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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
347:
まみ
「隼人の事、好きなんじゃないの?」森岡くんは、海を見つめたままポツリ…っと言った。
「好きだよ。でも…結婚していいのか分からない。」止めて欲しいと思ってしまった。自分の身勝手にさに腹が立つ…でも彼に再会した時にもうすでに自分の気持ちは過去に舞い戻ってしまっていた2008-04-05 14:42:00 -
348:
まみ
「嫌いになったんだよ」彼は私をまっすぐ見た。
「えっ?」何が?と言う次の言葉が出てこない。
「綾瀬と別れた理由。嫌いになったんだよ。もういいだろ、俺と話して何が変わるんや」彼の怒った表情と言葉に心臓が抉られた感覚になった…そこだけ時間が止まったような…そんな感じ2008-04-05 14:48:00 -
349:
まみ
言葉が出ない…出てこない自分の中の思考回路が停止されてしまった。
「ごめん、きつい事言って。もう帰ろう?」そう言うと彼は持っていた帽子を泣いている私に深く被せた。2008-04-05 14:53:00 -
350:
まみ
私は前を歩く彼の背中に飛び込もうと何度も思った…でも、これ以上嫌われるのが恐くてやめた。
「幸せになってな。隼人なら大丈夫だよ」泣いている私を気遣っているのか、隼人と結婚してもらいたのか急に彼は優しい言葉をかけてくれた。2008-04-05 15:00:00 -
351:
まみ
私は無言のまま歩いた。
タクシーに乗り駅まで着くと、「送っていこか?」っと森岡くんが言ってくれた。「うん…」普通やったら遠慮するやろう。でも、もう少しだけ…一緒にいたかった。
自分の家まで少し遠回りをして歩き始めた2008-04-05 15:21:00 -
352:
まみ
「森岡くんは今何の仕事してるん?」涙が引いた私は沈黙に耐えられず話出した。「今はカメラのアシスタント」カメラかぁ…似合うなぁ…「綾瀬は?」彼はタバコに火をつけながら、言った。
「私は…普通のOL。特にやりたい事もなくてさっ」帰り道は、もうこれで会うのは最後だと思うと、悪い空気のままでは別れたくなくて私はしゃべり続けていた。2008-04-05 15:34:00 -
353:
まみ
それにつられてなのか、同じ気持ちなのか、彼もまたずっと私の話に答えてくれていた。
しばらくすると家の前に着いてしまった…
「ここ?家」彼は気付いたように言った2008-04-05 15:49:00 -
354:
まみ
私は立ち止まり黙って頷いた。
「そっか」そう言うと被せてくれていた帽子を取って私の髪をグシャグシャっとして「じゃぁな」そう言って背を向けて歩いて行ってしまった。
触れられた髪がくすぐったくて、愛しさがぐっと溢れた。―…このままでいいのだろうか?2008-04-05 17:18:00 -
355:
まみ
後悔はしたくない…
私は…森岡真吾が今でも好きや。
彼の背中を必死で走って追いかけた。
「待って!」森岡くんを見つけると私はとっさに叫んで引き止めた。2008-04-05 21:49:00 -
356:
まみ
彼は驚いた顔をして振り向いた。
私は走れば近づける距離をあえて縮めなかった。
「私達、もぉ絶対に戻れない?また一緒に笑えない?側にいちゃダメ?」
一生分の勇気を使っただろう…みっともない、悪あがき…うん分かってる。でも言わないで後悔だけはもう絶対イヤなんだ2008-04-05 21:56:00