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「 罪と罰 」
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1:
◆nc5vQ9UrVg
行かないで、
お願い…
側にいてよ…
2008-03-28 08:23:00 -
51:
◆nc5vQ9UrVg
「んじゃぁな、仕事頑張れよ!また連絡してな☆」 『うん…じゃあね。』 店の近くに車を止めて、周囲を気にする悠司に、あたしはすぐにドアに手を掛けた。
――!?
『え……何よ!?』
「なんなんそのそっけない感じ?どないしたん?」2008-04-02 20:43:00 -
52:
◆nc5vQ9UrVg
後ろから腕を捕まれ、彼は優しい声で聞く。―…力を入れれれば簡単に振りほどける程度だけど、なんとなく捕まれた腕をそのまま動かさずに顔だけ悠司に向けた。
「なんやねん(笑)そんなに仕事行きたくないんか?」『……別に。』
焦れったい気持ちに、なぜだかイライラが増す。周囲を気にする悠司に、じゃあね、という悠司に、なぜだかそっけなく当たりたい気持ちにでいっぱいになる。2008-04-02 20:48:00 -
53:
◆nc5vQ9UrVg
一瞬の沈黙に耐え切れず、こんな空気を作ってしまった事を後悔した……。 『仕事行くわ。ごめんね』あたしは、今度は笑顔でそう言うともう一度ドアのノブに手を掛けた。
…その時。今度は腕じゃなく悠司の大きな手が肩に触れる――…。力のままに彼の方を向かせられると、 悠司は優しく優しくあたしにキスをした。2008-04-02 20:54:00 -
54:
◆nc5vQ9UrVg
「…お前、可愛いな。そんなに俺と離れたくないん?(笑)」
悠司は、今までに見た事ないくらい優しく笑った。
『うん、離れたくない…』あたしも、自分でも驚く程今までに言った事ないくらい素直な言葉が自然に出ていた。2008-04-02 20:59:00 -
55:
◆nc5vQ9UrVg
悠司はあたしの頭をポンポンとすると、
「次の休み泊まり行っていい?」 と言った。
週末に会う約束をして、あたしは胸いっぱいの気持ちで店に向かった―‐。2008-04-02 21:03:00 -
56:
ゆん
悠司に恋をするのは、偶然なんかじゃない。必然だったんだよ。あたし、今でも思うんだ…
あたし達二人に、先と呼べる運命はなくても あたしはきっと その運命から逃げたりはしないから2008-04-02 21:07:00 -
57:
◆nc5vQ9UrVg
いつか本当の
あなたの本当の気持ちを 聞かせて…―
2008-04-02 21:08:00 -
58:
◆nc5vQ9UrVg
それからは、自然と悠司との時間が増えていった。 一人暮らしのあたしの家に泊まる事も増えていき、あたしの部屋には彼のスウェットや雑誌や、ゲームなどがいつのまにか定着して置いてあるようになった。
「千穂、これ洗っとぃて」『もぉー。。これこの間洗ったやん…これ手洗いやから大変やねんで!』 そんな会話をしながら、テレビの前でゲームに熱中する悠司の横を通り過ぎて、バスルームに向かう。
こんな会話も、今はすごく幸せに感じる―…。。2008-04-02 21:21:00 -
59:
◆nc5vQ9UrVg
悠司は仕事が忙しいらしく、不動産屋関係に休みが多い水曜日の前日の夜と、その他平日に仕事が早く終わった日には、必ず家に来ていた。
だけど…――、なぜだか土曜日の夜と日曜日だけは、一度も家に来る事はなかった。
2008-04-02 21:24:00 -
60:
◆nc5vQ9UrVg
まぁ、実際週末も仕事があるようだったし、あたしも土曜の晩は相変わらずスナックのバイトが忙しくて特に気にもしていなかった。
日曜日は、あたしは家でのんびり時間を過ごす―…、バイトだけしていた日々は毎日一人で居たから自分の時間なんて考えていなかったけど、悠司といる日々が増えるにつれ、こうしてたまに一人でのんびりする時間は、"淋しさ"よりも "幸せに浸る時間"のような気がして――…なんだかプラス思考になれた。2008-04-03 05:10:00