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【揺るがない愛】
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1:
桃 ◆rWUmofW5fA
あなたの存在だけが
私の中の【光】でした。
どんな時も何があっても
それは揺るがず変わる事のない唯一のものでした。2006-05-09 02:52:00 -
40:
改めて行くホスクラに私は初めての時より緊張していた。案内され席につくと、飛鳥が現れる。
『あ!絢華じゃん!久しぶり〜』『覚えてた?☆笑』『当たり前!今日こそ担当決めて帰って貰うからな』『それはどうだろ〜』久しぶりに舜以外の男と接して純粋に楽しんでた私がいたっけ。2006-05-11 01:54:00 -
42:
すると『絢華!?久しぶりー!』大きな声で話しかけてくるノリのいいホスト。ぽかーんとしてると、更にノリ良く喋り出す。『ちょっと、忘れた?ひどすぎ〜俺、遼花☆』『あ!遼花。久ぶりだね』私の記憶の中で遼花は一番良く話しかけてくれたというイメージしかなかった。全然タイプでも、何でもなかったし。
その時までは―。
2006-05-19 12:45:00 -
43:
『まじ久しぶりだね。最近何してたの?』そう言いながら遼花は隣に座り、腕を回してくる。相当酔ってるみたいだった。『ちょちょちょ、近いんだけど!笑』『え〜いいじゃん。俺ずっと絢華に逢いた…』何かを言い掛けて、止まる遼花。
『?。遼花?』
『お前、ここどうした?』私の左目に手を当て呟く。2006-05-19 12:52:00 -
44:
私は思わず遼花の手を振り払ってしまった。『何でもない』『何でもない事ないだろ。何?お前手ぇ上げる男と付き合ってんのか?』
そう、舜に殴られた時のアザが少し残っていたのを、遼花は気付いた。何だかその瞬間、無償に苛立たしくてこんな、男に殴られる自分が恥ずかしくて、涙が出そうになった。
『なぁ、絢…』『遼花には関係ないでしょ?いちいち踏み込んでこないでよ!』そんな言葉で自分を押し込むことしか出来なかった。2006-05-19 12:59:00 -
45:
そう言い放ち、睨み付ける私を遼花はしばらく黙って見ていた。―《グイッ》
その瞬間腕を掴まれ『ちょっと来い』そのまま引っ張られて店の外に出された。『ちょっと!なによ!?』
遼花は黙ったまま、私の腕を引っ張ったまま屋上に向かった。2006-05-19 13:03:00 -
46:
屋上に着くと、遼花は私を壁に押しつけた。『意味分かんないよ、あんた。何がしたいわけ?』苛々が積もり、そう呟いた瞬間―。
遼花は私に無理矢理キスをした。状況が飲み込めず、頭が真っ白な私は、思わず遼花をひっぱたいていた。
『何すんのよ!信じらんない…』怒る私に引き替え、遼花は微笑んでいる。2006-05-19 13:11:00 -
47:
『いって〜。普通ビンタするか?』飄々とする遼花を横目に『もう知らない。帰る』店に戻ろうとする私の腕を掴み遼花は私を抱き寄せた。『ちょ…、離して』
『俺、絢華の事好きだよ』その言葉に私は黙り込んでしまった。『だから、関係ないとか言うな』そう言うと、強く抱き締めていた腕を離した。『なぁ、絢華。この空見てみろよ』上を見ると、大都会の夜空にも関わらず星が点々と光っている。『こんな大きな空の下で、こんな小さい世界にお前は閉じ込められたままでいいの?』『何が言いたいの』タバコに火を灯しながら遼花は続けた。2006-05-19 13:23:00 -
48:
『諦めんなよ。自分を押し込むな。今のお前は窮屈そうで見てられない』
『…だから何?俺が幸せにするとか言うわけ?』『そんなんじゃねーよ』『私の何を知ってるってゆうの?ホストの言葉なんて信じられる訳ないじゃん!馬鹿にしないでよ』
私は階段を掛け下りた。流れ落ちそうになる涙を必死に堪えながら。
諦める―?私は今の自分を諦めているの?仕方ないんだと、この現実が総てだと無理に受け入れようとしてたのかな。一気に今まで見えなかった、見ないようにしてた事に気付かされた気分になった。
もう、考えたくない―。2006-05-19 13:30:00