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独占欲。
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1:
のん。
独占欲。一人じめしたい。自分だけのモノにしたい。誰でも少なからず持っている感情ではないだろうか。その感情を理性で押さえつけてはいませんか?これはその理性とゆうリミッターが外れた時、人がどうゆう行動に出るのか。その最悪のケースを描いたお話です。※グロテスクな話、暗い話、狂った話が嫌いな方は見ない事をお勧めします。
2008-05-05 03:49:00 -
121:
のん。
気が付くと、明るい光と今にも泣きそうな悠の顔が目に入った。「ゆり…、大丈夫か?」あたしの右手を強く握り心配そうに問い掛ける悠。その一言で昨日の事が鮮明に頭の中に蘇った。「やっ、嫌っ、ごめんっ、ごめっ…っ!!」昨日の恐怖でパニックになり、今目の前にいる悠にものすごい罪悪感を感じた。
2008-05-08 04:28:00 -
122:
のん。
「ごめんっ、ごめん、っく…」ただひたすら謝る事しかできなかった。汚された自分。もう悠に触れてもらう資格がないような気がしたんだ。「大丈夫、ゆりは悪くない、大丈夫」パニックに陥るあたしを落ち着かせるように強く抱きしめる悠。
2008-05-08 04:29:00 -
123:
のん。
「悠…ごめんっ、あたし…汚れてもうた…」「ゆりは汚れてへんよ」「でも…っ」「大丈夫…」「でも…悠以外の奴に…っ、無理やり服破かれ…っ、殴られてっ、中に出され…っ」「ゆりっ!!!!」あたしを抱き締める手が震えていた。「ゆり、もうええから。大丈夫やから。それ以上言うな…頼む…っ」
2008-05-08 04:29:00 -
124:
のん。
悠も辛いんだ…。ごめん、ごめんね…悠…っ。それからしばらく、2人は黙ったまま抱き締め合った。 その沈黙を先に破ったのは、あたしからだった。「悠、仕事行かな…、あ、あたしも行かなあかんな、人足りてないし…」その場の空気を変えようと、そう言って立ち上がろうとしたが、足に力が入らない。
2008-05-08 04:30:00 -
125:
のん。
「全治2ヵ月やって…」震えた声で、そう告げる悠。「ごめん、ゆり…」「悠が、謝る必要ないよ…」悠の頬に涙が伝っている。「仕事…どうしよっか…?」ホントは仕事の事まで頭が回らないんやけど、平常心を保つためにしゃべり続けた。
2008-05-08 04:31:00 -
126:
のん。
「…仕事なんてどーとでもなるから、何も考えんでええよ。新しい子も入るし」「洗濯物もたまってるし…」「俺やっとくから」そんなんどうでもいい。ただ理由を付けて悠の傍にいたいだけ。悠が傍におらんと不安でたまらんねん。汚れてしまった自分に、興味がなくなってしまうのが怖くて仕方ない。
2008-05-08 04:32:00 -
127:
のん。
「なぁ、いつ…帰れるんかなぁ?」「病院自体は3週間くらいで退院できるらしい」3週間も…。普段ならあっとゆう間に過ぎていく時間も、ひどく長く感じる。「帰ったら…悠の大好きな唐揚げ作るから…」先の約束をしておかないと消えてしまうんじゃないかと思って呟いた。
2008-05-08 04:32:00 -
128:
のん。
「たまには俺が作ったるよ」そう優しく微笑んでくれたのに、その笑顔が同情なんじゃないか?って、疑心暗鬼に陥って。『好き?』って聞きたくなったけど、その答えを聞くのが怖かった。好きだと答えられても本音かどうか疑ってしまいそうで。
2008-05-08 04:33:00 -
129:
のん。
「ゆっくり寝とき」そう言って悠は、横になっているあたしの胸の辺りでトントンと優しいリズムを刻んでくれた。なんだか少し落ち着いたが、やはり寝れるはずもなく。ただ悠に心配をかけまいと眠ったふりをした。
2008-05-08 04:34:00 -
130:
のん。
あたしが眠った事を確認すると、悠は静かに病室を後にした。一応店長とゆう立場。仕事を休む訳にはいかんもんね…。さっきまで悠に握られていた右手が寂しい。いつもなら、おはようのキス、一人で何処か行く時は行ってきますのキスをしてくれるのに、今日はなかった事が、不安になる。やっぱり汚いと思ったんだ…。って。
2008-05-08 04:34:00