-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
一般ピープル
-
1:
あき
実話を元にして書きますが、詳しく書けないところは少し変えたいと思います?なのでフィクションとして読んでいただければ幸いです?
2008-07-31 09:25:00 -
81:
あき
誰も居ない家。
夕方あたしが出て行った時から何一つ物の位置も変わっていない。
どこで眠っているのかすらもわからない両親。
…急に、全てが嫌になって布団にくるまって泣き続けた。
独りは嫌。独りは寂しい。誰か…誰か…2008-07-31 23:03:00 -
82:
あき
『シン…』
泣くだけ泣いたら、急にシンの顔が思い浮かんだ。
涙でよく画面が見えない。手で涙を拭って、着信履歴からシンに電話をかけた。
初めてのあたしからの電話。
お願い…出て…2008-07-31 23:09:00 -
83:
あき
『もし?』
『シン…』
『初やなぁお前から電話してくんの。』
『シン…逢いたい…』
『泣いてんのか?なんかあったん?』2008-07-31 23:19:00 -
84:
あき
『何もない…今何してるん?』
『あー今曲考えてる。』
『シン…あたしの事好き?』『好きやで。』
きっと、シンは普通に答えてるだけ。仕事を邪魔してるのはあたし。
…でもシンの言葉が何故か冷たく感じてあたしは言ってはいけない言葉を言ってしまった。2008-07-31 23:23:00 -
85:
あき
『遊びの女やったら他捜してな。いっぱいおるやろ』『は?何なんお前…』
『だって連絡も全然無いし…いっつもメール終わらすんもそっちやん!!一回しか逢った事無くて…次いつ逢えるかもわからんくて…そんなん彼女ってゆえるん!?』『仕事やねんからしゃあないやろ。』
『でも…遠すぎる…』
『…今人とおるからまたかけるわ。』
『もぉいい!!』2008-07-31 23:32:00 -
86:
あき
とっさに電話を切った。
あたしがワガママを言っているのはわかってる。
でも…
今ならわかる事が、当時はわからなかった。
言い訳ばかりして、子供だったんだと思う。2008-07-31 23:38:00 -
87:
あき
その日はそれっきりシンからの連絡もなくて、あたしもお客さんからの電話やメールが鬱陶しくなって携帯の電源を切ったままにしていた。
徹が来るかもしれない店に行くのが恐くて連絡も入れずに休み、何も食べず、ただひたすら煙草を吸いながらシンのDVDを観ていた。
…いつの間にこんなに好きになってたんだろう。
連絡が来ているか気になったけど、来ていなかった時の事を考えると中々電源を入れれずにいた。2008-08-01 00:52:00 -
88:
あき
ピンポーン…
朝の4時。家のインターホンが鳴り響く。
こんな時間に訪ねてくる人なんていないし、無視を決めこんだ。
それでも何度も何度も鳴るので、ふとカメラを見ると…そこには加奈の姿。
慌てて玄関のドアを開けた。2008-08-01 00:56:00 -
89:
あき
『…良かったぁ…!!今日店も無欠したって聞いて…携帯も繋がらんし心配なって来てん!!』
『…かなぁ!!』
あまりに嬉しくて玄関で泣きじゃくるあたしを、加奈は手を引いてリビングまで連れて来てくれた。
『苺ミルク。あんた好きやろ?大量に買って来たから好きなだけ飲みっ!!』
大好きな苺ミルクを飲んで少し落ち着いたあたしは徹の事、シンの事、家族の事を全て話した。加奈は何も言わずに、時折相づちを打ち聞いてくれていた。2008-08-01 01:02:00 -
90:
あき
『シンも色々大変なんやろけど…辛い時はやっぱ側におってほしいし、ワガママにもなるもんなぁ…』
『うん…なんか…シンはいっつも余裕って感じで…付き合ってんのに好きなんはあたしばっかりで…』
『シンて10個上やろ?そりゃあきがゆった事もひどいけど…もうちょっと何てゆうか…彼女が泣いてんねんから必死なって欲しかったって事やんな?』
『うん…』
『で?連絡は来てないん?』2008-08-01 01:08:00