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それはまた始まる
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1:
かな
今からずいぶんと昔に感じる…。「死のう…死にたい…あいつを殺して」目を覚まし1日が始まると私の脳裏に浮かぶこの言葉。カーテンの隙間から入る微々たる光さえも不愉快に感じ、外から聞こえる子供の笑い声に殺意さえ感じた。光あるものに追い込まれるという変な錯覚にさえ襲われていた。毎年感じる春の暖かい風も空もその年だけは何も感じなかった。
四年前…。2008-03-22 10:58:00 -
11:
カナ
コウジとハルカがセッティングしたカラオケに行きコンビニで買った酒を持ち込みみんなで回し飲んだ。
ケンタの印象…。どことなくウエンツ瑛士に似たハーフ顔にニョキっと飛び出した八重歯が印象的…。あまりでしゃばって話すタイプではなくて少し影のあるクールタイプといった所だろう…。正直言って私から見たケンタは気取った感じに見え第一印象はあまりよく思わなかった。2008-03-22 12:55:00 -
12:
カナ
だが、ケンタを二度見つめた。ケンタが歌った時だった。
(あいまいな僕の輪郭を〜♪)ケンタの優しすぎる声に私は少しの間聞きほれていた。
初めてケンタがカッコイイと思えた時だった。
私は音楽的な才能がゼロに近い程ない…。
だからこそなのか…ケンタの歌声は私の心を軽くゆさぶった。2008-03-23 03:19:00 -
13:
カナ
「携帯持ってる?」ケンタの問いに私は軽く首を振った。
「じゃ、これ俺の番号やから…いつでも連絡してきて…」仕方なしにも聞こえればケンタの言い方に疑問を持ちながらもケンタから番号の書かれた紙を受け取り愛想笑いをした。2008-03-23 03:23:00 -
14:
カナ
私はその後も自分からケンタに電話をいれる事はなかった。少し心に引っかかっていたが、電話する用事もタイミングも分からなかった。
そんなある日…。2008-03-23 03:25:00 -
15:
カナ
私の両親が二人で旅行に出掛ける事になり、家に一人ポッチになった私はハルカを誘いパジャマパーティーを開いた。何故かハルカの彼氏のコウジもついてくる事になり、コウジに付いてきたケンタの姿もそこにあった。みんなで父の大好きなブランデーを半分に切ったメロンに注ぎ楽しく会話した。
2008-03-23 03:29:00 -
16:
カナ
ハルカとコウジののろけ話を聞きながら私とケンタは少しため息まじりに二人を見ていた。
「もーノロケとかたいがい聞き飽きたから〜!何かチャウ話しよーやっ」私が不愉快そうに言うとコウジは顔をニヤリとさせ言い出した。2008-03-23 03:32:00 -
17:
カナ
「ってか、お前らこそ何ぃ〜?カナ、ケンタの番号知ってるねんやろ〜?その後は何もないんか!?」コウジにいきなり迫られ私は少し意地をはりケンタを横目で睨むと「別に…」それだけ言った。それを聞いたケンタもウンウンと首を頷かせ当たり前やんっ!と言うように私を見ていた。
2008-03-23 03:37:00 -
18:
カナ
何も興味はない…お互いに自分に言い聞かせてるようだった。
人の前では…。2008-03-23 03:47:00