-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
ざっしゅ。
-
1:
T
『手に入らんねやったら、壊れてしまえばいいのに』
2008-09-14 09:58:00 -
11:
T
『ホストって時点でうさんくさいわ。あたしも何でこんな奴と一緒におるんやろ…本気でわからんくなってきた…』
『犬の為やろ(笑)』
これだけボロクソに言われても、何故か腹は立たなかった。
そんな事より、目の潤んだこの子を放っておけなかった。2008-09-14 10:37:00 -
12:
T
『この子な、多分捨て犬やねん。近くに毛布敷いてある段ボールあったし…捨てるとか本気意味わからんわ!しかもあんな道路近いとこに…』
『こいつ結構痩せてるもんな。まぁ診てもらおや。』そんな話をしているうちに病院に着いた。
院内はまぁまぁ込んでいてスーツ姿の俺とスウェットにすっぴんの女の子の二人組はかなり浮いていたと思う。2008-09-14 10:43:00 -
13:
T
『やから変ちゃうて(笑)ペット禁止なんやったらこいつも可哀想やろ?』
『うん…じゃあな、元気なるまであたし飼うからその間に信用させて!そしたら飼わせたげてもいいで。』『えらい上からやな…(笑)』
『あんたが悪い人には見えへんし、飼ってくれるんやったら嬉しいけど…一生の命預かるわけやしやっぱり…ちゃんとした人選んであげたいから。あっ!お金は返すから!』
『金はいいから。じゃあ代わりに番号だけ教えてや?』
…そうして、俺らは番号を交換した。2008-09-14 10:55:00 -
14:
T
タクシー代を渡し、その子を見送る。
赤外線で送られて来た電話帳を見ると、ハートに囲まれて“アキ”と入っていた。
久しぶりに店関係以外で女の子に出会えた事にちょっとテンションが上がりつつ自分の家に帰る。
“可愛かったなぁ…あの子…”
そんな事を考えながら眠りについた。2008-09-14 11:01:00 -
15:
T
目が覚めると辺りは真っ暗で、目を細めながら携帯の画面を見る。
すると、アキからの着信。俺は何故か嬉しくなってすぐにかけ直した。
『もし?ごめん寝てたわ』『おー。てかあんた○○のオーナーやってんなぁ。友達が行ってる店やぁ。』
『今気づいたんかい!これでちょっとは信用出来た?(笑)』2008-09-14 11:07:00 -
16:
T
『あたしホスト嫌いやから。身元ははっきりしたけど後はあんたの人間性やな。飛ばれたら意味無いし。』『飛ばんわ!(笑)じゃあ俺と一日遊んでや。』
ほんまに、この時は軽い気持ちやった。
今思えば…もっと一日一日を大事にしとけば良かったなぁ。2008-09-14 11:12:00 -
17:
T
『今は無理。仕事もあるしポポも一人に出来ひんし』『仕事って何してるん?』『キャバ。』
『てかポポって…(笑)それ名前?(笑)』
『うん。可愛いやろ?』
後から聞いた話、実家の犬の名前もツナと言うらしくアキはちょっと変わったセンスを持っている(笑)
『じゃあ俺家の近くまで行くし、毎日一時間だけしゃべろや?なっ?』2008-09-14 11:20:00 -
18:
T
『…家は教えへんで。一時間だけな。』
『はい(笑)』
こうして、俺とアキとの不思議な関係は始まった。
ほんまにお互い連絡を取り合う様になったのが不思議で仕方がないと、よく話してたよな。2008-09-14 11:27:00 -
19:
T
『時間ぴったりやん(笑)』『あたしより遅いって事』『あっ…なる程ね…』
俺は現役の時もずっとオラ営で、客もそれが良い様な子ばっかりやったし、アキみたいなタイプは新鮮やった。
『なぁ…何でダンベル持ってるん…』
アキの右手には、小さいダンベルが握られている。2008-09-14 11:40:00 -
20:
T
『何かされそうになったら投げつけたろと思って。』ダンベルて…あんま意味無いやん…
大真面目に話すアキを見ていると思わず笑ってしまった。
『ちょっ!あんた何笑ってんのよ?』
『お前おもろすぎやろ(笑)』2008-09-14 11:43:00