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闇の中の心臓
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1:
夢魔
鼓動が脈打つ。 激しい嘔吐。 フラッシュバック。 もうあれから3年。 後遺症はいまだ続く。 真っ白な壁が血で染まる。 血だらけの拳。
2008-08-01 09:55:00 -
81:
夢魔
涼はホストクラブのオーナーをしていた。 1年前の立ち上げのときは小さな小さな店だったが、いまでは月に400万以上の売上を上げていた。 店も広く、綺麗になっていた。 「いまはまだまだ通過店にすぎないっすよ。 これからうちの店はどんどん大きくなりますよ。」 涼の目は輝きに満ちていた。 2年前、ケンカ、ナンパ、薬ばかりしていた涼はそこにはいなかった。
2008-10-28 08:41:00 -
82:
夢魔
夢魔はじぶんの夢を改めて再確認した。 薄れかけていた夢が再びリアルな色彩を帯びていった。 その頃から夢魔には新たな人格ができた。 いまの自分を再確認するもう一人の自分の存在。
2008-10-29 07:58:00 -
83:
夢魔
また怖いものはなくなった。 描き続けた夢。 過信は徐々に確信へと変わっていった。 その時ふいにフラッシュバックが起こった。 再び殺しのメロディーが流れ始める。 クラクションが鳴る。 黒のハイエース。 夢魔は神経が切れた。 執行猶予中だったが関係なかった。 そのとき後ろのハイエースが夢魔にクラクションを鳴らした。 夢はハイエースの扉をこじあけると気が付けばまた殴り続けていた。 夢魔は精神障害なのかもしれない。 ハイエースの座席が血に染まる。 夢魔はまた笑っていた。 笑いが止まらない。
2008-10-29 08:10:00 -
84:
名無しさん
あ
2008-10-29 08:40:00 -
85:
夢魔
知り合いの女がいた。 名前は愛華。 愛華は酒を飲み始めると止まらない性格だった。 その日は愛華の親友のまりなと夢魔、涼の4人でひたすら飲んだ。 愛華は酒に呑まれて立てなくなった。 夢魔と愛華は1年以上の付き合いだった。 倒れて動けない愛華を夢魔は必死に介抱した。 転んだ傷なのか愛華の口元には血がにじんでいた。 夢魔はまりなを探した。 だがそこにはもうまりなの姿はなかった。 明日は朝から仕事らしくすでにタクシーに乗り込んで帰っていた。 何度も電話を鳴らしたがまりなは一向に電話をとらなかった。 夢魔は愛華を抱き上げると夢魔の家までなんとか連れて帰った。 肌寒い季節。 放っておけば確実に死んでしまう。
2008-10-30 06:22:00 -
86:
夢魔
愛華には特に恋愛感情もなかったが放っておくわけにはいかない。 完全に気を失った人間を運ぶのは至難の技だったがなんとか家まで運ぶことができた。 愛華の親友のまりなは全くの無関心だったのだろうか? 夢魔はなぜか涙が止まらなかった。
2008-10-30 06:26:00 -
87:
夢魔
親友が死にかけているときに平気で見捨てる女。 夢魔は苛立ちがとまらなかった。 なにが親友だ。 親友が死にかけているときに簡単に見捨てる。 なにが親友だ。 夢魔は気が狂いそうだった。 世の中信じられるものはやはり金だけだ。 悲しい。 悔しい。 痛い。 怖い。 でもそれが現実なのだろう。 本当は愛を信じたかった。 友情を信じたかった。 その日は涙が止まることはなかった。 世の中金だ。 悲しいけれどそれが現実。
2008-10-30 06:33:00 -
88:
夢魔
涼は夢魔の肩を軽くたたくと、「人間なんてそんなもんっすよ。」と優しい声で言った。 夢魔は夜には向いていないのかもしれない。
2008-10-30 06:37:00 -
89:
名無しさん
あげ^^
2008-11-01 00:58:00 -
90:
夢魔
そんなある日、夢魔は涼から啓さんという人を紹介された。 涼の師匠とゆう啓さんは3ヶ月前に昼間の仕事を立ち上げて以来、ものすごいスピードで会社を拡大していった人だ。 25歳で年中は億。 啓さんの周りにはそんな人達であふれ返っていた。 涼がホストクラブのオーナーになることを決意するきっかけになった人だった。 昼間への事業展開をずっと脳裏に焼き付けていた夢魔にとってこの出会いは重要な意味を持っていた。 夢魔の夢は一気に現実味をおびることになった。
2008-11-04 07:34:00