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深緑の糸
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1:
かな
赤い糸ってなんですか?神様がやった嫌がらせですか?
出会うべきにして出会ったってあんたは昔言うてたけど、もしあんたとウチがその赤い糸で繋がってんねんやったら…もうその糸にはカビが生えてる。深緑の糸…2008-05-17 21:52:00 -
31:
かな
それから少し経ったある日のバイト帰り。またも美沙子からの呼び出しがかかった。仕事に逃げる事もできず私は渋々ついて行った。
するとそこには誠太達がいた。
「誠太がかなに話あるらしーから聞いたって。」美沙子はそう言うと私と誠太だけをのこしどこかえ行ってしまった。2008-05-21 20:15:00 -
32:
かな
「…俺かなちゃんに何かしたかな…?」と誠太… 「別に…何もされてないよ。」ため息混じりに答えるた。
「俺と会うのに鉄板拒否ったんやろ?」
「別に鉄板ははってないよ。会う必要ないって言っただけ。あかん?」そう答えると気まずい沈黙に…2008-05-21 20:25:00 -
33:
かな
「…あんな…こんなんさぁかなちゃんに言ってもしらん話かもしらんけどな…俺かなちゃんに会えたん本間嬉しかってんやん。前、電車で声かけられへんかった事俺めっちゃ後悔してたからさ…だから凄い嬉しかった。こないだは馴れ馴れしいすぎたと思う…舞い上がってもーてたから…俺…。でも本間仲良くしたいねん。あかんかな?」こないだとは大違い…あん時のあんたは、まるで捨て犬みたいな顔をしていた。
2008-05-21 20:44:00 -
34:
かな
「……手かして…」私はペンをとると誠太の手の甲に家の番号を書いた。「まじで?」そう言った誠太に軽く頷き「じゃ…疲れてるから…帰る」それだけ言ってその場を後にした。
2008-05-21 20:50:00 -
35:
かな
その日がなかったら私は今どうなってたんかな?
人信用する事もまだできんと笑う事もできてないんかな?あんたが私を変えてくれた。
まだ会ったばっかりのあんたの手に番号を書いた時の事凄い覚えてるよ。17の夏やったよね…。2008-05-21 20:53:00 -
36:
かな
その日を境にあんたは毎日のように電話をかけてきた。私が喋らんかってもズット一人で喋ってた。電話なんか要件だけ聞いたら切るもんやけど、あんたの場合は違った。「うん…」が何回も言えた。あんたはアホな話ばっかりやったけど聞いてて凄いたのしかった。
2008-05-21 20:57:00 -
37:
かな
そんなある日…バイトが終わり外へでると誠太が立っていた。「…おぅ…おつかれ…」そう言った誠太にいつもの明るさはなかった。
「ごめん…勝手にきて…」と力なくいう誠太。
「…いいけど…どないしたん?今日静かやん…」私が言うと誠太はただ一点だけを見て「うん…ごめん」とだけ頷いた。2008-05-23 10:01:00 -
38:
かな
いつもならありえない空気が私達の前を通り過ぎた。何分も時間がとまってるようにも思えた…。「…なぁ…かな…?」あんたに呼ばれて顔あげたけど辺りが暗すぎて顔みえへんまま「なに…?」って返した。
「…俺の事さぁ…どう思ってる?」あんたの急な質問に私は黙った。答えられへんかったからさぁ…。2008-05-28 19:39:00 -
39:
かな
黙ったまんまの私にあんたは冷たく「分かった…ごめんな…意味分からん事いうて…」だけ残してどっかいってもうた。アホな私やけどそれがバイバイっていう意味っていうのは何となく分かった。分かったって言うか感じてん…。「あ…どっか行っちゃうんや…」って。あん時、あんたがそれ言い残して行った時は自分の心守るんでいっぱいいっぱいやったから…あんたが欲しがってた言葉言ってあげられへんかってん。
2008-05-28 19:50:00 -
40:
かな
あんたと会わなくなってからは寂しかったよ。ならんくなった家の電話みながらあんたの事よぅ考えた。でも自分から電話かける勇気とかなくてさ…待ってる間に気ついたら19歳なってた。ズット続けてたバイト先では19になったと同時に社員になった。バイトの時よりズットズット忙しくなって、あんたの事考える余裕もなくなっていった。
2008-05-28 19:56:00