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■キラキラ■
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1:
ageha
雨が続き、憂鬱な日が続く。そう。梅雨。この季節になると、毎年あなたを思い出しては、涙する。優しいモノも。綺麗なモノも。あたしの前には、もう何もないの。ただただ、降り止まない雨に、流れ止まらない涙。
2008-05-13 15:11:00 -
11:
ageha
つくり笑いしかできないあたし。本当はヤだって言いたい。だけど、言えばきっと拒絶される。それが怖くて言いたい言葉を飲み込む。嘘でもいい。あたしを見て欲しい。嘘でもいい。あたしを好きだと言って欲しい。嘘でもいいから…あたしの側にいて欲しい…。そんな気持ちに答えてくれたのが涼だった。
2008-05-16 08:03:00 -
12:
ageha
↑ダブカキごめんなさい?
2008-05-16 08:05:00 -
13:
ageha
バカな女。都合のいい女。涼はきっとそう思っている。そうだよ。バカだよ。だから。お願い。上手く騙してね…ずっと考えてた。その度に苦しくて。だけど愛してるって言って欲しくて。あたしは店に通い詰めて。涼に寄生していった。気づいた時には手遅れで。誰に何を言われても。涼から離れなかった。金銭的にキツくなれば。風俗へ行った。涼のため。あたしのため。
2008-05-16 08:13:00 -
14:
ageha
「アゲハちゃん涼さんの事本気?」ヘルプに着いた優が聞いてくる。「あたり前やん。」あたしは冷静に答えた。誰が見ても分かるでしょ?涼はともかく。あたしは涼に本気だって。「そうは見えへんわ。本間に好きやったら風俗行けへんやろ。」優は冷めた目で言った。「好きやから行くねん。好きな人のためやから。優に何が分かるん?」あたしだって。わかってる。風俗なんて行きたくない。だけど。もう。お金が無いんだ。お金が無いと。あたしは愛してもらえないんだ。「嫌なんやろ?風俗。何でそこまでするん?作り笑いして。きもいで自分。ただの嘘つきやん。」優は冷たく言い放って席を立った。
2008-05-16 08:29:00 -
15:
ageha
その夜。眠れなかった。別に。涼じゃなくてもいいって気付いたから。好きって言ってくれるなら。側にいてくれるなら。誰でもいいと。自分の汚さに。自分の弱さに気付いたから。そう。あたしは涼を愛してない。好きじゃない。涼に。依存してるだけ。ただ。依存してるだけ。
2008-05-16 08:37:00 -
16:
ageha
「久しぶりやな。最近店来やんから俺寂しいわ。毎日アゲハに会いたいのに。」3日ぶりだった。優に冷たい言葉を言われてから。店に行かなかった。「ごめん。風邪引いてたん。でももう大丈夫!!めーっちゃ元気やで☆」あたしはピースしていつもの笑顔で言った。「まぢで?電話してや〜笑。心配するやん!」涼だってほら。笑顔。いつもの営業スマイル。だけど。本当に心配なら。電話かけてくるでしょ?そっか。あたし達。恋人じゃなかったね。「涼!!今日一緒に帰ろ〜☆いいやろ?」涼は少し戸惑いを見せて。ラストまで居て、と。さりげなく言って、お客さんが来たらしく、あたしの席を立った。
2008-05-16 08:52:00 -
17:
ageha
久々に涼に会って嬉しいはずなのに。悲しかった。胸が痛かった。だけどやっぱり。安心したんだ。その朝。あたしは涼に抱かれた。愛していると。好きだと。囁かれながら。あたしも言った。愛していると。好きだと。涼は強く激しく抱いてくれた。だけど。あたし達は恋人じゃないんだよね。お互い。求める物があるだけ。涼は。金銭的なもの。あたしは…偽物の。愛情…。それでもいい。だから。嫌いにならないでね。もう少し。このままの関係で…いさせて。
2008-05-16 09:04:00 -
18:
ageha
先に目を覚ましたのは、あたしだった。涼は。すやすやと気持ちよさそうに眠っていた。テーブルにある涼の携帯がピカピカ光っていた。きっと着信かメール…。あたしは涼の携帯をそっと手に取り。それを開いた。待ち受けは。あたしと二人で取ったプリクラの画像。意外だった。ただその時は。マメだなって。そう思ってた。ー新着メールありー見なければ良かったと。後悔した。【アゲハちゃんと別れて下さい。じゃないと俺、涼さんが兄貴やって事言います。これ以上アゲハちゃん傷つけんといて下さい。】優からのメールだった。神様は。本当にひどい。
2008-05-16 09:27:00 -
19:
ageha
ねぇ。神様。あたしは。どうしたらいい?こんなの酷すぎるよ。親の顔もしらない。兄弟がいた事もしらない。ねぇ。神様。あたしは。生きていく自信が無いよ。もう。パンクしそうだよ。もう。笑えない。
2008-05-16 09:32:00 -
20:
ageha
あたしは涼が目を覚ます前に。部屋を出た。頬に伝う涙を拭いながら。悲しくて。悔しくて。もう。どうしようもなくて。涼の事も。唐突で。手遅れで。自分が。醜くて。大嫌いで。今までだってそうだった。手に入れたらそれは不倫で。金銭目的で。次は兄弟。悲しすぎて。辛くて。初めて。死を考えた。
2008-05-16 09:40:00