-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
◎喋らない理容室◎
-
1:
リョコ
繁華街から離れた静かな場所にある小さな理容室。 一見どこにでもある普通の理容室だが、一つだけ他の店と違うとこがある。
それは…私のお父さんは口がきけない理容師だとゆうこと。
〜そんな少し変わったお店のお話〜2008-03-31 01:04:00 -
31:
名無しさん
読んでます?なんか落ち着いてじっくり読める小説ですね?最後まで頑張って完結させてください?
2008-03-31 16:13:00 -
33:
リョコ◆3L.kFRs./.
私にできることは何もないが、せめてハンカチでも差し出そうと店に行くと、あれ?さっきまで泣いていたはずの女の人は笑顔になっている。
『ありがとう』女の人の目線の先には父が書いたホワイトボードにそそがれていた。
そこには笑う女の人の似顔絵と
[泣いたぶんいっぱいいっぱい笑いましょう。] と書かれてあった。2008-03-31 20:52:00 -
34:
リョコ◆3L.kFRs./.
それはどこにでもありふれている、ありきたりな言葉。 きっと今まで泣いていた時友達にも色んな人にも言われてきただろう。
だけど、そんな言葉が胸に響いたのは、きっと他人が言ったからだと思う。
誰が書いたかわからない詩集に感動するように、親友に親に言われるより、何の下心のないただのその言葉に感動することがあるんだ。2008-03-31 21:03:00 -
35:
リョコ◆3L.kFRs./.
ホワイトボードを見つめて笑う女の人はすごく綺麗に変身していた。 バッサリ切られたショートの髪は小顔な鼻筋の通った顔にすごく似合っていて、透き通った肌にその笑顔は、どんな男も魅力する輝きがあった。
『これ、どうぞ』私がかけより、ハンカチタオルを差し出すと
『どうもありがとう』と受け取り、チーンとそのハンカチで鼻をかんだ。2008-03-31 21:17:00 -
36:
リョコ◆3L.kFRs./.
(マヂかよッッ!!)とビックリしていると
『あ、間違えた!!!違うんよ、ティッシュゃと思ってん。ごめーん』
その瞬間、私もお姉さんも声をあげて笑った。そして父も微笑んだ。
『ありがとうね。久しぶりに笑っちゃった』2008-03-31 21:24:00 -
37:
リョコ◆3L.kFRs./.
『髪型、めっちゃ似合ってます』
『そやろ!お父さん上手やわ〜最初小さい店やし不安やったけど(笑)切ってよかったわ。あ、ハンカチごめんね、汚なっちゃった…』
『よかったら持って帰って下さい!』
『いいの?ありがとう。大事にするね!あ、よかったらこれ変わりに使って!』2008-03-31 21:41:00 -
38:
名無しさん
気になる?
2008-03-31 22:05:00 -
39:
リョコ◆3L.kFRs./.
そう言ってカバンから綺麗なハンカチを取り出した。
『いや、いいですいいです!しかもこれエルメスじゃないですか!?』
『いいねん。当分お店も休むつもりやし、使わんから。使いさしで悪いけど、はい交換!』
そういって私に鮮やかな色のスカーフハンカチをくれた。2008-03-31 22:53:00 -
40:
リョコ◆3L.kFRs./.
ガランガランガラン
『ありがとうございましたぁ』
『ありがとう。また来ますね!』
そう行って女の人は、真っ赤の傘をぶらさげて帰っていった。雨はすっかりやんで夕日の赤色と傘の赤色が女の人の後ろ姿を綺麗に映し出した。2008-03-31 23:16:00