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【揺るがない愛】
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1:
桃 ◆rWUmofW5fA
あなたの存在だけが
私の中の【光】でした。
どんな時も何があっても
それは揺るがず変わる事のない唯一のものでした。2006-05-09 02:52:00 -
21:
すると、いきなり照明が落ち大音量のトランスが流れだし色んな所からライトが回り私と蘭の席に従業員が集まりだす。
『へ?なになに?』動揺する私に蘭が耳打ちをする。『シャンパンコール☆絢華ホスクラ初なら、見て帰って損はないよ』
シャンパンコール。ドンペリなどが卸りた際、行われるマイクパフォーマンス。『蘭さんから、ドンペリブラック頂きました!』
初めて見るシャンパンコールに私は唖然としてた。笑2006-05-09 05:33:00 -
22:
『ちょっと蘭!あのシャンパン、いくらするんよ?』『分かんないけど10ちょいじゃない?』
開いた口が塞がらなかったのは言うまでもない。あんなのがそんなするなんて。しかも分かんないって。笑平気な顔でドンペリを口にする蘭にも私は驚いたけどいつも事と笑う蘭の言葉に更に口が塞がらなかった。
そんな蘭は飛鳥と楽しそうに笑っていた。2006-05-09 05:39:00 -
23:
店もラストになり会計が運ばれてくる。シャンパンコールも見れて初のホスクラ体験が出来て満足してると『気に入った奴いた?』と尋ねてくる蘭に『別にって感じかな』遼花は楽しかったけど、それだけで一番って感じじゃ無かった。
『そっかぁ〜』『でも、超楽しめたよ☆蘭ありがと』『マジ?よかったー!それより絢華、お腹大丈夫?』蘭が気弱そうに心配しながら呟く。
『…大丈夫だっつーの♪』2006-05-09 05:47:00 -
24:
―私は妊娠していた。お腹には、4ヵ月になる子供。生むか生まないか、結婚か別れるかと舜と毎日のように話し合い、喧嘩の嵐。
17という年令で、"妊娠"という二文字を叩きつけられた私は精神的にも、かなりしんどかった。そんな私を気晴らしにと蘭が誘ってくれたのが今日に至る。生むにしろこの先、こんな遊びは出来ないなと思って思い切った部分もあった。勿論酒は一滴も飲んでない―。2006-05-09 05:55:00 -
25:
舜とは中学生時代に知り合って付き合い、強引でやんちゃな所に惹かれてここまで来た。誰よりも何よりも大事で好き過ぎて、あんなにも私を愛してくれる人はこの先居ないと思った。子供ながら、幼いながらに、私は私なりの愛を知った。誰がなんと言おうとも。
だけど、きっと私はこの時見えてなかった現実が多かったんだと思う。今なら解る事をあの時は何も解っていなかったんだ。
愛だけじゃ生きてけない。所詮愛だの恋だの綺麗事でしか無い事もこ時知った。2006-05-09 06:05:00 -
26:
きっと私が見ていた愛は、恋に溺れていただけで。
その想いに必死で縋り付いてたんだろう。あの頃の私には舜が世界だったから。
それでも、自分が信じた恋を過ごした日々を否定した事なんて無い。子供ながらに私は精一杯、恋をして、愛したのだから。2006-05-09 06:09:00 -
27:
担当は誰も決めず、舜にバレてはいけないと番号も教えず初めてのホスクラを後にした。
この時ホストクラブの余韻を思い返す間も無かった。私には片付けないといけない問題が沢山ある。早く舜の所へ帰らなくちゃ―。2006-05-09 06:13:00 -
28:
『…か、絢華!』『え?』『どした?ボーっとして』『あ、ううん。何もない』『ほんとー?てか時間大丈夫?』時間は昼前を差していた。『夕方に起きれば、怪しまないから大丈夫☆』『ならいいんだけどさ…。そういや、遼花が絢華の事すごい気に入ってたよ〜』『はるか?』もう既に遼花の事すら頭になかった。
『一番楽しそうに話してた奴じゃんか!忘れたの?』『あ!あぁ、あの人ね。笑つかどうせ営業じゃん?』『絢華見て可愛い可愛いって言ってたよ♪』
ホストに言われてもな…、今はそれ所じゃない。そんな思いでいっぱいだった。2006-05-09 06:24:00 -
29:
桃 ◆rWUmofW5fA
今日はここまで☆
2006-05-09 06:26:00 -
30:
その頃舜とは当たり前かのように毎日会っていた。何をする訳でもなく、ただ一緒に居て過ごす日々。
〜♪♪♪『はい、舜?』
『絢華?明日、大丈夫?』『うん…、大丈夫』
明日は子供の事で私の親と舜の両親と私たちで話し合いする事になっている―。『舜、産んでほしい?』私はこの言葉を何度尋ねただろう。『ん…解んねーよ』舜はそれしか言わない。言ってほしかった。どちらにしろハッキリと舜自身の気持ちを伝えてほしかった。2006-05-10 22:31:00