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一般ピープル
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1:
あき
実話を元にして書きますが、詳しく書けないところは少し変えたいと思います?なのでフィクションとして読んでいただければ幸いです?
2008-07-31 09:25:00 -
148:
あき
事務所からの圧力もあり、シン達はしばらくは受け狙いの楽曲を作り、同時にソロでの活動も始めていく事になった。
『これ聴いてみて。』
そう言ってシンが置いて行ったCD-ROM。
誰も居ない部屋で一人、苺ミルクを飲みながら聴いてみる。2008-08-01 06:01:00 -
149:
あき
それは…前の家で過ごした二人の事を書いた歌だった。
思わず、涙が流れる。
シンはとっくに忘れてると思ってた思い出を、覚えていてくれた。
『最近よく眠れない』
と言ったあたしに、安らぎをもたらすような歌だった2008-08-01 06:06:00 -
150:
あき
『シン…ありがと…』
『聴いた?』
電話口で泣きじゃくるあたしに、シンは優しく問いかけた。
『めっちゃいいやん…』
『やろ?笑。今度のアルバムに入れるからな!』2008-08-01 06:08:00 -
151:
あき
…実はこの頃、シンはよく浮気をしていた。
地方での公演の時にファンだと近づいてくる女の子何人とも…
それを知ったのは、あるサイト。シン達のスレが出来ていて、そこにはリアル過ぎる程の出来事が書いてあった。
最初は信じて無かったあたしだけど、あまりにも書き込みが多かった時にケンに聞いてみた。2008-08-01 06:14:00 -
152:
あき
『ケン…シンって浮気してる?』
『なっなんで?』
ケンは嘘をつくとすぐわかる。ケンの彼女の香里ちゃんに聞いた、嘘をつく時の癖は耳を触る事。
『別にシン本人には言わんから…』
『…してるなぁ…。』2008-08-01 06:18:00 -
153:
あき
『やっぱり…ごめんな、シンに聞いても話そらすん上手いから…』
『地方行った時かな…。クラブとか行って女の子と…』『そっか。』
『でもほんま一晩限りやしあきが一番やと思うで!!東京帰って来たら絶対家帰ってるし。』
『うん、ありがとう。』2008-08-01 06:23:00 -
154:
あき
あたしは、シンを信じてた。音楽が誰よりも好きで、寝る暇も惜しんで曲を作って…
今まで頑張って来たから、ようやく起動に乗って…息抜きをしたかったのかもしれない。
浮気をするのは、あたしにも責任がある。
シンを支えきれてない証拠だから。
左手にはめられた少し傷のいった指輪が、熱く熱をおびた気がした。2008-08-01 06:32:00 -
155:
あき
ケンと別れた後、シンと初めて行った前の家の近くの公園のベンチに座りこんだ。
一緒にアイスを食べて、散歩して…その頃の事を思い出せば出す程、シンが有名になった事を喜べない自分が嫌になった。2008-08-01 06:40:00 -
156:
あき
…その日から、あたしはあまり眠れなくなった。
あたしが掃除したり、買い物に行ったり…一人で寝ている間も、シンは誰かと過ごしているのかもしれない。頭を優しく撫でてくれる手も、優しい笑い顔も、あったかい体温も、自分だけの物じゃないんだと思うと気が狂いそうだった。2008-08-01 06:48:00 -
157:
あき
…シンの歌を聴くと安心したけど、やっぱりよく眠れない日々が続いた。
『ただいま〜!!あき!!お土産買って来たで!寂しい想いさせてごめんな。』
久しぶりに二日間休みを貰って帰って来たシンは、あたしを見るなり抱き締めた。『お前…痩せた?』
『マジで?めっちゃ嬉しいわ!!』
明るく振るまったけど、本当はここ最近あまり食べていなかった。2008-08-01 06:57:00