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†Last dear†
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1:
◆VirGwxRhbQ
白い雪が
今年も空を舞う。
君といた歌が あたしはまだ聞けないよ。
…2008-04-23 08:59:00 -
334:
◆VirGwxRhbQ
2008-05-13 07:08:00 -
335:
◆VirGwxRhbQ
『リョウ〜!!おかえり♪聞いて聞いてっ!お兄ちゃんに頼んだらさっ、楽器屋で働いてる友達がいるらしくてそこで働いてみないかって!!』
ー…今日もお前は、学校から帰る俺よりも早く俺の家にいて、上手そうな匂いと一緒に嬉しそうに俺を迎えてくれる。
『…え?マジかよ?あの楽器屋……?うそ!!すげぇじゃん!!』2008-05-13 07:13:00 -
336:
◆VirGwxRhbQ
『でしょでしょ〜!!?なんか今ちょうど人が辞めたらしくてさぁ…リョウがバイト探してるってお兄ちゃんに言ったら、うまい事話進めてくれたんだぁ♪』
ニコニコ嬉しそうに笑うお前に、俺もつられて笑顔になる。
『マジかぁ〜!!助かる!!サンキューな、怜奈!!』2008-05-13 07:17:00 -
337:
◆VirGwxRhbQ
『どういたしまして〜♪バリバリ働いて、次のライブも絶対成功させようね!!』
2008-05-13 07:20:00 -
338:
◆VirGwxRhbQ
…
俺はこの頃、学校の仲間とバンド活動をしていた。 地元のちっちぇクラブで行う半年に一回程の、小さなライブ。その為に、俺は1日中朝から晩まで曲作りや歌の練習をしていた。
2008-05-13 07:24:00 -
339:
◆VirGwxRhbQ
怜奈の夢は…ピアニスト。
偶然にも、俺らのバンドにはキーボードってもんがいなくて…俺からしたら 天の助けのように見えた。
出会ったばっかりの胡散臭い俺の誘いに、最初は露骨に警戒していた怜奈も 一ヵ月後にはなぜだかOKをしてくれた。2008-05-13 07:36:00 -
340:
◆VirGwxRhbQ
疑問に思った俺は、怜奈に聞いた。すると怜奈は
『んーなんとなく。っていうのは嘘で……あたしも音楽が好きだから。それに、リョウの声が…好き。』
俺は…素直に嬉しかった。
怜奈は、家業を手伝わす為だとピアニストを反対され音楽関係とは無縁の、いわゆる普通のお嬢様大学に通わされていた。2008-05-13 07:41:00 -
341:
◆VirGwxRhbQ
だから、音楽ができる事が嬉しいと言った。堂々と夢を追える俺が、羨ましいとも…言った。
そこからは、あっという間に時が過ぎていたと思う。自然と怜奈と付き合いだして、気づけば3年が経っていたー。
2008-05-13 07:45:00 -
342:
◆VirGwxRhbQ
厳しかった怜奈の両親とも何度も挨拶をしに行き、もともと仲の良かった怜奈の兄の協力もあり、なんとか打ち解け認めてもらえた。
怜奈が家に頻繁に来ていても、一緒にライブに行って帰りが遅くなっても、許してもらえるようになった。
それを見て怜奈は、 『こんなの初めて…ホントに嬉しい!!』 と、言葉の通り本当に嬉しそうだった。2008-05-13 07:51:00 -
343:
◆VirGwxRhbQ
怜奈と付き合って四年が経った頃、俺はバンド活動を辞めた。音楽の方向性が違う事に気づいて、仲間と相談してバンドから抜けた。
それを告げた日怜奈は怒る事も悲しむ事もなく…
『リョウが決めた事なら、それでいいと思う。あたしはいつだってリョウの味方だから。』 と、笑顔で言ってくれた。
2008-05-13 07:56:00