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彼を変えたい…

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  • 1:

    彼と出会いもうどれくらいの年月がたつだろう。
    当時私〔琴美:ことみ〕は17才だった
    惚れた彼〔恭司:きょうじ〕は当時21才だった出会いの場所はキャバクラだった未成年の私は歳をごまかして働いていた。
    そのキャバクラで、一人のボーイの男が友達を店に呼んだのが始まりだった。怠そうにキャバクラに一元客として入って来たのが彼だった。

    2005-08-05 01:13:00
  • 509:

    琴美

    でも会社の寮に何もせずにただで住ませて貰えるわけもない…ましてお金もナイ母…そして今後働く事も出来ない母…。そんな状態で再び寮に戻ったとしても、またすぐに倒れてしまうかもしれない…次に倒れてしまえば、一生寝たきりか、死ぬかだと医者には告げられていた。
    深く悩む私はどうにかなるわけでもナイのに、懲りずに兄弟に電話するが、兄弟はそれでも同じ事を言うか電話にさえ出てくれない…

    2006-04-24 23:37:00
  • 510:

    琴美

    恭司君が私の様子を見ながら、また新しい意見を出してくれる。
    「これから働かれへんねんし、体も不自由やねんからこっちに呼んだり…俺は、同居でもええで…オカンの傍に居てやりたいんやろ?それでもし…俺に気使うようなら、せめて近くに別でマンションでも借りてやったらええんちゃうかな??

    2006-04-24 23:40:00
  • 511:

    琴美

    それで生活的には、お前が区役所に駆け寄ってお前のオカンが生活保護受けれるようにしたれ…ってゆうか実際受けれるんやし…最悪お前自身が様子見にいったりすんのさえ疲れる時もあるやろうから、介護保険の手続きもしてあげといたら金銭的にも生活的にも楽になるやろ?」

    2006-04-24 23:41:00
  • 512:

    琴美

    恭司君はいつもそうだ…。最終的には救いの手を差し延べてくれる。私からお願いする事が出来ない性格を知ってくれてるのか、結局ギリギリのところで恭司君からおれてくれるんだ…

    嫁側の身内をこんなふうに助けてくれる旦那はなかなかいないだろうな…と改めて恭司君の優しさを実感…

    2006-04-24 23:43:00
  • 513:

    琴美

    私は嬉しくてその方向で、話しを進めようと思った。
    しばらく見舞いには行かず母に遠慮させない為にも、準備を整えてから母へ報告しようと動いていた。

    2006-04-24 23:46:00
  • 514:

    琴美

    まず区役所にかけより生活保護が受けれる条件を知る介護保険の手続きは脳梗塞だと医者に判断された時点で適用される為スムーズに受けれる。住居探しで不動産屋にも周り、生活保護が受けれる条件1番の家賃、四万五千円以下を捜す。 なかなかそんな家は見つからず、しかも病人の一人暮しともなれば不動産屋にも嫌がられてしまう…。

    2006-04-24 23:46:00
  • 515:

    琴美

    それでもめげずに探したら親切な不動産屋に出会った私達の家からすぐ近くの、ワンルームマンションだがセキュリティも万全で母には勿体ないくらいのマンションだった。家賃は五万六千円なんだけど、保護を受ける為にと、親切な店長さんが、区役所に提出する書類をごまかしてくれるとゆう…家賃四万五千円共益費一万一千円してくれた。
    全ての必要書類が揃って、私は母に話しをしにしばらくぶりに病院へ行く。

    2006-04-24 23:48:00
  • 516:

    琴美

    私の姿を見て泣く母…
    「来…てくれた…やね……やりが…とね…」
    「うん。ちょっと最近バタバタしてたから…でももう落ち着きそう…あとはオカンの答えを聞きたくて…」
    「ん…??」
    不思議そうに首をかしげる母に、一気に話しをした。恭司君が言ってくれた事で私が段取りの準備をしていた事…そしてその段取り通り進むかは、母の意志次第だと…。

    2006-04-24 23:50:00
  • 517:

    琴美

    「オカン…退院したら私らのところにおいで…恭司君も言ってくれてるし…もう、オカンがこっちに住めるように段取りも出来てるねん…退院してまたすぐ倒れてしまったらアカンから、傍に居てくれへん?私が毎日オカンの家の事もするから…」
    黙って頷きながらただ涙だけを流す母…
    その涙は嬉し泣き?申し訳なさ?それとも…彼氏と離れたくないとゆう辛さ?
    母の中には全ての感情が入り交じる涙だったんだろう

    2006-04-24 23:52:00
  • 518:

    琴美

    母はその事について答えを出さなかった…
    その時は諦めて、また別の日に改めて、母の元へと、母の彼氏宛てで書いた手紙を持って見舞いに行った。
    「なぁ…娘として言わせてオカンが心配やねん…今回は後遺症が残る程度で命には別状なかったけど…

    2006-04-24 23:55:00
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