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1:
暑い夏の日に一人、"武藤家之墓"と掘られた墓の前で手を合わせた。
目には涙を浮かべて。
あれからちょうど一年…。
何年経とうとお前と過ごした日は絶対に忘れない……―――" " "08/08/06 02:042008-08-25 08:34:00 -
11:
◆ZRTIlV/r3k
お釣りを受け取り店を出てすぐに俺は携帯を開いた。
ショートメールでただ一言。 -駅で待ってる-
とだけ送った。
初めて会った他人、しかも客からのいきなりのメールで来ないかもしれない。
でも送らずにはいられなかった。2008-08-06 03:00:00 -
12:
◆ZRTIlV/r3k
1月の下旬。
駅前にあるベンチに座り、寒さをコーヒーでしのぎながら待った。
時計を何度も見てしまう。
誰かを待つのにこんなにドキドキしたのは初めてだ。2008-08-06 03:07:00 -
13:
◆ZRTIlV/r3k
5本目のタバコに火をつけた時、目の前の道路で信号待ちしている女が目に入った。
寒さに震えながら両手をポケットにつっこんで信号が変わるのを待っている。
心がそわそわする。
本当に来たんだと。
信号が青に変わりこっちに小走りで向かってくる。 間違いなく優希だ。2008-08-06 03:14:00 -
14:
◆ZRTIlV/r3k
『お疲れ様で〜す☆』
仕事空けだというのに変わらないテンションで、変わらない笑顔で俺を見つめてくる。
『さっむいですね〜!!どっか入りません??』
と言っても時間は朝の5時半。 開いてる店なんてそんなにない。
とりあえず自転車の後ろに乗せ、どこに行くか言わず出発した。2008-08-06 03:23:00 -
15:
名無しさん
あげ
2008-08-07 16:42:00 -
17:
◆ZRTIlV/r3k
『どこ行くんですか〜??』
「適当〜」
『ははっ』
少し渇いた声で鼻で笑ったような声が後ろから聞こえてきて、少し寂しくなった。2008-08-08 06:14:00 -
18:
◆ZRTIlV/r3k
「着いたで〜」
自転車で約10分ほど走り、行き着いたのは俺の家。
やましい気持ちなんてなかった。 ただ、どこも思いつかなくて家に来ただけ。
手を出すつもリなんてこれっぽっちも思っていなかった。
だけど、自転車を降り優希の顔を見るとぞっとするぐらい無表情だった。2008-08-08 06:21:00 -
19:
◆ZRTIlV/r3k
一瞬言葉を失い、何も言えずにいるとこちらを向きただニッコリと笑って見せた。
『どうしたんですか??寒いし行きましょ♪』
「…せやな」
さっきの無表情は見間違いだったかのように今は笑顔。
エレベーターの中でも何の変わりはないまま7階についた。2008-08-08 06:26:00 -
20:
◆ZRTIlV/r3k
「ゴメンやねんけど俺弟と住んでるねやん。やからちょっと静かにしてもらっていい??」
『全然構わないですよ☆』
鍵を開け、優希を先に入れた。 『おじゃまします』
いつもの自分の家なのに優希がいるだけで違和感を覚える。2008-08-08 06:33:00