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ピエロ
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1:
◆NedEI85Yxg
『ピエロみたいに笑ってたくない?ずーーっと!』
――――今でも、いつかのアイツの言葉を思い出す。2008-05-29 05:42:00 -
41:
アキバ代表シュン君の席へ。最近来るペース増えてきたけど大丈夫なんかな?『今ついてたとこ…ホスト?』『うん。』『ルイちゃんもやっぱホストとか行くん?』『あ〜♪焼き餅や〜♪笑』アキバ代表、ホストはやぱ好かんみたい。笑 愛用のリュックサックを抱きしめウジウジ。
『ルイ、そのリュックになりた〜い♪笑』言いながらシュン君の顔を見つめると、顔を赤くしてキョドっていた。
そのやり取りを、目を光らせて見てたのは、アイツ以外にもいてたみたい――。2008-05-30 00:12:00 -
42:
『お帰り。』アタシが雪くん達の席に戻る頃には、何本かのシャンパンがおりていて、チェックの用意をしてる感じだった。『帰るのお〜?』『うん、ごめんね。ちょっと電話あって戻らないとあかんから。これ、乾杯♪』雪くんは笑ってアタシの頭をポンッと叩いてリストまで行って会計を済ませる。真っ直ぐな背筋、長い足。その後ろ姿に、アタシはグラスに口をつけたまま見とれていた。『ルイちゃん、雪と仲良うしたってな♪』どこか胡散臭い笑顔を振りまく拓馬くんを、[エセピエロ]だと、アタシは思った。2008-05-30 00:28:00 -
43:
お見送りした後、雪くんにありがとうメールを入れておいた。またお礼に店に行かないとなぁ。本来、そうゆう"義理"でお互いの店に行くとゆうのが煩わしいんだけど、雪くんにはそう思わなかった。純粋に、行かなきゃと思った。
"好き"っちゃ好き。ドキドキもする。でもこれは"恋"ではなく、でもきっと一目見た時から、始まっていた。不思議な人。アタシに"何か"を感じさせてくれる人。
それだけは間違いじゃなかった。2008-05-30 04:10:00 -
44:
削除削除されますた
あぼ~ん -
45:
――光は、闇でこそ輝くコトが出来る。なら闇は、永遠に輝くコトは出来ないのだろうか――。"今更"記憶を辿っても、未来を描こうとしても、どうしようもないよ。目の前は真っ暗でもないから、"見る"コトは出来るけど、薄暗い。これがきっと闇だ――。いっその事真っ暗なら良かったのに。2008-05-30 04:24:00 -
46:
―ピピピピピピ…………聞き慣れた目覚ましの音。どんな時でも、アタシはこのしょぼい音で目を覚ます。
『………は…ッ。またかよぉ〜…』
――覚めてしまうのだ。2008-05-30 04:28:00 -
48:
―――妹川 ルイ(マイカワ)
【―13歳の春―】
母が再婚した。再婚相手の男には娘がいた。名前は[麗香-レイカ-]。アタシと同い年。キツそうな顔立ちでアタシとは正反対で背も小さかった。奇妙な同居生活の始まり。この日からアタシと母の名字と、"これから"が変わった――。2008-05-30 04:43:00 -
49:
麗香とは、初対面からウマが合わず、お互いがお互いを鬱陶しく感じていた――。家でも学校でも顔を合わす。それが堪らなく嫌で嫌でしょうがなく、ロクに家に帰らなくなるアタシ。それとは対照的に、ファザコンの麗香は毎日家に帰り、その父を溺愛していた母は麗香をも可愛がった。これは卑屈でも何でもないが、そこに愛なんてなかった。母はそういう人だった。
日が経つに連れて麗香の父は本性を出す。"暴力"。と言っても、手を出されるのはアタシだけだったけど。2008-05-30 04:57:00 -
50:
もちろん母は助けてくれるハズもなく、それどころか父に加勢してくる日さえあった。麗香はと言えば、それを見て勝ち誇った様に笑っていた。
傷だらけで学校に行く。土地柄のせいか、髪を染めてるだの、制服のスカートが短いだの、生意気だので先輩に呼び出され囲まれやりたい様にやられる。もういちいちどの傷が誰かなんてわからないし、どうでもいい。気に入らないならいっそ殺してくれたらいーのに。
――そんな時に出会ったのが、[アヤ]。アタシの初めてで、そして最後の"友達"――。後にも先にもこれほどの出会いはもうないと今でも思っている。2008-05-30 05:11:00