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1:
名無しさん
最終回
2008-03-26 13:12:00 -
16:
『俺昔から愛がヒカリの事好きなん知っててん。一瞬客やったしな。』
『――えっ!?』マキの足の上に座らされ、ビックリして顔を上げる。
『俺がヒカリと働いてた頃からあいつの事知ってんで。』そう言ったマキの手があたしの髪をとく様に撫でる。―ドキンッ…―『…愛ちゃんは…昔おったりこちゃんて子の彼氏の客なはず…』目が合う。少し目を見開いて、ビックリした様な顔。2008-04-03 09:28:00 -
17:
『そこまで知ってんねや。』『…一応、情報屋やもんあたし。』話してる間もマキがずっとあたしの髪を撫でるから、さっきの勢いは消え、少し下を向き、ドキドキしっぱなし…。『その後俺が入った頃、初回指名できたで。"ヒカリと仲良い方ですよね?"って。』―――まじ?『一回だけやけど。だから実は俺知ってたで、REIに雇われ店長で入った時。』
2008-04-03 09:34:00 -
18:
『ヒカリはその事―…』『ゆうてへんもん。お前もしらんかったって事はアイツもしらんやろ。』〈………―〉―サラッ―…マキの指が時々首にあたるのが心地良い。
『…何で言ってくれんかったん!?てか愛ちゃんはあんたの事好きゆうてるやんっ!』『それは嘘、寂しいの8割、暇つぶし2割ってとこちゃう。ゆわんかったんは別に言う必要もなかったから。』あくまで冷静に言うマキに少しイラッとする――。
『愛ちゃんがマキにまとわりついてたんはッ、ただのあたしへの嫌がらせやしッ…!!』2008-04-03 09:43:00 -
19:
『ああ、それもあったかもな。』――!『わかっててあの態度やったん!?』――ショックだ。。助けてくれとまで思ってなかったけど、せめて本当の事教えてくれてれば――…『…あたしは、マキは本気で愛ちゃんが自分の事好きやと思ってるって思って…』『心配やったん?笑』少しはにかむマキに、ドキッとしたのは隠して、言い返す。
『あたり前やんッ…!あんな可愛いし、ヒカリの事でもすごい逆恨み買って、あのサイトの件だって多分愛ちゃんがあたしの番号―――ッ』言葉が止まった――2008-04-03 09:52:00 -
20:
――キス、されたから。襟元を掴まれ、不意打ち…。『…話の途中ッ…―』『あんま長いと萎える。いいん?』―――…。ムスっとするあたしの顔を片手で掴み、上げさせると、飛び上がる様な言葉を彼は囁く。
『俺は普通にお前のが可愛いと思うけどな。アイツ確かにも可愛いけどヤリたいとは思わんし。』
本当は嬉しすぎてヤバかったけど、赤い顔を必死で隠し、皮肉を言った。『……"可愛い"ってゆったもん。』2008-04-03 10:00:00 -
21:
すると―チュッ――……
――触れるだけの二回目のキスに頬が緩みそうになる。『サイトの件も愛がやったんもわかってた。アイツは見た目は可愛いけど中身は可愛くないわな。』――が。ちゃんと聞く事聞いてからにしないと…。『…じゃあ何でいっつもベタベタしてたん?拒否らんの?それはちょっとは好きやからやん…マキは嫌いやったら話さんもん。』するとマキは『まあそれは俺も男やし、店の人間やったからな。』"男やし"――その言葉が胸に刺さる――…『やし―――』マキは続けながら再度指を髪に這わす。2008-04-03 10:07:00 -
22:
名無しさん
更新されてる〜?面白い?
2008-04-03 10:28:00 -
23:
『お前の事嫌いなんは確かやしな。あれ以上お前になんかさすんもやばいと思ったし。』『……止めてくれたらいいやん、知っててんやったら。』あのサイト事件の時、愛ちゃんがあたしの番号を乗せたんも知ってて、まして自分の名前も出されて迷惑かかってんのに、黙ってたって事やろ――?『止めたりしたら火に油やん。女ってそんなんやろ。ヒカリも俺もお前かばったら逆上するに決まってるし。』〈…確かに。〉そうかもしれないが、マキが全てを知ってたなら、尚更悔しい気もする――…。
2008-04-04 04:45:00 -
24:
『…もう一個。マキはほんまにあたしの事好きなん?』――言った瞬間、抱きしめられ、彼の胸の中にすっぽりはまった。―ドキンッ―…『好ーき。だからこうなってんねやんけ、今。』ほんまにこうゆうとこ、マキはずるいな――。『…告白した時はごめんってゆわれたもん。』あの時は、ほんまにすごいショックで…『それはお前がまたんかったから。…まぁ、ちょっとイラついてたんもあるけど。』『何でイラつくん…?』彼の腕の中は彼の匂いとあたたかさで妙に落ち着いて、でもドキドキさせるから、今なら素直に、冷静に、言いたい事が言える気がする。
2008-04-04 05:00:00 -
25:
名無しさん
更新されてる??主さん頑張って下さいねぇ?
2008-04-04 15:34:00