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闇の中の心臓
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1:
夢魔
鼓動が脈打つ。 激しい嘔吐。 フラッシュバック。 もうあれから3年。 後遺症はいまだ続く。 真っ白な壁が血で染まる。 血だらけの拳。
2008-08-01 09:55:00 -
137:
sage
パクりちゃうで(笑)
2009-08-20 00:59:00 -
138:
名無しさん
パクりやん笑
2009-08-20 02:02:00 -
139:
夢魔
141サン
読んでもらってありがとうございます(v_v)
142、143、144サン
転落死。 懐かしいですね。 あれは僕が初めて完結させた小説ですφ(.. ) でも読んでくれて覚えててくれた人がいるんだなって思うとちょっとうれしいです。2009-08-31 05:25:00 -
140:
夢魔
居場所がない。 親の愛が欲しい。 寂しい。 悔しい。 苦しい。 痛い。 見返してやる。 おまえらがいなくてもおれは強く生き抜いていってやる。 それが原点? 金、女、権力すべてを手に入れる。 それが原点? 恨み、憎しみ、猜疑心。 殺してやる、殺してやる、殺してやる。 それが原点? 夢魔は気づかぬうちに自分の原点に蓋をしてしまっていた。
2009-08-31 06:12:00 -
141:
夢魔
自分の原点。 自分の求めていたもの。 仲間に囲まれて毎日笑っていたい。 心を許せる相手がほしい。 自分の・・家が・・欲しい・・・。
2009-09-03 07:31:00 -
142:
夢魔
夢魔は涼の店に行った。 涼は別件で店にはいなかった。 夢魔はドンベリを10本下ろして涼を待った。
2009-09-03 07:34:00 -
143:
夢魔
1時間ほどして涼が来た。 「何しに来たんや?」 涼は夢魔を見つけた瞬間言った。 「なんやそのドンベリは? そんなもんいらんのじゃいっ! 何の機嫌取りやねんコラッ! あぁ!?」 そう言うと涼は柳(店長)に「おい7番テーブルタダにしとけ!」と言って店を出て行った。
2009-09-03 07:44:00 -
144:
夢魔
夢魔はすぐに店を出て涼を追いかけた。 涼に手が届く距離まできたとき、不意に夢魔は脳の揺らぐ音を聞いた。 涼の拳が夢魔のこめかみをとらえていた。 「立てやっ!」 涼が叫ぶ。 夢魔は突然の衝撃で頭がグラグラしている。 涼は夢魔が立ち上がるまでただただ待っていた。 「次ボディーな!」 涼はそう言うと夢魔の溝おちをえぐる。 夢魔は膝をつかずにこらえた。 「歯食いしばれ!」 次の瞬間には夢魔の意識はなくなっていた。 気がつけば空を見ていた。 「そういえば涼は昔から喧嘩強かったよな。」 夢魔は涼と一緒に単車を盗んだり車を飛ばしたりした日々を思い出していた。
2009-09-03 08:03:00 -
145:
夢魔
「ドンペリなんか何本下ろしてもらってもうれしないんや! それやったらうまいラーメンでも奢ってくれや。」 涼はそう言うと優しい笑顔を浮かべた。 「涼・・おれいつから間違ってたんかな。」 夢魔は空を見ながら言った。 「そんなめんどくさい話はまた今度にしよーぜ。 とにかく最初はおまえが手出してきたんやからきっちりラーメンも奢ってもらうで! あっ先言うとくけど大盛りやからな! それでチャラな!」 涼は昔と何も変わっていなかった。 むしろ変わったのは夢魔だった。 金、金、金。 それだけが目的になっていた。 他に何も信じるものなどなかった。
2009-09-03 08:17:00 -
146:
夢魔
金は手段であって目的ではない。 夢魔の夢はいつの間にか金だけになっていた。 感謝、感動、笑顔、喜び、優しさ、信頼、友情。 夢魔が金のために葬り去ってきた感情。 憎しみの力はエネルギーが強い。 だからその感情を利用することには価値がある。 だが夢魔が葬り去ってきた感情はなくしてはいけないもので溢れていた。
2009-09-03 08:28:00