-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
闇の中の心臓
-
1:
夢魔
鼓動が脈打つ。 激しい嘔吐。 フラッシュバック。 もうあれから3年。 後遺症はいまだ続く。 真っ白な壁が血で染まる。 血だらけの拳。
2008-08-01 09:55:00 -
87:
夢魔
親友が死にかけているときに平気で見捨てる女。 夢魔は苛立ちがとまらなかった。 なにが親友だ。 親友が死にかけているときに簡単に見捨てる。 なにが親友だ。 夢魔は気が狂いそうだった。 世の中信じられるものはやはり金だけだ。 悲しい。 悔しい。 痛い。 怖い。 でもそれが現実なのだろう。 本当は愛を信じたかった。 友情を信じたかった。 その日は涙が止まることはなかった。 世の中金だ。 悲しいけれどそれが現実。
2008-10-30 06:33:00 -
88:
夢魔
涼は夢魔の肩を軽くたたくと、「人間なんてそんなもんっすよ。」と優しい声で言った。 夢魔は夜には向いていないのかもしれない。
2008-10-30 06:37:00 -
89:
名無しさん
あげ^^
2008-11-01 00:58:00 -
90:
夢魔
そんなある日、夢魔は涼から啓さんという人を紹介された。 涼の師匠とゆう啓さんは3ヶ月前に昼間の仕事を立ち上げて以来、ものすごいスピードで会社を拡大していった人だ。 25歳で年中は億。 啓さんの周りにはそんな人達であふれ返っていた。 涼がホストクラブのオーナーになることを決意するきっかけになった人だった。 昼間への事業展開をずっと脳裏に焼き付けていた夢魔にとってこの出会いは重要な意味を持っていた。 夢魔の夢は一気に現実味をおびることになった。
2008-11-04 07:34:00 -
91:
夢魔
45までに10億の資産を築くこと。 夢魔にはもう迷いなどなかった。 啓さんは人を裏切らない。 水商売に関する偏見も全くなかった。 この日から夢魔にとって啓さんは夢魔の師匠的な存在になった。 45までに10億以上の資本を作ること。 周りは相変わらず否定したが、夢魔にとっては過信が徐々に確信へと変わっていった。
2008-11-04 07:40:00 -
92:
夢魔
そんなある日、夢魔の夢は日に日に強くなっていった。 45までに10億以上の資産を作ること。 過信は徐々に確信へと変わっていった。
2008-11-04 07:46:00 -
93:
夢魔
耳元に殺しのメロディーが流れ始める。 もう夢魔には強い信念があった。 どこにいても何をしていても決して不安は感じなかった。 夢魔は啓さんの瞳の奥を目を反らすことなく強く見続けた。 金、権力をひたすら求め続ける毎日が続いた。
2008-11-04 07:53:00 -
94:
夢魔
その日の夢魔は結局10錠以上の眠剤を体へと流しこんだ。 薄れていく記憶の中未来の映像は忘れることはなかった。
2008-11-04 07:56:00 -
95:
夢魔
自殺する人間はいまでも増え続けている。 夢魔は殺される前に相手を殺す。 それが何よりも強い快楽。 夢魔は人を殴るとき、血の匂いが大好きだった。 啓さんに出会ったのはそんな時だった。
2008-11-04 08:10:00 -
96:
夢魔
その翌日、夢魔に絡んでくる3人組がいた。 明らかにチンピラ集団だった。 突然のリンチ。 夢魔はその翌日、たまたまその3人組を街で見かけた。 夢魔は車のアクセルを強く踏み込んだ。 夢魔は血だらけの3人の首を強く強く締め続けた。 警察にかけこまれてもかまわない。 その時は3人の家族ごと殺す覚悟はできていた。 夢魔は3人の身分証をコピーした。 もし裏切ったら全員殺す覚悟はできていた。 血の匂いが夢魔は大好きだった。 夢魔は憎しみ、裏切りが大好きだった。 夢魔は3人の身分証を取り上げると、血だらけの3人の首筋にナイフを付きつけた。 警察に駆け込むなら命の保証はしない。 夢魔は3人の瞳の奥を強く見つめながら気が付けばまた殴り続けていた。 笑いが止まらない。 結局3人はその後警察に駆け込むことはなかった。 その頃の夢魔は人を殺すことに何も抵抗もなかった。 死ぬ人間が悪いのだ。
2008-11-04 08:30:00