「はいっ5200円ねっ」運転手はさらっと言ったが金額の事なんて何も考えないで乗った私は2008-04-02 09:38:00 -
294:
まみ
所持金3000円…
「ごめん、森岡くん2200円貸して?」こそっと耳打ちすると「はいこれで」っと森岡くんは運転手に一万円渡した。
おつりを貰いタクシーから降りた。
「ごめんな、これ…」3000円を差し出した。誘ったん私なのにカッコ悪…2008-04-02 09:42:00 -
295:
まみ
「ええよ。いらん」そう彼は言って海へ向かって歩き始めた。
「やべっ久々だ。海来たの」少し懐かしそうに言っていた。
「私も、めっちゃ久々やねん」私が話しても振り向いても答えてもらえなかった2008-04-02 09:45:00 -
296:
まみ
波打ち際まで来ると森岡くんの足が急に止まった。
「なぁ…話って何?」そう切り出された。
「うん…あんな別れた理由を聞きたいねん」早くケリをつけなあかん。ウダウダしとっても始まらん…
「何で今更そんな話をせなあかんの?だいたいお前は隼人と結婚するんやろ?」少し早口でキツイ口調…やっぱりもう遅すぎたのかもしれない。今更…そう思われて当然だ2008-04-02 09:51:00