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1:
あき
実話を元にして書きますが、詳しく書けないところは少し変えたいと思います?なのでフィクションとして読んでいただければ幸いです?
2008-07-31 09:25:00 -
78:
あき
送り出しもせず、更衣室に飛び込んだ。
…震えが止まらない。
もう忘れたと思っていたのに殴られた痛みと恐怖をまだ体が覚えているらしい。『あきー!!指名のお客さん待ってるからはよ戻って』ボーイが呼びに来て、無理矢理笑顔を作って最後まで接客をした。2008-07-31 22:44:00 -
79:
あき
『あき大丈夫かー?』
閉店後、飲み過ぎてソファーに寝転んでいるあたしを心配して加奈が水を持って来てくれた。
『ありがと…』
『今日のってもしかして…徹くん?』
加奈は一度だけ徹の写真を見た事がある。あたしの様子から徹だと気づいたんだろう。2008-07-31 22:52:00 -
80:
あき
『もう嫌やわ…結構時間経ってるしあいつも忘れてると思ってた…顔だしなんかせんときゃ良かった…』
『大丈夫、あたしが守ったるから。』
『加奈…ありがと…』
今にも泣き出しそうだったから、送りで帰る気にはならずタクシーで家に帰った。2008-07-31 22:57:00 -
81:
あき
誰も居ない家。
夕方あたしが出て行った時から何一つ物の位置も変わっていない。
どこで眠っているのかすらもわからない両親。
…急に、全てが嫌になって布団にくるまって泣き続けた。
独りは嫌。独りは寂しい。誰か…誰か…2008-07-31 23:03:00 -
82:
あき
『シン…』
泣くだけ泣いたら、急にシンの顔が思い浮かんだ。
涙でよく画面が見えない。手で涙を拭って、着信履歴からシンに電話をかけた。
初めてのあたしからの電話。
お願い…出て…2008-07-31 23:09:00 -
83:
あき
『もし?』
『シン…』
『初やなぁお前から電話してくんの。』
『シン…逢いたい…』
『泣いてんのか?なんかあったん?』2008-07-31 23:19:00 -
84:
あき
『何もない…今何してるん?』
『あー今曲考えてる。』
『シン…あたしの事好き?』『好きやで。』
きっと、シンは普通に答えてるだけ。仕事を邪魔してるのはあたし。
…でもシンの言葉が何故か冷たく感じてあたしは言ってはいけない言葉を言ってしまった。2008-07-31 23:23:00 -
85:
あき
『遊びの女やったら他捜してな。いっぱいおるやろ』『は?何なんお前…』
『だって連絡も全然無いし…いっつもメール終わらすんもそっちやん!!一回しか逢った事無くて…次いつ逢えるかもわからんくて…そんなん彼女ってゆえるん!?』『仕事やねんからしゃあないやろ。』
『でも…遠すぎる…』
『…今人とおるからまたかけるわ。』
『もぉいい!!』2008-07-31 23:32:00 -
86:
あき
とっさに電話を切った。
あたしがワガママを言っているのはわかってる。
でも…
今ならわかる事が、当時はわからなかった。
言い訳ばかりして、子供だったんだと思う。2008-07-31 23:38:00 -
87:
あき
その日はそれっきりシンからの連絡もなくて、あたしもお客さんからの電話やメールが鬱陶しくなって携帯の電源を切ったままにしていた。
徹が来るかもしれない店に行くのが恐くて連絡も入れずに休み、何も食べず、ただひたすら煙草を吸いながらシンのDVDを観ていた。
…いつの間にこんなに好きになってたんだろう。
連絡が来ているか気になったけど、来ていなかった時の事を考えると中々電源を入れれずにいた。2008-08-01 00:52:00