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ピエロ

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  • 1:

    ◆NedEI85Yxg


    『ピエロみたいに笑ってたくない?ずーーっと!』


    ――――今でも、いつかのアイツの言葉を思い出す。

    2008-05-29 05:42:00
  • 131:

    ――♪〜♪♪
    『ちょっとごめんね。』携帯が鳴り、開くと【シュンくん】のデイスプレイ。メール派のシュン君が珍しいなと思い、トイレに行き掛け直した。
    『あ…ルイちゃん?ごめん急やねんけど…』もごもご話すシュン君の声は、爆音の有線と混ざり、聞き取りにくく、『うんうん〜』とアタシはいつも通り適当に頷いてると、『ありがとう!!んな15分後に花屋の前でね!』それだけ耳に残り電話は切れた。――ツーツー…
    『まぢッ?!』シュン君が…外系!?自分の立場をわきまえ店外など口にした事ない"良い客"のシュン君が営業後にお誘い!?ありえんッ!!

    2008-06-27 05:31:00
  • 132:

    何か"おかしい…!"その事には気づいてたのに、逆にまんまと自ら罠にハマりに行く事になるなんて。
    『ごめん雪クン、チェックしてもらっていい?』『え?うん、どっか行くの?』『うん、ちょっと呼ばれて…』言いながら鞄から財布をあさる。雪クンがその手を取り言った台詞。『お金はいいから。…大丈夫?』…――?『大丈夫よッ♪』雪クンは、お見送りするから少し待っててと言うと、手をスッと離し奥に歩いて行った。
    ―――…?この時感じた若干の冷たさに、まだ違和感など持てるハズもなく。

    2008-06-27 05:40:00
  • 133:

    アタシはいつだって浅はかで甘い。

    『あの、ピンク入れてもらえます?今お金払います。』『あ!はいッッ!』さっきドリンクを頼んだ彼にお金を払い、席を立った。『えっ…あのっ!!』入り口近くのリストで伝票をいじる雪クンを横目に、店を出てシュン君が言ってた花屋に向かった。

    "ほんま何なんやろお?"――さっきの雪クンの態度なんかより、シュン君の異変に頭がいっぱいで。

    2008-06-28 07:46:00
  • 134:

    『ルイちゃんっ!』
    シュン君は先についてて、チェックのシャツに、黒の七三分け、背にはリュックといつものスタイル。きもす。笑『どしたん〜?ビックリしたしい〜!笑』笑顔で駆け寄るアタシにシュン君は胸の内を語り出す。
    『ルイちゃんごめん。俺…もうルイちゃんには会われへんねん。だから俺の最後の我が儘聞いて欲しいねん……』
    はい?金つきた?我が儘!?黙って続きを聞いて唖然。
    『…俺とカラオケ行ってくれへん…!?』

    2008-06-28 07:55:00
  • 135:

    お気にのキャバ嬢と初店外でカラオケ…絶対チョイスミスやろ!と思いつつ、まぁ…シュン君は危険はないし、ここまで来てもうたしなあ〜。『わかったよん♪』『ホンマッッ!?ありがとう!!』行ってあげる事にしてカラオケまで二人で繁華街を歩いた。まだ夜明け前。アフター感覚。まさかだ。まさかあんな事になるとは――。。この時すでに、幕は上がっていて、役者は揃っていたなんて。そしてまず悲劇に合うのは、このアタシ――。

    2008-06-29 09:33:00
  • 136:



    キミには美味しいモノを食べて欲しいし、キレーな空を見て欲しいし、ムゴイ景色や瞬間は、キミの瞳をこの手で覆いたくなる。しょうもない事や人に、真っ向勝負しなくていーよ。キミは汚れない変わりに、たくさん傷つくでショウ?

    変わりに傷つけてみるから。"あの子"を。

    2008-06-29 09:44:00
  • 137:


    『ルイちゃん何飲むッッ?』『アイスティー♪』

    カラオケの部屋で、嬉しそうに、でも恥ずかしそうに飲み物を聞いて、ドリンクバーにくみにいくシュン君。楽しそやなあ〜笑。狭い四角い密室、薄暗い証明。『お待たせ!!』シュン君はこんなチャンスでも、横に座る勇気もない、【PIERO】で一番最初に掴んだお客様。情?違う。信用?違う。何の感情も無かった。だから何も気づく事が出来ずに。いつも以上に彼がソワソワしてても、気にも止めずに。。
    ―――カラオケの音楽と、シュン君の意外に綺麗な歌声は、だんだんと、遠のいていく。

    2008-06-30 08:16:00
  • 138:



    もうこれ以上、体に水分はないんじゃないかと思う位、泣き濡れた日々。干からびて、錆び付いて心身共に、無痛。麻痺してただけ。あんたが麻酔を打った、あの日から。アタシは間違ってた?

    まだまだ生きれる。そしてまだまだ泣ける。絶望も、限界も、まだまだ超えていく。それで強くなれるのか?諦めていくのか…その後の一瞬の幸せなんて、快楽なんて、言うならば錯覚だし、そんなものに騙される事出来ないし要らない。受容の心ではなく、妥協しざるを得ないだけ……だんだんと気づかされる。

    2008-06-30 08:36:00
  • 139:

    名無しさん

    あげ?

    2008-07-04 04:01:00
  • 140:



    『……――――っ。』
    瞼を開く。入ってくる青い光に目を細めながら。
    ――――――どこ、ここ?

    2008-07-04 09:10:00
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