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想い出
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1:
かな
『あっ!…』
それは神様のイタズラとも言えるような偶然で ドラマのワンシーンの様に二人の時間が一瞬で止まった。
そぅ、2年前・・・2008-03-20 22:57:00 -
102:
かな
私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔を水で洗い流ししんちゃんのおばちゃんに頼んだ。「もう泣かへんから、絶対泣かへんから毎日来てもいいですか??」
これから始まるしんちゃんの闘病生活を応援しようと思った。2008-04-02 09:49:00 -
103:
かな
しんちゃんは調子のいい時は電話をかけてきて自分のほしいものを頼んできた。
こんな日があった・・・みかんが食べたい。と電話があったので果物のみかんと缶詰めのみかんを買っていった。
病院につくと食べきれないほどのみかんの山があった。しんちゃんは色んな人に頼んでみかんを買ってもらっていた。
あとこの話はお寿司バージョンだったりタオルバージョンだったりマクドバージョンもある。2008-04-02 09:57:00 -
104:
かな
私が泣かなくなってからしんちゃんは私にいろいろ頼るようになった。
それは体をふいてあげたりもだけどトイレに一人で起き上がれなかったしんちゃんを肩でささえて連れて行き、下の世話をする。
最初はしんちゃんが嫌がったけど私は何とも思ってなかったしむしろ役にたちたかったから喜んで引き受けた。2008-04-02 10:03:00 -
105:
かな
入院して1ヶ月…
様態も良くならないので大きい病院にうつることになった。
綺麗な病院で花がたくさん咲いている日当たりの良い病院だった。
しんちゃんの治療で脳に直接大量の酸素をおくることになった。以前のような苦しむ姿は一切ないのだか副作用でボケてしまうらしい。
しんちゃんの家族はそれでもしんちゃんが楽なんだったらと治療をすすめた。2008-04-02 14:07:00 -
106:
かな
新しい病院…少し緊張した。
戸をあけるとしんちゃんは窓際のベッドで本を読んでいる。
私はうれしくて飛び上がった。しんちゃんの所にかけよる。「しんちゃん!!よかったね。元気になったね。」
しんちゃんは私にニッコリ微笑んで「うん、おかげさまで。」と照れくさそうに言った。私は全身の力がぬけ泣き崩れた。しんちゃんが元気になってくれて本当によかった。
しんちゃんは私の頭をポンポンと撫でて優しくキスをしてくれた。心配かけてごめんねって。2008-04-02 14:26:00 -
107:
かな
だけど正気の時もあればボケる時もあった。
私はボケた時のしんちゃんも可愛いなぁと思ってしまうんだけど・・・私が病室に行くと「♪トンボのメガネは水色メガネ♪」しんちゃんが歌っている。私の姿に気づいて「♪どうしてあなたはそんなにキレイなのぉ〜♪」と、手をヒラヒラ動かして踊った。
加奈「何ダンス??笑」しんちゃん「あのねぇ〜これねぇ〜トンボが羽ばたいてるダンスなの。お姉さん何してるの??」加奈「そっかぁ〜。《お姉さんときたか》しんちゃん何才だっけ??」しんちゃん「僕??聞いてどうするつもり??お母さんが知らん人に声かけられてもついていったらあかんって言うてた…。」2008-04-02 14:40:00 -
108:
かな
とか、また違う日はしんちゃん「あんた…誰?」加奈「かなちゃん!!」しんちゃん「知らん!!ってかさぁ…一発ヤラせて。」
とか、2008-04-02 14:48:00 -
109:
かな
色んなキャラクターにバケた。
私の中で一番印象的だったキャラは松浦亜弥の真似をして「♪ちゅーちゅーちゅぶりらちゅぶりららぁ〜♪」とパピコの歌を歌って踊る。たぶんしんちゃん自身もこの歌が好きだ。
正気の時でもたまにくちずさみながら折り紙をおったりしている。2008-04-02 16:22:00 -
110:
かな
なんて言うか可愛い。
新しい病院にうつってからは毎日何かと楽しかった。
季節もいつの間にか冬になっていた…
しんちゃんが福井県に行きたいと言った。私はいいけどしんちゃん大丈夫なんだろうか…。2008-04-02 16:25:00 -
111:
かな
福井県にはしんちゃんのおばあちゃんの家がある…。先生に病院も紹介してもらって私達は旅行した。
お互いそれぞれの期待がわく。私は知らない土地にしんちゃんは病室じゃないことに・・・。
今日のしんちゃんは誰がどう見ても絶好調だった。久しぶりの外に走っては転び、転んでは走りの繰り返しだ。そしてうれしそうにしんちゃんは『痛い』と言っていた。転んでこんなに喜ぶ人は一生の内でこの人しかいないだろう。2008-04-05 00:29:00