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1:
暑い夏の日に一人、"武藤家之墓"と掘られた墓の前で手を合わせた。
目には涙を浮かべて。
あれからちょうど一年…。
何年経とうとお前と過ごした日は絶対に忘れない……―――" " "08/08/06 02:042008-08-25 08:34:00 -
51:
◆ZRTIlV/r3k
『ふ〜ん…ぢゃ次行きましょか!!すいませんチェックで』
優希は残っていたビールを一気な飲み干し、帰り仕度をする。 「ありがとうサリー、チャックはどっちにする…??」
「俺が…『私でいいですよ☆』 俺の言葉など耳に入っていないかのように、会計を済まし笑顔で店から出て行った。
『お疲れ様で〜す☆』
俺も少し遅れて店を出た。2008-08-10 01:16:00 -
52:
◆ZRTIlV/r3k
1、2メートルほど前で鞄を回しながら気分良さそうに歩くフリをしている優希がいる。
「サリー、サリー」
呼んでも振り向きもせず、何かと声だけが返ってくる。
「……優希!!」
少し小走りして優希の腕を引っ張った。2008-08-10 01:23:00 -
53:
◆ZRTIlV/r3k
『どうしたんですか??』
普段の優希のようで少し違って見えた。
酔っているのか、目がいつもより垂れ目になっている。 「や、歩くの早いから…」
『あ〜すいません☆次のお店ね〜私がここで働く前から…』
優希は楽しそうに次に行くらしい店の話をしている。2008-08-10 01:32:00 -
54:
◆ZRTIlV/r3k
話をしながら着いたのは路地裏にあるビル。
だいぶ古びれていてこんな所にバーなんてあるのか不思議に思うくらいだ。
優希はそのビルを地階へと階段を降りていった。
不信に思いながらも俺も優希の後を続いた。2008-08-10 01:39:00 -
55:
◆ZRTIlV/r3k
鉄でできた扉を開けるとブラックミュージックが爆音で流れていた。
店内はほぼ真っ暗。
所々に置かれたブラックライトのみだ。
周りの人は20代後半から30代が多い。
皆、ブラックミュージック愛好者らしい。2008-08-10 01:48:00 -
56:
◆ZRTIlV/r3k
カウンターが6席とテーブルが5席。DJブースがある。
優希はカウンターの真ん中、ここの店のマスターと思われる人の目の前に座った。
こちらを振り返り、手招きする。恐る恐る席に座った。
すると優希が耳元に近づいてきた。
『すごいでしょ??』2008-08-10 01:54:00 -
57:
◆ZRTIlV/r3k
優希の匂いと体温が一気に伝わってくる。
心臓が早くなる。
『ここのマスターは根っからのブラックミュージック馬鹿でまだ25なんですよ』
息がかかる。
振り向けば優希の口が目の前にある。2008-08-10 02:01:00 -
58:
◆ZRTIlV/r3k
昨日の光景が頭をよぎる。
落ち着け、落ち着け…
「優希久しぶりやなあ!!それは彼氏??笑」
"それ"呼ばわりされた事に少しイラっとする。
『りょうちゃん!!それとか失礼極まりないで!!お客さんやねんから』2008-08-10 02:08:00 -
59:
◆ZRTIlV/r3k
「客かいな!!それはそれは失礼」 "りょうちゃん"…
かなり仲いいみたいでちょっと嫉妬。
「でもここに連れてくるって事は気にいってるんやないん??」 「え…??」
『りょうちゃん!!!』
優希はカウンターを立ち"りょうちゃん"を叩いた。2008-08-10 02:19:00 -
60:
◆ZRTIlV/r3k
『本間にっいらん事言わんで!!』"りょうちゃん"はニヤニヤと笑うだけだ。
でも本当に仲良そうでちょっと羨ましくも思えた。
「サリ…優希とはどういう関係なんですか??」
『りょうちゃんは私の憧れの人なんです』
「わぇにとったら妹みたいなもんですね☆」2008-08-10 02:25:00