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一般ピープル
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1:
あき
実話を元にして書きますが、詳しく書けないところは少し変えたいと思います?なのでフィクションとして読んでいただければ幸いです?
2008-07-31 09:25:00 -
101:
あき
ホテルに着いてからは、お決まりの晩酌タイム。
『俺今日酔うん早いわ…』『疲れてんちゃん?もう寝る?』
『いや…お前さ、あの時何あったん?』
『あの時って…?』2008-08-01 02:09:00 -
102:
あき
『前泣きながら電話して来た時…』
ちょっと店で色々あっただけ、と軽く笑いながら誤魔化したあたしに、シンは優しく話してみろと言った。
気にしてくれてた事が嬉しくて、でもその反面なんだか自分が惨めな気がして言うのをためらったけど、シンの顔を見てもう誤魔化すのは止めようと、全てを話した。2008-08-01 02:13:00 -
103:
あき
『行く!!東京!!』
『お前さっき考えさせてってゆってたやん!!』
『…だって…ずっと一緒におりたいと思ったんやもん…』
あたしは男に依存してしまう。
やっぱり、離れていたら“彼女”って自信も生まれない気がした。後先考えずにすぐ意見を変えて決断してしまうのは、あたしの悪い癖だ。2008-08-01 02:20:00 -
104:
あき
『後から止めたとか言うなよ?』
『それは絶対大丈夫。』
『親に挨拶しに行かななぁ…』
『あの人らあたしに興味無いからメールでも送っといたら大丈夫やろ。』
『そんな事無いって。お前未成年やし挨拶はちゃんとしとかなな。』2008-08-01 02:23:00 -
105:
あき
とりあえず、両親に彼氏と同棲する事と東京に行くと言う内容のメールを送った。
もちろん返って来た返事は二人とも“いってらっしゃい”ただそれだけだった。『ほらな…どうでもいいらしいわ笑』
『…俺とあったかい家族作ろな。』
…シンが居ればそれでいい。2008-08-01 02:27:00 -
106:
あき
次の日はあたしの家に行く事にした。
自転車に二人で乗って地元のスーパーに行ってご飯を作って…同棲したらこんな毎日が続くんだと、あたしは楽しい事しか考えて無かった。
近くにいれば居る程…色んな事が見えてくるのにな2008-08-01 02:31:00 -
107:
あき
夕方、シンを駅まで送って行ってその足で加奈の家に向かい、東京に行く事を話した。
『そっか…寂しいけど遊びに行くからなぁ!!あたしの事忘れんといてよ?笑』
『多分なぁ笑』
『多分ってなんや!?笑。』店にも話をして、1ヶ月後東京に行く事になった。2008-08-01 02:35:00 -
108:
あき
それからの1ヶ月は店に出勤したり、地元の友達と遊んだり荷造りをしたりと、忙しい日々を送っていた。そしてとうとう出発の日。荷物は先に送っていたからあたしは小さなカバン一つで新幹線のホームに立っていた。
『いつでも帰っといでや』『頑張れよ!!』
みんなに見送られて、泣きながら席に座る。これからどうなるかなんてわからないけど、寂しいのと楽しみなのと複雑な気持ちで東京に向かった。2008-08-01 02:41:00 -
109:
あき
シンが仕事で来れなかったからケンが迎えに来てくれていた。
『あき!!久しぶりやなぁ』『ほんまやなぁ!わざわざありがとぉ!!』
『ええよ。じゃあ行こか』ケンの車で、都心から少し離れたシンの家に向かった。2008-08-01 02:43:00 -
110:
あき
『これ鍵預かってるから自分で開けてみ笑』
『ドキドキやなぁ…お邪魔します…』
そこは1LDKの部屋。案外綺麗で、部屋の角にあたしが送った荷物が入ったダンボールが積み上げられていた。
『芸能人ってもっとすごいとこに住んでるって思った?笑』
ニヤリとケンが笑う。2008-08-01 02:48:00