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◆ガラム◆
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1:
ゆうり
パチパチと音をたてやがて甘い香りが部屋一面に広がる。
ゆらゆらと天井へ舞うガラムの煙を見つめる度あの頃を思い出す。
大丈夫。私はどこにいても何をしてても必ずあなたを見つけ出してみせるよ。2008-07-17 03:43:00 -
22:
ゆうり
面接の時間まで2時間もあったので他愛もない話をしていた。
すぐるも煙草に火をつけた。履歴書に何を書こうか目を通していたゆうりはその仕草を見ていなかったが、横からパチパチという音と共に甘い香りが立ち込めた。
ゆうり「何!?この臭い…!」2008-07-17 16:41:00 -
23:
ゆうり
すぐる「ガラム。」
ゆうり「ガラムって?外国の煙草?」
すぐる「そうやで。」
ゆうり「いつもはラッキーストライク吸ってるよなぁ?なんでガラムなんか吸ってるん?」
すぐる「たまに無性に吸いたなるねん。」
ゆうり「ふぅ〜ん。」2008-07-17 19:21:00 -
24:
ゆうり
この時はこのガラムの香りにすぐるにとって深い意味があったなんて思ってもみなかった。
あの時すぐるの気持ちを察知してあげてればあんなことにはならなかったのかなぁ?
2008-07-17 19:46:00 -
25:
ゆうり
履歴書を書き終え、面接の時間が迫ってきていたので店を後にした。
ゆうりはチャリだったので、すぐるが前、ゆうりが後ろに乗って2ケツで目的地へ出発!
ここからチャリを飛ばして10分ぐらいのところに新しいバイト先になるであろう『ファタリテ』はあった。2008-07-17 21:22:00 -
26:
ゆうり
二人「こんにちは!今日4時に面接の者なんですけど。」二人同時に元気よく挨拶!
店長らしき人が出てきて「どうぞ。」と言ってソファー席に誘導された。
面接は本当に短くて5分ぐらいで終わった。二人共その場で採用されて3日後のオープン初日から一緒に働くことになった。2008-07-18 00:13:00 -
27:
ゆうり
すぐる「そうなんですか。きっと他人のそら似ですよ。僕よく誰かに似てるとか言われるんで(笑)」
店長「はは(笑)そうか(笑)まあ来週から宜しく頼むよ!その子もオープン初日から入るし!」
店の外に出てすぐるがガラムに火をつけた。
『…ん?』2008-07-18 15:21:00 -
28:
ゆうり
ゆうり「この香りどっかで嗅いだことある…」
すぐる「ん?まあ、あんま吸ってる奴おらんけど煙草の種類豊富な煙草屋やったらおいてるし吸ってる奴もおるやろ。」
さっきマクドでガラムの香りを嗅いだ時、他の席の煙草の煙と混じってなんだか変な臭いに感じたけど…改めて嗅いだらなんだか懐かしい匂いに感じた。
甘くてふわふわしたそんな香り。2008-07-18 15:28:00 -
29:
ゆうり
すぐる「お前も吸ってみる?」
ゆうり「じゃあ1本もらう」ガラムを初めて吸ってみた。
ゆうり「ゴホッゴホッ!なにこれ〜!きつ〜!」
すぐる「結構重いからな。」初めて吸ったガラムの味はゆうりには強烈過ぎた。
ゆうり「うちはいつも6ミリ吸ってるからこれはきつすぎる!」
一口吸ってすぐるに渡した。2008-07-18 23:22:00 -
30:
ゆうり
ゆうりはそのあとすぐるとすぐにバイバイした。
すぐるとはプライベートで会うのは初めてだった。仲がいいようでよくわかんない関係。友達といえば友達なんだけど、なんかすぐるは友達とかクラスメイトとかそうゆうのに分類されない特別な存在だったんだよね。なんだろう?『すぐる』は『すぐる』みたいななんか今までにいなかった存在だったんだ。2008-07-18 23:27:00 -
31:
ゆうり
バイト初日。
ゆうりもすぐるも夕方からの勤務で6時出勤だった。ここ『ファタリテ』では昼はカフェ、夜はバーというスタイルをとっていたので出勤も昼と夜で二部にわけられていた。
「おはようございます!」ゆうりは元気よく挨拶した。店に入るとすぐるはもうすでに来ていた。2008-07-18 23:36:00